リンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件 市橋達也被告 第4回公判①弁護側被告人質問 2011/7/8

2016-05-15 | 死刑/重刑/生命犯

産経ニュース 2011.7.8 11:34
英国女性殺害 第4回公判(2011年07月08日)

【英国女性殺害 市橋被告4日目(1)】殺害後12時間も意識失い「夢であってほしい...」
 《千葉県市川市のマンションで平成19年、英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時 (22)=が殺害された事件で、殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第4回公判が8日、千葉地 裁(堀田真哉裁判長)で始まった。7日の第3回公判では弁護側が市橋被告本人への被告人質問を行ったが、今回は検察側による質問が予定されている》
  《市橋被告は第3回公判で、リンゼイさんとの出会いから、暴行、死に至らしめた経緯などを詳細に語った。だが、公判の最大の争点となっている殺意については「(死んでもいいとは)思っていませんでした」と明確に否定。左腕を巻き付け、リンゼイさんに覆いかぶさったとされる時間も「短かった」などと証言した》
 《検察側は「強姦後に犯行を防ぐ目的があり、3分以上、相当な力で首を圧迫し続けた」と主張しており、市橋被告の証言と対立している。また、英語のレッスン料を忘れたため、リンゼイさんと一緒に自宅に取りに行ったとする市橋被告に対し、検察側は「強姦目的の口実」としており、この点でも大きな隔たりがある》
 《午後からはリンゼイさんの父、ウィリアムさんに対する証人尋問も予定される。被害者参加人として参加してきた公判では、指を立てるしぐさを見せたり、にらみつけたりと、市橋被告への怒りを隠さなかったウィリアムさんは、何を訴えるのか》
 《午前9時58分、ウィリアムさんと、リンゼイさんの母、ジュリアさんが入廷し、傍聴席右側の検察官席の後ろに着席した。2人は時折、笑顔も見せながら通訳と打ち合わせをしている》
 《9時59分、市橋被告が左側の扉から入廷した。白い長袖のワイシャツに黒のジーンズ姿。顔は青白く、うつむいたままで、ウィリアムさんらに軽く一礼した。ウィリアムさんらの笑顔は消え、市橋被告に厳しい視線を向けた》
 《市橋被告は初公判で、ウィリアムさんらに土下座し、改悛の意を示した。しかし、犯行後に約2年7月に及ぶ逃亡生活を送った点について、市橋被告の口からは語られていない》
 《続いて裁判長、裁判官、裁判員6人も入廷。全員が起立、一礼した後の午前10時、堀田裁判長が開廷を告げた。まずは7日に続き、弁護側による被告人質問だ。市橋被告がゆっくりと証言台に向かい、裁判長にうながされて椅子に腰を下ろした》

 弁護人「あなたはリンゼイさんに人工呼吸をしたり、心臓マッサージをしたと言いましたね」
  被告「はい」
  弁護人「それでも被害者の意識は戻らなかった?」
  被告「はい」
  弁護人「そのあと、どういう行動を取りましたか」
  被告「リンゼイさんは動きませんでした。それを見たら、私は全身の力がなくなって、意識がなくなっていました」
  弁護人「事件は(19年)3月26日午前2時から3時ころと言われましたね。あなたの意識が回復したのは、どれくらいたってからですか」
  被告「26日の午後2時か3時の間でした」
  弁護人「約12時間くらい、意識がなかったと」
  被告「はい」
  弁護人「目覚めた事情は」
  被告「事情はありません。リンゼイさんにマッサージを繰り返したけど、全く動かなかった。そこから全く覚えてなくて、目が覚めたら外が明るかった」
  弁護人「その時の精神状態はどうでしたか」
  被告「これが現実なのか、夢なのか分かっていなかった。分かっていませんでした」
  弁護人「なぜそんな心理になったのですか」
  被告「最悪な状態になりました。これが夢であってほしいと思いました。現実が分からなくなっていました」
 《市橋被告は涙声になった。弁護側は続いて、リンゼイさんが大声を出さないよう口などに貼ったとされる粘着テープについて質問した》
 弁護人「いつの時点で、被害者にテープを使ったかは覚えていますか」
  被告「覚えています」
  弁護人「それはいつ?」
  被告「私は3月25日の昼にリンゼイさんを殴っています。そのあと、リンゼイさんが大声を出さないよう、口や、口から頭のまわりにかけて粘着テープを貼っています」
  弁護人「それで、どうなりましたか」
  被告「口に貼ると声が出ないと思いましたが、リンゼイさんが口をもごもごさせると、唾液がついて、すぐテープが口からはずれました。何回かやってもはずれるので、諦めてはずしました」
  弁護人「粘着テープは、なぜ家にあったのですか」
