緊急搬送の市川猿之助に性的暴行疑惑の香川照之…歌舞伎の名門で相次ぐトラブル「予想される戦慄展開」
(2023年5月21日配信『FRIDAYデジタル 』)
2023/05/21 12:10
その速報に日本中が驚いただろう。
5月18日に、自宅で倒れているのが発見されたという市川猿之助(47)のニュースだ。同日午前11時半に開演予定だった「市川猿之助奮闘歌舞伎」に、猿之助が会場の明治座へ姿を現さなかったため、マネージャーが東京都目黒区の自宅へ。半地下のクローゼット内で意識朦朧としている猿之助を、2階のリビングで横になっていた母親の喜熨斗延子(きのし・のぶこ)さん(75)と父親の市川段四郎さん(76)を発見したという。
「猿之助さんが倒れていた場所の近くには、遺書のような手紙が置かれていたそうです。本名の『孝彦』の名前で、知人男性に宛てたものだったとか。猿之助さんは駆けつけた救急隊員の呼びかけにも反応があり、緊急搬送されましたが命に別状はないようです。
残念ながら、ご両親は亡くなりました。延子さんは自宅で、段四郎さんは搬送先の病院で死亡が確認されたんです。2人は床に並んだ状態で倒れており、首から下に布団がかけられていました。いずれもパジャマ姿で、目立った外傷はなかったと聞いています」(全国紙社会部記者)
猿之助は‘12年6月に「四代目・市川猿之助」を襲名。澤瀉屋(おもだかや)一門のトップになった。だが同家のトラブルは、猿之助の「緊急搬送」だけではない。’22年8月には『週刊新潮』が、猿之助のいとこである香川照之(市川中車、57)が銀座のクラブでホステスに性的暴行を加えたと報道したのだ。
2人が卒業した名門男子校
猿之助と香川の共通点は、澤瀉屋一門ということの他にもある。
「2人とも東京千代田区にある名門校・暁星高の出身なんです。同校は、他にも多くの歌舞伎役者を輩出しています。十代目・松本幸四郎、十八代目・中村勘九郎、二代目・中村吉右衛門、坂東彌十郎……。
暁星は毎年、東京大学に10人前後、早慶にはそれぞれ50人前後の合格者を出す男子の進学校です。猿之助さんも慶応大学文学部出身。香川さんは東大の文学部を卒業しています」(芸能プロダクション関係者)
なぜ暁星には、歌舞伎関係者の子弟が多く入学するのだろうか。中学、高校受験に詳しい、森上教育研究所所長の森上展安氏が解説する。
「暁星はフランスの『マリア会』という修道会が設立した、東京で唯一のカトリック系男子校です。校則は厳格で、教師も生徒に厳しく接します。規律が重んじられるんです。歌舞伎界も伝統的な作法を守らなければならず、親和性があるのでしょう。
また中学募集もしていますが、小学校からの一貫教育が基本です(幼稚園も併設)。小学校受験では、子どもの学力だけでなく家庭環境や家柄なども重視される。梨園の名家は、入試で大きなアドバンテージになるんです」
名門校の教育を受け歌舞伎界で名声を得ていたにもかかわらず、騒動を起こした猿之助。気になるのは今後の展開だ。
「猿之助さん一家は、心中を図ったとみられています。ご両親の遺体を解剖した結果、向精神薬中毒で亡くなったことがわかりました。睡眠導入剤を大量に摂取したようで、発見時は口から泡を吹き、近くには吐瀉物があったといいます。
猿之助さんにも吐いた痕があるため、同じく薬物を服用した可能性が高い。警察に対しては『家族会議した』と話しているとか。遺書には親族以外の人物に遺産を相続させるという内容が書かれていたそうです。今後は一家3人がぞれぞれ亡くなったのか、誰かが自殺を幇助したのかが焦点になると思います」(前出・社会部記者)
謎の多い歌舞伎の名優が起こした大騒動。関係者だけでなく、日本中が今後の展開に注視している。
◎上記事は[障害福祉&政治・社会・平和問題ニュースサイト]からの転載・引用です