【理研・笹井氏自殺】「私の弱さのせい。自分を責めないで」「新しい人生を一歩ずつ歩みなおして」 小保方氏への遺書の詳細判明
産経ニュース 2014.8.7 11:15
「STAP細胞」論文の共著者の一人で、自殺した理化学研究所の笹井芳樹発生・再生科学総合研究センター(CDB)副センター長(52)が、論文の筆頭著者の小保方晴子氏(30)に宛てた遺書で「新しい人生を一歩ずつ歩みなおしてください」と記していたことが7日、関係者への取材で分かった。遺書には小保方氏への謝罪とともに、励ますような内容が書かれていたという。
*貴女を置いて先立つ…
関係者によると、遺書では「もう限界を超え、精神が疲れはてました」「もう心身とも疲れ、一線を越えてしまいました」と疲弊した状態を吐露し、「こんな事態になってしまい、本当に残念です」と謝罪するような表現も目立ったという。
また、「一人闘っている小保方さんを置いて」とする記述があり、「私が先立つのは、私の弱さと甘さのせいです。あなたのせいではありません」「自分をそのことで責めないでください」と小保方氏を気遣った。
その上で「絶対、STAP細胞を再現してください」と励まし、「それが済んだら新しい人生を一歩ずつ歩みなおしてください」などと締めくくっていたという。
遺書は現場に置かれていたかばんの中から3通みつかり、うち1通が小保方氏に宛てたものだった。A4用紙1枚に横書きで20行ほどで、パソコンで作成されたとみられる。
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