  被告「私は以前から、床の掃除に粘着テープを使っていました」
 《第3回公判で、市橋被告はリンゼイさんの拘束に使った結束バンドについて、配線コードをまとめて壁にかけるため平成18年に購入したと証言していた。弁護側はこの粘着テープを含め、市橋被告の犯行に計画性がなかったことを主張したいようだ》
 《続いてリンゼイさんを入れていた浴槽の図面が、法廷の大型モニターに映し出された。頭を置く傾斜部分がA面、足を置く部分がC面と記されている》
 弁護人「リンゼイさんの入れ方は、A面の部分に背中がつく形でいれたのですか」
  被告「そうです」
  弁護人「足はC面ですか」
  被告「そうです」
  弁護人「リンゼイさんは同じ姿勢で座っていたのですか」
  被告「リンゼイさんはじっとしていませんでした。時々、動きました」
 《父親のウィリアムさんは市橋被告をにらみつける。母親のジュリアさんは隣に座る通訳の方に顔を向けたままだ》
 弁護人「あなたはリンゼイさんを2回殴ったと言っていましたが、どこを殴ったのですか」
  被告「私も浴槽に入るようにして、顔を殴りました」
  弁護人「入るようにしてとは、被害者と相対する形ですか」
  被告「そうです」
  弁護人「あなたはリンゼイさんに電話番号や似顔絵を書いて渡していますよね。被害者と連絡が取れないことを不審に思われ、すぐ、あなたに結びつくとは思いませんでしたか」
  被告「思いました」
  弁護人「あなたはリンゼイさんと人間関係を作って、早く帰そうと思っていたとも話していましたが、どのくらいで帰そうと思ったのですか」
  被告「彼女に悪いことをした気がしたので、許してもらえたら、彼女を帰したかった。でも、私は、彼女を殴ってしまったのです」
 《市橋被告の声は、徐々に小さくなっていった》

【英国女性殺害 市橋被告4日目(2)】「警察に言わないから私を帰して!」リンゼイさんの悲痛な願いに被告は...
 《リンゼイさんを乱暴した後もかたくなに解放しようとせず、自宅に監禁し続けた市橋被告。この状況について質問する弁護人に対して「リンゼイさんに許してもらえたら帰したかった」との弁解を続けた》
 被告「リンゼイさんからは『警察には言わない。言わないから私を帰して!』と言われました」
  弁護人「それを聞いて?」
  被告「帰してあげたかった」
  弁護人「なぜ帰さなかったのですか」
 《弁護人はやや語気を強め、ゆっくり質問する。涙声で話し続けている市橋被告が、はなをすする音が法廷に響く》
 被告「私が顔を殴ったせいでリンゼイさんの目の下が黒くなっていました」
  「いま帰したらリンゼイさんが警察に言わなくても、ルームメートや周囲の人たちが問題にする。『今は帰せない』と思いました」
 弁護人「だから当時、付き合っていた女性に『1週間ぐらい会えない』とメールを出したわけですね?」
  被告「はい」
 《これまでの公判では、市橋被告がリンゼイさんに乱暴し、監禁した後の平成19年3月26日午前0時半ごろ、交際していた女性に『1週間ぐらい部屋にこもって勉強する。1週間電話しない』とメールを送ったとされる》
 《ここで弁護人が質問の内容を変える》
 弁護人「逮捕されたとき、あなたは最初から黙秘していた?」
  被告「事件のことは、黙秘していました」
 弁護人「勾留質問で裁判官に何か言ったことは?」
  被告「あります」
 《逮捕後に行われた市橋被告に対する勾留の必要性を判断するための裁判所での答弁の内容を指しているようだ》
 弁護人「何と?」
  被告「『亡くなった方はもう何も話すことはできません。自分が間違ったことを訂正したり、自分に有利になることは言うことができないので、何も言いません』と言いました」
  弁護人「起訴の直前に事件の概要を話していますね?」
  被告「はい」
  弁護人「供述調書に取られていますね?」
  被告「はい」
  弁護人「なぜ、話す気になったのですか」
  被告「取調官からリンゼイさんの家族が来日していると聞きました。事件のことを話すことはありませんでしたが、謝罪はしたかった」
 《事件後、リンゼイさんの両親は、何度も来日し、事件解決を呼び掛け続けてきた。一言一言、言葉を選ぶように話す市橋被告は、感極まってきたのか、声の震えが大きくなった》
 被告「事件のことは話せない...。私は弱い人間です。事件のことを話すと、自分に有利な方に話をしてしまう。でも、謝罪だけはしたかった。でも、しゃべれない...」
 《市橋被告は震える声で供述に至った心の揺れを告白していく。法廷は市橋被告の声だけが響き、静まり返っている》
 被告「家族は、家族がどんなふうに亡くなったのか、どんな状況で亡くなったとしても、聞きたいと思っていると(取調官から)聞かされました」
  「私は、どんなふうに亡くなったか、なんて(家族は)聞きたくないと思っていました。それ(取調官の話)を聞いて事件のことを話さないといけないと思いました。でも...」
