「死刑執行 当日通知は違法」 確定囚2人提訴
中日新聞 朝刊 2021年11月4日
死刑執行を当日に通知するのは、異議を申し立てることができず違法として、死刑確定者2人が4日、国に慰謝料など計2200万円の支払いと、告知日中の執行をしないよう求め、大阪地裁に提訴した。
原告弁護団によると、死刑執行を告知する時期の違法性を問う訴訟は珍しいという。
原告側によると、執行の通知時期を定めた法律はなく、現行では執行の1~2時間前に死刑囚の収容されている部屋で知らされる。異議申し立て手続きの時間がなく、刑事訴訟法に違反すると主張している。
原告代理人の植田豊弁護士は4日、「死刑確定者は、毎朝死ぬかもしれないとおびえている。告知当日の執行は極めて非人間的だ」と話した。
法務省は「訴訟が係属した際には適切に対応したい」とコメントした。
◎上記事は[中日新聞]からの書き写し(=来栖)
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〈来栖の独白〉
何日か前に知らされたなら、告知後、当日までの慄きは筆舌に尽くせない。