菊池以外にも逸材ズラリ 高校生ドラフト候補は「投高打低」

2009-10-27 | 相撲・野球・・・など
 29日に行われるドラフト会議で指名が予想される高校生の有力選手で、最も注目を集めるのは高校ナンバーワン左腕投手の菊池雄星(岩手・花巻東)だ。日米20球団と面談の末、日本のプロを選択した。今夏の甲子園大会では154キロをマーク。ドラフト史上最多だった8球団の指名を上回る可能性もある。
 菊池以外で1位指名が確実なのは今春の選抜大会で優勝した右腕投手の今村猛(長崎・清峰)と内野手の筒香嘉智(神奈川・横浜)だ。今村は直球が150キロを超え、投球術にもたけており、広島の1位指名が濃厚。筒香は昨夏の甲子園大会で3本塁打を放ったスラッガーで、左の大砲を補強課題の一つとしている横浜が菊池を見送ってでも1位指名する可能性が高い。
 投手ではロッテなどが注目する岡田俊哉(和歌山・智弁和歌山)と広島、阪神などが注目する山田修義(福井・敦賀気比)両左腕が、140キロ台の直球と鋭いスライダーで評価が高い。秋山拓巳(愛媛・西条)は投手としてだけでなく、打者としても注目。ソフトバンク、阪神などが会って視線を注ぐ。
 野手は例年に比べて、逸材がやや少ない。今夏の全国選手権大会で優勝した愛知・中京大中京のエース堂林翔太は長打力が魅力で、プロでは野手としてプレーする。今宮健太(大分・明豊)は小柄ながら抜群の身体能力を持つ遊撃手だ。
 甲子園未経験組では、真下貴之(千葉・東海大望洋)と川原弘之(福岡・福岡大大濠)も将来性の豊かな投手。鬼屋敷正人(三重・近大高専)は強肩捕手。高専選手として初のドラフト指名を待つ。[スポニチ2009年10月27日]

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