小沢氏側の弁護団、石川知裕被告に対する特捜部の事情聴取要請に応じない方針

2010-07-28 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

〈来栖の独白〉
 小沢氏側の弁護団が、元秘書の衆院議員石川知裕被告に対する東京地検特捜部の事情聴取要請に応じない方針を固めたことは、妥当である。
 小沢氏に対する聴取要請についても近く本人と協議して対応を決めるとか。
 検察審査会の先般の議決は、「上下関係を考えれば、石川議員は小沢氏が理解していることを確かめながら報告をして了承を求めるはずだ」との強い推論に基づいている。何ら証拠に基づいていない。
 検察審査会のあり方には、幾つも問題がある。
 一つは情報公開。審査会事務局は審査員の男女別人数や平均年齢は明らかにしたが、職業は明かしていない。
 また、審査会には証人を呼び出したり、公的機関に事実関係を照会する権限があるのに、容疑者や被告発者には弁明の機会が保障されていない。--小沢氏の代理人弁護士は5日、第5審査会に対し、元秘書との共謀を否定する「上申書」を提出した。だが、上申書が審査の判断材料に用いられるかは不明だ。
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陸山会事件:小沢氏「聴取応じる」 地検要請に 民主代表選後を希望
 小沢一郎・民主党前幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、小沢氏の代理人弁護士は27日、東京地検特捜部の任意の事情聴取要請に応じると検察側に伝えたことを明らかにした。小沢氏を「不起訴不当」と議決した東京第1検察審査会の指摘を尊重すべきだと判断したという。小沢氏側は9月に予定されている民主党代表選後の聴取を希望しているとみられ、今後特捜部と日程を調整する。
 第1審査会は、一連の事件のうち07年分の政治資金収支報告書の虚偽記載容疑を担当。15日に公表した議決で小沢氏に対する再聴取を求めた。
 議決を受け、特捜部は小沢氏に聴取を要請、弁護士が27日に本人の意向を確認したところ、小沢氏は「受ける」と答えたが、「時期は考えてもらえるんでしょうな」と話したという。
 聴取が実現すれば4回目となるが、小沢氏側は「党代表選の準備でサポーターを集めたりする予定が入っており、影響のない時期にしたい」としており、日程調整が難航する可能性もある。【三木幸治、鈴木一生、山本将克】毎日新聞 2010年7月28日 東京朝刊
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小沢氏を4度目の聴取か 東京地検特捜部
陸山会事件--二つの議決 / 検察審査会=実にくだらないもの


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