産経ニュース 2014.10.24 19:27更新
【オウム裁判】松本死刑囚の尋問認めず 高橋被告公判で地裁
地下鉄サリン事件の殺人罪などに問われた元オウム真理教信者、高橋克也被告（５６）の裁判員裁判で、弁護側が松本智津夫死刑囚（５９）＝教祖名麻原彰晃＝の証人尋問を請求し、東京地裁（中里智美裁判長）が「必要性がない」と却下していたことが２４日、地裁への取材で分かった。
元幹部、土谷正実死刑囚（４９）の証人尋問請求も同様に却下。既に新実智光死刑囚（５０）ら元教団幹部の確定死刑囚６人の証人尋問が決まっている。
松本死刑囚は平成１６年、一審東京地裁で死刑判決を受けた。二審の弁護団は「訴訟能力がなく意思疎通もできない」と主張したが、東京高裁は訴訟能力があると判断し、弁護側が期限内に控訴趣意書を提出しなかったことを理由に１８年３月に決定で控訴を棄却、同年９月に刑が確定した。
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