アレフ信者 2人逮捕  愛知県警 住宅虚偽契約の疑い 2024.01.22.

2024-01-23 | オウム真理教事件
アレフ信者 2人逮捕
 愛知県警 住宅虚偽契約の疑い
 中日新聞 1月23日火曜日 朝刊 
 オウム真理教の主流派後継団体「アレフ」の信者を集合住宅に住まわせようと虚偽の契約を交わしたとして、愛知県警は22日、詐欺の疑いで、アレフ在家信者の男2人を逮捕し、名古屋市中区の関連施設など関係先を家宅捜索した。県警がアレフ信者を逮捕するのは2017年1月以来、7年ぶり。
 逮捕されたのは、ともに同市中区千代田5、無職金村泰成(31)、会社員和泉大介(31)の両容疑者。逮捕容疑では21年4月、他の信者を住まわせる意図を隠し、同市中区の集合住宅一室の賃貸借契約を交わしたとされる。
 県警公安1課によると、金村容疑者は「言いたくありません」と黙秘し、和泉容疑者は認めている。集合住宅と施設は300㍍ほどの距離にあり、県警は20~30代の男性信者数人が一緒に住んでいたとみている。県内の警察署に寄せられた相談を基に捜査していた。
 県警によると、現在アレフと他の後継団体の信者は全国に計約1650人おり、うち教団施設に住み込みで修行する「出家信者」は250人、一般社会にとどまる「在家信者」が約1400人。県内の信者数は非公開だが、近年は若者を中心に増加しているという。
 県警は、アレフ側が交流サイト(SNS)などを使い、1995年の地下鉄サリン事件などを起こしたオウム真理教を知らない世代に近づき、信者を増やしていった可能性があるとみている。新型コロナウイルス禍の中で大学の休校などが続き、学生らの周囲とのつながりが希薄化したことも背景にあるとみられる。
 県警は2017年1月、団体規制法に基づく公安調査庁の検査を逃れたとして、同法違反容疑でアレフ出家信者の男女5人を逮捕=後に不起訴=した。
 

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