〈来栖の独白 2018.7.22 Sun〉
早いもので、あれから2週間以上も過ぎた。あれは、7月6日(Fri)のこと。
建物に愛車をぶつけた。アクセルとブレーキの踏み間違え。建物は頑丈なので大した破損はなかったが、愛車インサイトのバンパーが傷つき、歪んだ。最近、よく報道される「アクセルとブレーキの踏み間違え」、それを自分がしでかしたことで、かつて経験したことが無いほど落ち込んだ。たまたま当日は、オウム真理教事件の死刑囚に対する死刑執行があった。それで関心が死刑へ集注した(させた)が、日ごとに落ち込みは深くなった。ぶつけた相手が壁であったからよかったが、対人であったなら私の人生、終わっているぞ・・・。長年の習慣である公園へも行けなくなった。19日朝は、歩いて病院と銀行へ。総歩数、5000歩足らずだったが、猛暑でもあり、こたえた。車に乗らない生活は出来そうにない。
活動が極端に減った。なんとか自分に刺激をと考えたのが、やはりバッハのインベンション。今になって、バッハという作曲家の偉大なことを思い知らされる。カトリックの聖歌を弾くのも慰められるが、バッハは、違う。振り返ってみれば、幾度、バッハに助けられたことだろう。手を取って立ち上がらせて貰ったことだろう。苦しいとき、独り悩むとき、バッハは私を訪れてピアノに向かわせた。
インサイトのバンパー取り替えが終わり、戻ってきたのは19日夕方。まだ公園へは行っていない。公園で琵琶ちゃんに会った最後の2日間とも、いつものフェンスの上に琵琶ちゃん食べ残しの餌が蟻にまみれて、あった。私の他に、多くの人が琵琶ちゃんたちに関わっている。・・・
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◇ Bach「インヴェンション」 2018.6.28
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