  《心の葛藤を話す市橋被告の言葉を女性通訳がはっきりした口調で英語に翻訳していく。ウィリアムさんの隣に座るリンゼイさんの母のジュリアさんは、あごに手を当て、考えるような表情をしながらメモを取っている》
 弁護人「調書は、読み聞かせてもらいましたか」
  被告「はい」
  弁護人「内容に間違いは?」
  被告「事件の経過については正しいです。しかし、リンゼイさんが動かなくなったときの様子は違っていました」
  弁護人「内容が違っているのに、署名をしたのはなぜ?」
  被告「私は、これでよかった。事件の流れがリンゼイさんのご両親に伝わればよかった。(両親に対する)謝罪の言葉をのせてもらった。それで十分でした」
 《ジュリアさんは首を軽く左右に振った。考え込むような表情のままメモを取り続けている》
 弁護人「最後の質問です」
  「あなたの供述を検察官は信用してくれましたか」
  被告「信用してくれませんでした」
  弁護人「以上です」
 《ここで堀田真哉裁判長が5分間の休憩に入ることを告げた》

【英国女性殺害 市橋被告4日目(3)】「質問を正確にお願いします」 長考し検察官には注文も
 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦(ごうかん)致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判の第4回公判は約5分の休廷を挟んで再開する》
 《左側の扉から出てきた市橋被告は、証言台の前に立つと、リンゼイさんの両親に深く一礼したが、いつもと同じように顔をそむけられた》
 《検察側の被告人質問が始まった》
 検察官「先ほど、逮捕後一度話せば自分に有利なように話してしまうと言っていたのは、あなたが現実に思っていたことですか」
  《市橋被告は少し間を置いて話しはじめる》
  被告「そうはなりたくないと思っていました」
  検察官「供述調書を作成したとき、あなたはリンゼイさんの遺族に謝罪したかったのですか」
  被告「謝罪だけはずっとしたかった...」
  検察官「(供述)調書には謝罪の言葉が載っていたけれど、言葉だけで十分だと思って謝罪したんですか」
 《男性検察官は、市橋被告が逮捕後、断食して黙秘するなどの行動をとって、犯行状況について口をつぐんでいたことを指摘したいようだ。市橋被告はしばらく黙ったあと、一語一語しっかりと話しはじめた》
 被告「事件の内容と、私の気持ちが入ればよかったです」
  検察官「今述べた謝罪の気持ちってどういう気持ち?」
  被告「(供述)調書に書いてもらったことですか」
  検察官「はい」
  被告「供述調書に書いてもらったのは、『彼女の死について私には責任がある。私はその責任を取る』ということです」
 検察官「それ以上に謝罪の言葉を(供述調書に)載せてもらおうとは思わなかったの?」
 《市橋被告のはなをすする音が法廷に響く。泣いているようだ》
 被告「思いません。私がいくら言葉で謝っても、リンゼイさんは戻ってきません。私はちゃんとリンゼイさんの死について責任を取ると、それだけが言いたかった...」
 《リンゼイさんの父、ウィリアムさんの視線が宙をさまよっている。何かを考えているようだ》
 《男性検察官の質問は、犯行直前のリンゼイさんとのレッスンについてに移った》
 検察官「駅前の喫茶店で行ったレッスンについて、レッスン料を持っていないということは、レッスン開始前から気付いていたのですよね?」
 《市橋被告はしばらく黙った》
 被告「飲み物を注文して、代金を支払うときに気付きました」
  《男性検察官はため息をついた》
  検察官「『はい』、『いいえ』で答えられる質問は、『はい』か『いいえ』で答えてくれる?」
  「飲み物の代金を払うというのは、レッスンを受ける前だったのでしょ?」
 《市橋被告は、またしばらく黙った。しびれを切らしたように、男性検察官が声を荒らげる》
 検察官「黙秘したいのであれば、黙秘したいって言ってー...」
  被告「違います」
 《市橋被告が、男性検察官をさえぎって話しはじめた》
  被告「レッスンが始まったのがいつなのかを考えていて。飲み物を取ってきて席についてから始まったのか、それとも(千葉県市川市の東京メトロ)行徳駅で待ち合わせして、喫茶店に一緒に歩いて来るまでも話していたので、彼女のレッスンがどこで始まっているのか...。私は正確に答えたい。だから質問を」
 《いったん、市橋被告は口をつぐんだ》
 被告「だから質問を、もう少し正確にお願いします」
 《男性検察官は怒りを抑えているのか、腕を組んで下を向いた。後ろに座るリンゼイさんの両親を一瞬、振り返った後、質問を続けた》
 検察官「あなたがレッスン代金を忘れたと、リンゼイさんに言ったのは、喫茶店を出る直前ですか」
  被告「出る前です」
