山本太郎氏の「憲法を変えたいのは憲法を守っていない人たちだ」には、驚いた。 〈来栖の独白2019.7.23〉

2019-07-23 | 政治

2019年7月22日 夕刊
れい新・山本代表、比例最多得票 「特定枠」で本人は落選
 参院選で、れいわ新選組は比例代表で二議席を獲得する一方、代表の山本太郎参院議員は落選した。山本氏が比例で獲得した個人名得票は二十二日午後一時現在で九十七万票を超え、二〇〇一年に参院比例で非拘束名簿式が導入されて以降、落選した候補者として最多を記録した。
 山本氏は一三年参院選で東京選挙区から立候補し初当選。今回の参院選では比例に回った。れい新で当選したのは、今回から導入された特定枠の一位に擁立した、筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者で介護事業会社副社長の船後靖彦氏(61)と、同二位に擁立した重度障害者で市民団体代表の木村英子氏(54)。
 これまで落選した候補としては、一〇年参院選で浮島智子氏(公明)が獲得した四十四万五千六十八票が最も多かった。山本氏はその倍以上を獲得。当選者を含めたすべての比例候補の中で最多得票だったが、特定枠の二人に優先的に議席が回った。
 山本氏は二十二日早朝、自らの落選が確定したことを受け、記者会見。「山本太郎としての議席は失ったが、れいわ新選組としては大きく前進した。人々の力によって政治は変えられるということの入り口に立ったと思う」と強調した。次期衆院選について「出るしかない。挑戦する」と明言し、「政権にリーチできる戦い方をしたい。候補者を百人くらい擁立しなければいけない」と話した。
 生活に苦しむ多くの人たちに、憲法が定める生存権が保障されていないとして「憲法を変えたいのは憲法を守っていない人たちだ。現在の勢力の中で行われる憲法改正はやめた方がいい」とも語った。 (上野実輝彦、妹尾聡太)

    ◎上記事は[中日新聞]からの転載・引用です 
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〈来栖の独白 2019.7.23 Tue〉
 「ポピュリズム」、あらためて恐怖を実感させられる。新選組は旧勢力側(江戸幕府側)だったのだが、「れいわ新選組」という名称は 逆になぜか 時代の変化を期待させ、人々の歓心、支持を得やすいようだ。ここにあるのは、漠とした雰囲気、パフォーマンスでやり遂げようとする「数」の地平ではないだろうか。
>「憲法を変えたいのは憲法を守っていない人たちだ。
 には、たまげた。驚いた。なんの根拠、確証もない。


共産党が頼った山本太郎の「れいわ」の風
 安積明子  | 政治ジャーナリスト  2019/7/20(土) 8:00

 若い人たちが共産党の街宣に詰めかけた
 なんという人だかりだろうか。JR高田馬場駅前で予想外の塩村あやか氏(立憲民主党)と渡辺てる子氏(れいわ新選組)の“女の闘い”で時間をとったため、予定より20分遅れで横浜に到着した筆者の目に入ったのは、日本共産党の小池晃書記局長の演説に聞き入る人の山だった。
 横浜に来た目的は、同党から神奈川県選挙区に出馬した浅賀由香氏の街宣取材だ。ただ、いつも見る共産党の街宣とは景色が全く異なっている。JCPサポーターによる街頭宣伝は若い人を対象としているものの、共産党の通常の街宣で見る聴衆の年齢層はおしなべて高い。
 ところが高校生と思しき2人連れの男子など、若い人がけっこういるのだ。彼らの目的はおそらく、れいわ新選組の山本太郎代表。山本氏はこの街宣で午後3時40分から演説することになっていたのだが、なんらかの事情で遅れているのだろう。午後4時15分から演説予定の小池氏が先に行うことになったわけだ。
 「安倍(晋三)さんは憲法を変えて何をやろうというのですか。憲法は国の理想を語るもの、違います。憲法は安倍さんみたいな人が勝手なことをしないように、手足を縛るためのものです。安倍さんは改憲論議は国会議員の責任だと言います。違います、憲法を守ることこそ、国会議員の責任です」
 「自民党は『選択的夫婦別姓は家族の絆を壊す』と言っているそうです。しかし投票場に恋人を誘ってお父さんに行ってくださいと言う方が、よっぽど家族の絆を壊すんじゃありませんか。そんな無責任な人たちに、この国の未来を語ることはできない、語らせてはいけない。みなさん、政治を変えましょう」

山本太郎に頼る共産党
 時折揶揄をまじえてこぶしを振り上げながら、小池氏は熱弁をふるった。同党から神奈川県選挙区に出馬している浅賀氏の手を取り、聴衆にアピールもした。2016年の参議院選で次点に泣いた浅賀氏は今回も苦戦中。当落線上を日本維新の会の松沢成文氏と争っている。
 その雪辱を晴らすために、日本共産党はれいわ新選組の山本太郎代表を助っ人として頼ったわけだ。山本氏は7月11日に、大阪府選挙区から出馬の辰巳孝太郎氏と一緒に京橋や梅田で街宣。また翌12日には京都に行き、「失ってはならない国会議員」と述べて2期目を目指す倉林明子氏への投票を呼びかけている。
 その山本氏が現れると、聴衆から大きな歓声が飛んだ。

