2年連続最下位の中日・大野雄「ガラッと変わらないと」 契約更改の場で異例の訴え
中日の大野雄大投手(35)が9日、自身の契約更改会見で球団全体の意識改革を訴えた。2年連続最下位に終わった今季は左肘の手術で大半を棒に振ったが、一線引いたところから見たチームの課題を痛感。「ガラッと変わらないと勝てない」と力説した。
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「このままでは勝てない。選手が1番やらないといけない。球団もそうだし、監督、コーチ、みんなが変わらないと。いきなり山本由伸や岡本和真のような選手は出てこない。もっともっとみんなで考えていかないと」
セ・リーグ独走Vを決めた阪神とは「いろんなところで大差をつけられている」と話し「チーム全体の力を上げていかないと」と強調。阪神との違いには「明確な指示が出て、それに選手が応えていく。例えば四球もですけど、僕は新聞紙面とかでしか分からないけど、それが査定ポイントにしっかりつながっていくという話をしていたり」と言及した。
21年に結んだ3年契約に付帯した1年延長のオプション条項を満たしたため、現状維持の年俸3億円(推定)で契約更改。1試合のみの登板に終わった今季からの逆襲を期すシーズンは、自らも先頭に立ってチーム全体を変えていく覚悟だ。
最終更新:スポニチアネックス
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