  検察官「どのくらい前?」
  被告「レッスンが、レッスンが終わる前です」
  検察官「いずれにしろ、店にいる間、レッスンの終わり際になって、リンゼイさんに代金を忘れたと伝えたんでしょう?」
  被告「そうです」
  検察官「喫茶店で、代金を払う時点でレッスン代を忘れたと気付いたなら、リンゼイさんを喫茶店で待たせて、代金を取りに行けばよかったじゃないですか」
  被告「そうです」
  検察官「あなたの話を総合すると、今後もリンゼイさんのレッスンを受けていたいということじゃないですか」
  被告「そうです」
  検察官「レッスンが終わり際の段階になって、レッスン料金取りに行く。そんな行動をすれば、信用されずにレッスンを続けられないのではないですか」
   被告「それもあります。でも、最初に喫茶店でレッスン料を払うお金がないことに気付いたとき、ここでお金がないと(リンゼイさんに)言ったら、最初のレッスンの雰囲気が悪くなると思ったので。私はリンゼイさんのレッスンを受け続けたかった。雰囲気を悪くしてはいけないと思いました」
 《男性検察官は質問を変えた》
 検察官「あなたは喫茶店に青い手提げカバンで行った?」
  被告「いいえ」
  検察官「その日は何らかのカバンを持っていってますか」
  被告「はい」
  検察官「それは何色ですか」
  被告「黒色です」
  検察官「なぜそのカバンを?」
  被告「...いつも使っているからです」
  検察官「その黒色のカバンにキャッシュカードや運転免許証を入れたポーチは入っていなかったの?」
  被告「いいえ」
 《男性検察官の隣に座った、別の年上の男性検察官が書類を眺めて、顔をしかめている》
 検察官「常に運転免許証などを持ち歩いていたのではないですか」
  被告「いいえ」
  検察官「黒いカバンはどのくらいの大きさのものですか」
 《市橋被告はすこし考えている》
 被告「形はショルダーバッグくらいで、大きさは何の負担もなく肩に掛けられるくらいです。それしか正確なことは言えません。覚えていません」
 検察官「喫茶店の後にタクシーに乗った?」
  被告「そうです」
  検察官「(市橋被告の)マンションの敷地内までタクシーに乗って来たのなら、現金を部屋から取ってきて、駅まで引き返して、往復の代金を払えばよかったのではないですか」
  被告「もう一度」
 《男性検察官と市橋被告のやりとりに、男性弁護人が口を挟んだ》
 弁護人「検察官、尋問はなるべく短く区切っていただいた方が分かりやすいかと思います」
 《男性検察官は顔を赤くしたが、ワンテンポおいて質問を続けた》
 検察官「その場にタクシーが来ていたのなら、そのまま往復の代金を払って、そのタクシーで駅まで引き返せばよかったのではないですか」
  被告「私がですか」
  検察官「はい」
  被告「1人でですか」
  検察官「いいえ違います。リンゼイさんと駅までタクシーで戻ればよかったのではないですか。考えませんでしたか」
  被告「考えていませんでした」
  検察官「あなたはタクシー代を払った後に『5、6分待って』と言ったのですか。払う前にどうして言わなかったのですか」
  被告「まずはタクシー代を払わなければ信用されないと思っていました」
 《リンゼイさんの両親は、市橋被告の答えを聞いて、顔を見合わせる。証言台の前に座る市橋被告は、検察側の被告人質問が始まってから、微動だにしない》

【英国女性殺害 市橋被告4日目(4)】「私はリンゼイさんの遺体の毛髪を切ったはず」"記憶喪失"を訴える
  《男性検察官は事件当日の3月25日、市橋被告がリンゼイさんとタクシーで市橋被告方のマンションに向かった際のことを尋ねる。市橋被告は弁護側の被告人質問で、マンション近くでタクシーを停車させた際、運転手に「5、6分待っていてくれませんか」「5、6分後にきてくれませんか」と頼んだが、断られ、タクシーが走り去ったと説明していた》
 検察官「リンゼイさんから『帰りはどうしたらいいのか』と言われ、とっさにタクシー運転手に『数分後にきてくれ』と言ったのではないですか」
  被告「違います」
 《検察側は冒頭陳述で、市橋被告が当初から強姦目的でリンゼイさんを自宅マンションまで連れて行ったと主張している。市橋被告がタクシーを呼び戻そうとした言動はとっさの機転だったに過ぎないとみているようだ》
 検察官「リンゼイさんに『どうやって帰ったらいいのか』と聞かれ、どう答えたのですか」
  被告「私は何も言えませんでした。タクシーが去ったとき、リンゼイさんは不機嫌な表情をしていて、私はうまく説明することができなかったのです」
 《検察官は強姦時の状況に質問を移した》
 検察官「玄関でリンゼイさんを押し倒した時点で、強姦をするつもりだったのですか」
  被告「はい」
 《市橋被告はこれまでの公判で、玄関でリンゼイさんに抱きつき、拒絶されて強姦に及んだと説明している》
