介護中の妻殺害で猶予判決、福島 裁判長「強く非難できず」
2020/8/21(金) 19:31配信 共同通信
福島県郡山市の自宅で昨年10月、介護をしていた妻=当時(88)=の首を電気コードで絞めて殺害したとして、殺人罪に問われた無職深谷文幸被告(64)の裁判員裁判で福島地裁郡山支部は21日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。
判決理由で須田雄一裁判長は、運動機能低下などの症状が出るパーキンソン病の妻ヒデさんを7年間にもわたりほぼ独りで献身的に介護してきたと指摘。経済的な余裕がない中、自宅マンションの解体で転居を迫られ、妻の将来を悲観し追い込まれていったとし「強く非難できない」と語った。
最終更新:共同通信
◎上記事は[Yahoo!JAPAN ニュース]からの転載・引用です
〈来栖の独白 2020.8.22 Sat〉
深谷文幸被告、如何ばかり苦しまれたことだろう。妻ヒデさんは88歳だったという。
被告はまだ若い。執行猶予だが、経済的にも困難で、今後の道のりは険しい。
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