求刑上回る判決 厳罰化の傾向を裏付け

2010-05-19 | 裁判員裁判/被害者参加/強制起訴
強制わいせつ致傷の被告に求刑上回る判決 さいたま地裁
 asahi.com2010年5月19日23時21分
 強制わいせつ致傷罪に問われた埼玉県朝霞市栄町、食品工場従業員高橋大輔被告(34)の裁判員裁判で、さいたま地裁(伝田喜久裁判長)は19日、検察側が求刑した懲役7年を上回る同8年の判決を言い渡した。
 裁判員裁判で、判決が求刑を上回ったのは全国で初めて。これまでも性犯罪では「従来の裁判の量刑が軽すぎる」という意見が裁判員から出ており、厳罰化の傾向が裏付けられた。
 判決によると、高橋被告は昨年10月、さいたま市内の路上で、自転車の女性を引きずり倒してわいせつな行為をし、右ひじなどに全治約8日のけがをさせた。被告が1997年以降、強制わいせつ罪と同未遂罪の4件で有罪判決を受けていたことを判決は指摘し、「再犯の可能性は非常に高い」と述べた。
 裁判員6人のうち女性は1人だった。裁判員を務めた40代の男性会社員は判決後の記者会見で「犯行の具体的な状況が判断に影響した部分もある」と話した。

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