 検察官「ハグ(抱き合う合うこと)しようとして拒絶され、どうして強姦しようと思ったのですか」
  被告「玄関でリンゼイさんの後ろからハグをしようとしたとき、私はすでに『ハグをしてからリンゼイさんとキスや、セックスもしたい』と思っていました。でも...、でも...リンゼイさんは強く拒絶しました。それで私は誘惑に勝てず、リンゼイさんを強姦しようと思ったのです」
 《検察側の後方に座るリンゼイさんの母親のジュリアさんは頭を抱えた》
 検察官「弁護人の質問で『どういうつもりで抱きついたのか』と聞かれ、『ハグしたかったから』と答えていましたよね?」
  被告「抱きついたのは最初にハグをしたかったからです」
  検察官「キスやセックスをしたいと思ったのはいつの時点だったのですか」
  被告「リンゼイさんが私の部屋に入ってくれたときです」
  検察官「リンゼイさんをどのように押し倒したのですか」
  被告「私はリンゼイさんが玄関に入った後、後ろから手を伸ばしてハグしようとしました。リンゼイさんが振り返り、私と顔と顔が向き合った状態で、強く拒絶しました。私はリンゼイさんを抱きかかえるようにして、玄関から続く廊下に押し倒しました」
  検察官「押し倒した後、どうしましたか」
  被告「私は彼女の服を脱がせようとしました」
  検察官「それでどうしましたか?」
 《市橋被告は少し間を置いてから答える》
 被告「私はリンゼイさんの服を脱がせました」
 《上下の服を脱がせ、全裸にしたと説明する市橋被告。リンゼイさんの父親のウィリアムさんは厳しい表情になった》
 検察官「女性は服を脱がされそうになったら、ものすごく抵抗すると思うのですが、どう抑えて脱がせたのですか」
  被告「数分間、激しくもみ合いました。数分間もみ合いになり、彼女は...リンゼイさんは抵抗しなくなりました。疲れたのだと思います。リンゼイさんが抵抗しなくなったので、服を脱がせようとしました」
  検察官「上下とも裸にしてから結束バンドを使ったのですか」
  被告「そうです」
 《ジュリアさんは首を振り、憤った表情を見せた》
 検察官「リンゼイさんはもみ合った際、大声を上げましたか」
  被告「私が押し倒したとき、彼女は大きな声を上げました。内容は分かりません」
  検察官「彼女が大声を上げないようにするために、何かしましたか」
  被告「はい。私はリンゼイさんの口を手でふさぎました」
  検察官「リンゼイさんを脅すような言葉を言いませんでしたか」
  被告「言っていません」
  検察官「言わない理由は?」
  被告「リンゼイさんは強く抵抗しており、それを抑えるのに精いっぱいだったからです」
  検察官「あなたはなぜ(リンゼイさんの手足を縛るため)結束バンドを使おうと思ったのですか」
  被告「私がリンゼイさんを姦淫するとき、リンゼイさんが抵抗すると思ったからです」
  検察官「(抵抗を抑える手段として)結束バンドを使おうと思いついたのはなぜですか」
  被告「リンゼイさんは力が強かったです。姦淫するときには何かで縛らないといけないと考え、思いついたのは以前に買って使っていなかった結束バンドでした」
 《市橋被告は弁護側の被告人質問で、結束バンドは部屋の配線コード類をまとめるために18年に購入し、事件当時は玄関の収納棚に置いていたと述べていた》
 検察官「結束バンドを使う前に、粘着テープを使ったのではないですか」
  被告「使っていません」
  検察官「廊下の柱にリンゼイさんの髪の毛がついた粘着テープが貼られていました。なぜですか」
  被告「姦淫したときに粘着テープは使っていません。もし柱にテープがあったのだとしたら、それはリンゼイさんが亡くなった後、私が貼ったもののはずです」
 《検察官は首をかしげ、質問を続ける》
 検察官「なぜ貼る必要があったのですか」
  被告「これは、はっきり説明できないかもしれませんが、それでもいいですか」
  検察官「はい」
   被告「リンゼイさんが亡くなった後、私は4畳半に倒れていたはずのリンゼイさんと、(取り外し可能で4畳半に置かれていた)浴槽を、一緒にか別々かは分かりませんが、浴室に運びました。私はそのことを覚えていないのですが、私がしたはずです。リンゼイさんのご遺体と浴槽を浴室に入れた後、私はリンゼイさんの髪を切っているはずです」
  「私は粘着テープを以前から床の掃除によく使っていました。だから、私が床に落ちていた髪をテープで取ったのか...、そんなことをした...して、したから、廊下の柱についていたのかもしれません。覚えていないのですが、テープが柱についたのはそのとき以外に考えられません」
 《堀田真哉裁判長がここで休廷を宣言。約15分の休憩を挟み、午前11時50分から検察側による被告人質問が再開される》

【英国女性殺害 市橋被告4日目(5)】「外国人登録証を置いていくから信じて」 解放を懇願するリンゼイさんに...