赤いガーベラ
 「山本さん、これどうぞ」
 壇上に向かう山本氏に、共産党のスタッフがガーベラを差し出した。今回の参議院選挙で日本共産党がイメージに用いている花だ。ガーベラの花言葉は「希望」で、「暮らしに希望を」は宣伝プラスターのひとつ。小池氏も浅賀氏もガーベラを手にし、同じ花を持った3人は聴衆に「仲間意識」をアピールした。
「まだ選挙に行っていないとおっしゃる方。どのくらいいらっしゃいますか。おお!票田が転がっているじゃないか!」
 山本氏が開口一番におどけてみせたのは、日本共産党特有の理詰めの演説とは違う味を出したかったからだろう。安全保障にしろ雇用政策にしろ、山本氏も小池氏も見解の差はほとんどない。あえて差異を求めるなら、小池氏は理詰めで訴えるが、山本氏は聴衆の感情に訴える点だろう。いわば頭で感じるものでなく、腹の底から湧き上がるような怒りだ。それを語る側と聞く側が共有することで、れいわ新選組は躍進してきた。

もちつもたれつ
「1枚目の投票用紙にこの人の名前を書いてもらわないと困るんです」
 聴衆と共感でつながった頃に、山本氏は浅賀氏を壇上に上げてこう述べた。れいわ新選組は神奈川県選挙区に公認候補を立てていないから、他党を応援しても差しさわりがない。
 「ついでに言うんですけど、山本太郎は東京選挙区を捨てて今回は比例代表、2枚目の投票用紙で立候補しているんです。まだ投票先が決められていない方は、2枚目の投票用紙に『山本太郎』と書いてもらいたいなあと思っているんですけど。有難うございます。とはいいながらも、『山本太郎は気に食わん』という方も結構いらっしゃいますから、その時には2枚目の投票用紙には『日本共産党』とお書き下さい」
 なめらかに聴衆を自分の票集めに導く山本氏。山本氏との「票の取引」については日本共産党は否定するが、接戦の選挙区では票のやりとりは結構行われていると聞く。実際に浅賀氏と当落を競っている松沢氏にしても、「最終的には自民党から票が動く」と言われている。自民党は神奈川県選挙区で島村大氏しか擁立せず、余力がある。しかも改憲勢力を1議席でも増やしたいからだ。
 一方で特定枠の2名に加え、れいわ新選組で山本氏が当選するには、比例票を300万票以上獲得しなければならない。そうでなくても各調査ではすでに「1議席」は視野に入ったとされるれいわ新選組だが、最低でも政党交付金を支給されるために全国を通じて2%以上の得票率が必要だ。互いの生き残りをかけた選挙戦は、いよいよ最終日を迎える。

    ◎上記事は[Yahoo!JAPAN ニュース]からの転載・引用です


 れいわ新選組・山本太郎代表の「開き直り発言」に池上彰も絶句!
2019年07月22日 17時59分 アサ芸プラス 
 7月21日に放送された「TXN選挙SP 池上彰の参院選ライブ」(テレビ東京系)にて、れいわ新選組の代表を務める山本太郎参院議員がメーンキャスターの池上彰氏を絶句させる場面があった。スタジオの池上氏と生中継でやり取りした山本代表について、週刊誌記者が振り返る。
「池上氏はれいわ新選組という党名について、なぜ“新選組”なのかと質問。党名の由来となった新撰組は旧幕府軍の一員として戦った“守旧派”ゆえに、自民党に反旗を翻す同党にはふさわしくない名称ではと追及したのです。この時の池上氏は、相手がどんな大物でもひるまずに質問する“池上無双”の表情。舌鋒鋭く斬り込んだのですが、山本代表の答えはおそらく池上氏にとって、まったくの想定外だったに違いありません」
 池上氏の質問に対して山本代表は「おっしゃる通りです」と全面的に肯定。その上で「維新を名乗りながら政権にベッタリの党もありますので、その辺は気にしないでください」と笑顔で言い切ったのである。これにはさすがの池上氏も絶句し、テレビの前の有権者も「き、気にしないって!?」と驚いたに違いない。
 「もはや開き直りとさえ言える発言ですが、山本代表が口にすると《まあそんなものかも》と思えてくるから不思議なもの。極端な発言や政策で多数のアンチに忌み嫌われる山本代表ですが、その一方で強烈なカリスマ性の持ち主でもあることは衆目の一致するところです。今回の『気にしないでください』発言にしても、ほとんどの与野党党首が口にしたら《ふざけるな!》との罵声が飛んだはずですが、こと山本代表に限っては《アイツらしい》で笑って済まされる雰囲気があります」(前出・週刊誌記者)
 何より、カメラや対話相手から目線を外すことなく、自信をもって語る姿には、他の政治家も見習ってほしいと思った有権者も少なくなかったようだ。(金田麻有)

 ◎上記事は[@niftyニュース]からの転載・引用です
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