ベトナム漁船、西沙諸島で体当たりされ沈没 中国船か
日本経済新聞 2015/7/10 20:34
【ハノイ=共同】中国やベトナムなどが領有権を争う南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島付近で9日夜、操業中のベトナム漁船が中国船とみられる3隻に体当たりされ、沈没していたことが10日、分かった。
ベトナム中部クアンガイ省の漁業関係者によると、同省の村から漁に出た11人乗り組みのベトナム漁船が体当たりされた。乗組員は近くで操業中のベトナム漁船に全員救助された。3隻は逃走したという。
西沙諸島付近はベトナム中部漁民の重要漁場。6月以降、中国船によるとみられる妨害活動が頻発している。
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◇ 中国、東シナ海ガス田開発を急加速 机上の空論続ける政治家は猛省せよ 櫻井よしこ 2015.7.6
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産経ニュース 2015.5.21 19:08更新
中国不法漁船を爆破 インドネシアが「弱腰」から「見せしめ」に
インドネシア海軍によって爆破される不法操業の漁船=20日(ロイター)
【シンガポール=吉村英輝】インドネシアは20日、領海内で不法操業をしていたとして拿捕(だほ)した中国漁船を海上で爆破した。地元メディアが21日、一斉に報じた。「海洋国家」を目指すジョコ政権はその一環として、不法操業船の取り締まりを強化、「見せしめ」として外国籍の違法漁船を爆破してきたが、中国漁船への対応には慎重だった。
スシ海洋・水産相は20日、植民地時代のインドネシアで最初の民族団体が結成された日にちなんだ「民族覚醒(かくせい)の日」の演説で、「大統領の命令で、法に基づく措置を執行する」と述べ、違反が確定した外国漁船41隻の爆破を発表した。
爆破は船から乗組員を下ろした後で海軍などが行った。報道によると、うち1隻は中国漁船(300トン)で、カリマンタン島西沖で少量の爆発物で沈めた。
インドネシア近海は豊富な漁業資源に恵まれ、外国漁船の違法操業が野放し状態になっていた。ジョコ大統領は取り締まりを指示、今年3月までに外国漁船計18隻を爆破した。だが、20隻以上摘発した中国籍の船は爆破せず、議会などから「弱腰」との批判が出ていた。中国漁船の爆破は今回が初めてとみられる。
今回、他に爆破した漁船は、ベトナム5隻、タイ2隻、フィリピン11隻など。
ジョコ氏は、東南アジア諸国連合(ASEAN)の一部加盟国が中国と領有権を争う南シナ海問題で「法に基づく解決」を主張。インドネシア自身は中国と領有権問題はないとしているが、中国が領海域と主張する「九段線」がナトゥナ諸島を含めている可能性が強く、警戒を強めている。
中国外務省の洪磊報道官は21日の定例記者会見で、中国漁船爆破について、「建設的に漁業協力を推進し、中国企業の合法で正当な権益を保証するよう望んできた」と不満を示し、インドネシア側に説明を求めたことを明かした。
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