 《検察官は、犯行現場の室内に残された遺留品について尋ねていく》
 《玄関の靴からリンゼイさんの血液が検出されたことについて、検察官が付着した理由を尋ねるが、市橋被告は「分かりません」と答える》
 《検察官は質問を変え、袖などが切られたリンゼイさんの衣服や下着について尋ねていく。証拠の写真を市橋被告に示す》
 検察官「コート、カーディガン、ブラジャー、いずれも切られた跡がありますね?」
  被告「はい」
  検察官「コートやカーディガン、ブラウスは、左の袖も右の袖も切られていますね?」
  被告「はい...いや、ブラウスの右側は切れていません」
  検察官「(写真を指さし)こっちの写真をみれば切れているでしょ?」
  被告「はい」
  検察官「いつ切ったんですか」
   被告「私はリンゼイさんを姦淫するとき、リンゼイさんのコートを手で破いています。ブラジャーについては手で切っていません。姦淫する前、裸にするときは 普通にはずしています。ブラジャーが切れているのは、リンゼイさんが亡くなった後、私がはさみで切っているかもしれません」
 《カーディガンやブラウスについても答えるよう、堀田真哉裁判長が促す》
 被告「カーディガンは、手ではこのように破れません。だからはさみで切ったのは覚えていませんが、リンゼイさんが亡くなった翌日(平成19年3月26日)にはさみで切ったと思います」
 《ひとごとのように分析する市橋被告。衣服などを切った理由は判然とせず、首をかしげる裁判員もいる》
 《検察側はさらに、下着やタイツの尿の跡についても尋ねるが、市橋被告は「分からない」「覚えていない」と繰り返した》
 《検察官は次に、市橋被告に乱暴された後のリンゼイさんの様子について尋ねていく》
  検察官「強姦後、リンゼイさんは何と話していましたか」
  被告「『警察には言わない。帰してくれ』と繰り返していました」
  検察官「リンゼイさんは『知らない男に襲われたと言えばいい』と言っていましたか」
  被告「はい。帰してほしい、と何度も言いました。『外国人登録証を持っている。信用できないなら、それを持っていてもらっても構わない』『道を歩いていて、見知らぬ男に襲われたと言えばいい』と話していました」
 《リンゼイさんの母、ジュリアさんは右手で両目を覆い、下を向いている。さらに、リンゼイさんの両足を結束バンドで縛った状態で乱暴したときの姿勢についての質問に市橋被告が答え、ジュリアさんら遺族の表情は険しくなっていく》
 《ここで、検察側はうつぶせのリンゼイさんに市橋被告が覆いかぶさった、リンゼイさん殺害時の2人の体勢を示した図を廷内の大型モニターに表示する》
 検察官「リンゼイさんは具体的にどう動こうとしていましたか」
  被告「逃げようとして暴れていた。手をはうようにして、前に進んでいこうとしました」
  検察官「被告が上に乗っている状態で、手を動かしても進まないのでは?」
  被告「体全体で前に行こうとしていました」
  検察官「このあと、『アイ・ガット・イット(I got it)』、『分かった、分かった』と理解したと言いましたね」
  被告「いいえ、(理解)していません」
  検察官「ではどういう意味だと思ったんですか」
  被告「後で考えれば『分かった、分かった』という意味になると思ったけれども、その時は日本語に訳すことはできなかった。逃げられてしまう、と思いました」
 《検察側は続いて、リンゼイさん殺害時の殺意の有無について尋ねていく》
 検察官「今の考えを聞きたい。この時に首が圧迫されたと思いますか」
  被告「分からないのです。この体勢になった後、リンゼイさんが動かなくなりました
 検察官「左腕に力を入れていましたか」
  被告「分かりません」
  検察官「(首の下に左腕を入れた)この状態が継続していたのは、10秒より長い?
