日本未来の党に「未来」はあるか 「投票 “卒原発”の『日本未来の党』に期待する?」

2012-11-29 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

日本未来の党に「未来」はあるか
WSJ Japan Real Time 2012/11/28 13:43

 滋賀県の嘉田由紀子知事は27日、“卒原発”を掲げる新党「日本未来の党」を旗揚げした。同知事は記者会見で、「自民党は原発の安全神話を作り、事故への備えを怠り、福島事故に対する反省がなく、原発推進とも取れるマニフェストを発表した」と批判した。
 日本未来の党は「小沢色」を薄めることがポイント衆院選公示1週間前の新党結党は、日本維新の会も含めた既成政党から一気に注目を奪ったかに見える。脱原発や脱官僚、反消費増税といった政策だけでなく、原発推進に前向きな自民党や脱原発方針を明確に打ち出せない日本維新の会への批判票としても支持を集める可能性も指摘されている。
 前日夜に掲載したJRT「【投票】“卒原発”の『日本未来の党』に期待する?」では、28日午前10時過ぎ時点で投票数4000票を大きく超え、関心の高さをうかがわせる。このうち「期待する」が6割以上で、「期待しない」を大きく上回っている。
 読者からは「(どの政党に投票するか)困っていたらやっと投票先が見つかった」との声が聞かれる。逆に、「脱原発だけで今後4年間を委任できるのか」との批判的な見方もある。エネルギー政策の観点で「代替エネルギーの発掘とともに原発依存の段階的な見直しを主張する自民党の政権公約の方が現実的だ」といった冷静な意見も寄せられている。
 解党を決めた国民の生活が第一の小沢一郎代表との連携も、日本未来の党の今後を見極める上で重要な視点だろう。小沢氏は細川政権や鳩山政権で見られたように、クリーンなイメージを持つ政治家を前面に押し立て、その背後で自身に権力を集中させる政治スタイルをとってきた。
 「どちらかといえば左派寄りの有権者が多い」(自民党関係者)といわれる滋賀県から、全国に支持を広げるには「小沢色」を薄めることが重要とみられる。嘉田知事が小沢氏の豪腕ぶりをどこまで抑えることができるのか。有権者がそれを判断する時間は短すぎるように思える。
記者:吉池 威(吉池記者をツイッターでフォロー: @WSJyoshiike )
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小沢氏、7つ目の政党で復活を期す 
WSJ Japan Real Time 2012/11/29 8:10.
 日本政界の「壊し屋」小沢一郎氏が復活を賭けて動き出した。来月の総選挙に向けた選挙戦の序盤では影が薄かったが、ようやく脚光を浴びる機会が訪れた。
 小沢一郎氏2009年の総選挙で民主党を歴史的勝利に導いたものの、7月に他の議員とともに離党し同党の分裂を招いた小沢氏。27日には、離党後に自ら設立した「国民の生活が第一」(所属衆院議員48人)が、「脱原発」勢力を結集する形で新党の「日本未来の党」へ合流すると表明した。
 同氏はこれまで、何度も政党を結成して影の実力者として支配し、状況に応じて解党するという行動を繰り返してきたが、今回の新党合流もそれと同じような動きと言えるだろう。
 猛反対してきた消費税増税をめぐって野田佳彦首相と対立し、民主党内から多数の議員を引き連れて国民の生活が第一を設立した。ただ、世の中の関心はすでに、「日本維新の会」を結成し政界における第三極の確立を目指す橋下徹大阪市長に移っていた。
 さらに、世論調査の支持率でトップに立つ自由民主党の総裁に安倍晋三元首相が予想外な形で返り咲いたこともあり、政治評論家や国会議員は小沢氏を、選挙への影響力を失った過去の人とみていた。
 しかし、12月16日の総選挙まで3週間足らずになった今、橋下氏率いる維新については、第3極勢力として乱立するグループや小政党をまとめる力が期待されていたほどではないことが鮮明になってきた。特に、地盤の大阪以外で勢力を伸ばしたい橋下氏は、石原慎太郎前東京都知事と合流するために脱原発という方針を取り下げたことで批判を浴びている。一方、選挙資金規正法違反で強制起訴されていた小沢氏は今月中旬に無罪が確定し、政治的に身動きが取れない状況から解放された。
 そうしたなか、脱原発の立場で知られる嘉田由紀子・滋賀県知事が日本未来の党を結党したことは、小沢氏にとって見逃せないチャンスとなった。「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」や「みどりの風」とともに、すぐさま日本未来の党への合流を決めた。この結果、日本未来の党は前衆院議員61人を擁する3番目の規模の政党に浮上した。
 一方、橋下氏の維新の会は最近の世論調査では第3極の小政党としては最も高い支持率を誇っているものの、所属する衆院議員数は11人にとどまっている。
 小沢氏が日本未来の党の党首としてではなく、舞台裏で政党運営や選挙を操ろうとするは間違いない。40年を超える政治家人生における所属政党はこれで7党目になる。
 ただ、小沢氏が選挙で有権者の動向を変える力を依然として持っているかどうかはまだ分からない。
記者: Toko Sekiguchi
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日本未来の党を「嘉田・小沢 二重権力」「実態は小沢新党」と見る世間の“スケベ根性” 2012-11-28 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
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小沢一郎が語った「原発/衆愚の中からは衆愚しか/マスコミは日本人の悪いところの典型」 〈悪党①〉 2011-09-19 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア 
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