  被告「長かったと思います」
  検察官「20秒では?」
  被告「長かったと思います」
  検察官「感覚では大体何秒くらいでしたか」
  被告「感覚的には短かった。1分ほどでした」
  検察官「リンゼイさんが動かなくなってから、覆いかぶさるのをやめたんですね」
  被告「動かなくなったとき、リンゼイさんが(逃げるのを)諦めたと思い、体を離しました」
  検察官「動かなくなって、どれくらい経ってから離れたんですか」
  被告「...動かなくなってから離れました。...もう一度お願いします」
  検察官「リンゼイさんが動かなくなって、どれくらい経ってから離れたのかを聞いています」
  被告「...リンゼイさんの体が動かなくなりました。諦めたんだと思い、体を離しました」
 《かみ合わないやり取りが繰り返される》
 検察官「その後、人工呼吸をしたということですが、110番や119番通報はしていませんね」
  被告「はい」
  検察官「近所の人に助けを求めたりもしていませんね」
 《突然、語調を強め、市橋被告が答える》
 被告「していません」
  検察官「心臓マッサージや人工呼吸の後、息をしているかの確認はしましたか」
  被告「リンゼイさんが動きません。口元に、少し開いている口元に顔を近づけました。リンゼイさんは息をしていませんでした」
  検察官「心臓が動いているか、脈を測りましたか」
  被告「していません」
  検察官「なぜしなかったんですか」
  被告「リンゼイさんが動かないのを見て、心臓マッサージと人工呼吸を続けました。リンゼイさんの口元に顔を近づけたが、息をしていない。それで、私の身体の力が抜けました...申し訳ありません」
 《最後の一言で、にわかに声を震わせた市橋被告。ジュリアさんは椅子の背もたれに寄りかかり、目を閉じて微動だにしない。ここで堀田裁判長が予定時間を超えていることを検察側に告げ、休廷に入った》

【英国女性殺害 市橋被告4日目(6)】遺体放置しスポーツクラブへ...「普通の生活に戻りたかった」
 《英国人英会話講師のリンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=に対する殺人と強姦致死、死体遺棄の罪に問われた無職、市橋達也被告(32)の裁判員裁判第4回公判は約1時間の休廷を挟んで審理が再開した。午前に引き続いて若い男性検察 官が市橋被告本人への被告人質問を進めていく》
 裁判長「それでは再開します」
  検察官「リンゼイさんの手や足に粘着テープを使ったということですね?」
  被告「あると思います」
 《検察側の冒頭陳述によると、市橋被告がリンゼイさんに乱暴する際、電気コードなどを束ねる結束バンドと粘着テープを使って手足を縛ったとしている》
 検察官「手に粘着テープを使ったのはいつ?」
  被告「...」
 《思いだそうとしているのか10秒間以上の沈黙が続いた》
 被告「いつなのかは分かりません」
  検察官「何のために使ったの?」
  被告「リンゼイさんが逃げないようにするためです」
  検察官「足に粘着テープを使ったのはいつ?」
  被告「リンゼイさんの手首、足首にはめた結束バンドの上にそれぞれ(粘着テープを)貼ったのか、手のバンドの上に貼ったか、足のバンドの上に貼ったか思いだせません」
  「結束バンドの周りに(粘着テープを)貼っているのは覚えていますが、それがいつなのか、どの個所なのか分かりません」
  《市橋被告は一言一言、言葉を選ぶようにゆっくりした口調で説明していく。女性通訳が、法廷にいるリンゼイさんの家族らのためにそれを英語に翻訳していくが、市橋被告に合わせてか、ゆっくりしたペースになっている》
 《ここで検察官が質問を変える》
 検察官「あなたは、なぜ、リンゼイさんのご遺体を土で埋めるという発想になったのですか」
 《市橋被告は、リンゼイさんの死亡後、バスタブに入れたリンゼイさんの遺体に土をかけて埋めている》
 被告「いま考えればなぜあんなことをしたのかという考えは出てくるが、あのとき、なんであんなことを...。あのとき、何のためにしているのか分かっていませんでした。申し訳ありません」
 《市橋被告の声の震えがどんどん大きくなっていく》
 検察官「土に埋めた理由の一つは警察に捕まりたくなかったことがあったのでは?」
  被告「いえ、あのときは、ベランダに...」
 《はあ、はあ、と市橋被告の激しい息づかいがマイクを通じて法廷内に響く。市橋被告は何度も言い直そうとする》
 被告「リンゼイさんのご遺体が入ったバスタブをベランダに出し、土をかぶせたことは覚えています。なぜやったかは、私は分かっていませんでした」
 《市橋被告は「はあ」と大きな息を吐き、「すいません」とつけ加えた。声は激しく震えている》
 検察官「あなたが土を購入したとき、脱臭剤なども買ったのはなぜですか」
 《検察側冒頭陳述などによると、市橋被告はリンゼイさん殺害後の平成19年3月26日夕に一度外出して近くのホームセンターで土や脱臭剤を購入している》
 被告「分かりません。しかし、私は土と一緒にそれらを買っています」
 《検察官は矢継ぎ早に質問する》
 検察官「リンゼイさんの頭髪を切ったのはなぜですか」
  被告「髪を切った行為自体覚えていないのです。ただ、私とリンゼイさんしかいませんでした。髪を切ったのは私です」
 《ジュリアさんは目を押さえた》
 検察官「警察が訪ねてきたとき、スポーツクラブに出かけようとしていましたね?」
  被告「そうだと思います」
  検察官「なぜ、リンゼイさんを土に埋めたあと、スポーツクラブに行こうとしたのですか」
  被告「それは、いま考えれば...」
 《ここで市橋被告は「いま考えればということでもいいですか」と検察官に尋ねる。検察官は「はい」と応じた》
 被告「(同年3月)26日午後2時か3時の間に目が覚めてリンゼイさんの状態を確かめ、夢なら覚めればいいと、夢か現実か分からない状態になっていました」
  「(スポーツクラブに出かけようとしたのは)普通の生活に戻りたかったのかもしれません。いまから考えると、このことぐらいしか答えられません」
 検察官「警察官が来たとき、あなたはなぜ逃げたのですか」
  被告「玄関から出ると警察の方がいました。警察官に囲まれ、『リンゼイさんのことを知っているか』と尋ねられると、私がリンゼイさんにしたことが頭に浮かんできました」
  「そのときリンゼイさんが言った『私の人生は私のもの』ということが分かりました。急に怖くなりました。私は卑怯にも逃げ出しました。申し訳ありませんでした」
 《リンゼイさんは市橋被告に拘束され、乱暴された状況の中、『子供をたくさん産みたい。私の人生は私のもの』と市橋被告に語っていた。このときの光景を思い出したのか、市橋被告の声のトーンが高まる。はあ、はあという息づかいも聞こえる》
 《この後、検察官が強姦の際に使った避妊具をどう捨てたのかの確認を行う。市橋被告は「ゴミ箱として使っていたバケツに捨てた」と説明した》
 《検察官はバケツから発見された証拠品の写真を法廷内に設置された大型モニターに映しながら「避妊具も結束バンドや粘着テープと一緒にレジ袋に入れて捨てたのでは」と質問するが、市橋被告は「違う。バンドなどは強姦の後も切っていない」と否定した》
 《ウィリアムさんは厳しい目付きで市橋被告の言葉を翻訳する女性通訳を見ている》
 《検察官はまた質問を変える》
 検察官「調書では、リンゼイさんの首を絞める状況がどう記載されていますか」
  被告「リンゼイさんが動かなくなる直前の様子のことですか」
  検察官「はい」
  被告「調書では『リンゼイさんの首を絞めました』となっています」
  検察官「調書では、リンゼイさんが『I got it(アイ・ガット・イット=分かった) アハハ』と言った後、首を絞める力を強めたと書いていますね?」
 《市橋被告は「もう一度お願いします」と聞き直し、検察官が質問を繰り返す》
 被告「調書には書いています」
  検察官「黙秘をやめた理由は、遺族が事件の経緯を知りたいと言っていると聞かされたからですね」
 《市橋被告は再び「もう一度お願いします」と聞き直したあと、「『遺族はどのように家族が亡くなったか知りたいものだ』と聞かされたことが黙秘をやめた理由の一つだ」と答えた》
 《ジュリアさんは口に手を当て険しい表情で市橋被告の言葉を聞いている。検察官が「調書では市橋被告の要請で削除した部分もあるはずだ」と尋ねると、市橋被告はまた、「もう一度お願いします」と口にし、検察官が語気を強めながら同じ質問を繰り返した》
 被告「あります」
  検察官「調書に署名する前でも弁護人が重ねて接見に行っていますね?」
  被告「もう一度お願いします」
 《検察官は、調書の殺害の部分は違うと主張する市橋被告側に対して、調書は被告が言う通りに作成されたとの証言を引き出したいようだ。検察官が質問を重ねる》
 被告「取り調べ中も何度も(弁護人が)接見に来ましたが、『事件のことを話す』と言って調書を取り始めてからは(弁護人と)会っていません」
 《思うようにかみ合わないやり取りに、男性検察官の声のトーンが高まっていく》

 ◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です 
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