小沢氏無罪/新政研有志「声明」/新党きづな内山代表「震えるくらいうれしい」/松木謙公議員=泣いていた

2012-04-26 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア

新しい政策研究会 有志 「声明」
           声 明
 本日平成24年4月26日、東京第五検察審査会の「起訴議決」による「小沢裁判」に「無罪」の判決が言い渡された。至極当然の判決であり、裁判長の公正な判断に敬意を表するものである。
 しかし、そもそもこの裁判のもととなった「起訴議決」自体が無効であり、裁判は中止すべきであったと言わざるを得ない。その第一の理由は、東京地検特捜部が検察審査会に提出した「捜査報告書」が捏造されたものであるということが、公判において、事件を担当した現職の検事により証言されたからである。その捏造部分は「起訴議決」の主たる理由になっており、この一点をもってしても「起訴議決」は無効であると言える。そのような事実が公判で証言されたにも関わらず、裁判が続いてきたことは誠に遺憾である。
 更に、提出された他の5通の「捜査報告書」でも捏造が発覚した。検察は約2年間に渡る執拗な捜査の結果、証拠が無く起訴出来なかったにも関わらず、例えば、水谷建設の裏金疑惑について「大久保隆規(元公設第一秘書)の指示で石川に現金5000万円を渡している事実がある。」と断定している。これは、捜査当局による「有印公文書偽造」であり、明らかに犯罪である。公判で、事件を担当した元検事が「見立て違いの妄想」と証言したように、陸山会事件そのものが虚構であったことの証左である。
 捜査当局のこのような犯罪行為は、日本国憲法に規定された正当な選挙で選ばれた国民の代表であり、国権の最高機関の一員である国会議員を不当に弾圧するものであり、議会制民主主義の根幹を揺るがすものである。同様なことが一般国民に対して行われていると考えると震撼せざるを得ない。無辜の市民が容易に犯罪者にされることになり、我が国の民主主義、法治国家としての存立基盤さえ危うくする。
 検察審査会については、既に有志により衆参両院議長に対して「検察審査会の実態調査を目的とする法務委員会秘密会の開催について」の要請がなされたところであるが、上記のような捜査機関による犯罪行為が明らかになった以上、我が国の検察・司法そのものの在り方について根本から検証し、必要な改革を断行するべきである。同時に、そもそもの発端となった、西松建設事件や陸山会事件に対する検察等の対応についても検証するために、新政研として「司法と国民の関係についての特別研究会」を設置し、精力的に調査研究を行い政策を提言していくことが既に決定された。
 我々は、この国に、真の民主主義を実現するために、これからも力を合わせていく。
          平成24年4月26日
                      新しい政策研究会 有志
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復権に勢いづく小沢氏=野田首相、間合いに苦慮
 民主党の小沢一郎元代表は26日、東京地裁で無罪判決を受けた。まずは党員資格停止処分の解除圧力を高め、資格回復後は一気に主導権を握る戦略を描く。政局の焦点である消費増税への反対論を強めるのは必至だ。消費増税に政治生命を懸ける野田佳彦首相が、小沢氏との間合いの取り方に苦慮するのは避けられない。
 26日昼、衆院議員会館で開かれた小沢氏系の「新しい政策研究会」の会合。「無罪判決」の報に沸き立つ約100人のメンバーを前に、事務総長の東祥三前内閣府副大臣は「原点に戻って全力で戦っていく」と、グループ結束へ檄(げき)を飛ばした。
 小沢氏が照準を定めるのは、首相の代表任期が満了となる9月の党代表選だ。「最後のご奉公をしたい」と小沢氏自身、意欲を隠さない。出馬の障害となっていたのが党員資格の停止だったが、無罪判決で処分が解除されるのは確実だ。
 小沢氏は当面、党内最大グループの「数の力」を背景に、党主要ポストの獲得を狙うとみられる。同氏に近い若手からは「代表代行か選対委員長がいい」との声が上がる。念頭にあるのは、次期衆院選候補の公認権を握ることだ。
 ただ、小沢氏が党内で求心力を回復するのは容易ではないとの指摘もある。2010年9月の代表選で敗れて以降、側近の松木謙公元農林水産政務官が除籍(除名)されたほか、中堅・若手9人が小沢氏の制止を振り切り離党。さらに小沢氏に近い2人が離党届を提出しており、数の目減りに歯止めがかかっていない。小沢氏周辺が首相との全面対決も視野に「戦闘モード」を叫ぶのは、無罪判決を得たこの機会を逃がせば、かつての勢いを取り戻すのは厳しいと踏んでいるからに外ならない。
 一方、首相にとって小沢氏とどう向き合うかは難題だ。消費増税に向け、首相が協力を期待する自民党は「民主党内をまとめることが先決」と繰り返し、増税反対派の理解を得るよう求めている。かといって、真っ向から対立する小沢氏や周辺議員を主要ポストに就ければ、増税法案は頓挫しかねない。党内抗争が再燃する可能性もあり、首相は一段と苦しい立場に追い込まれる。
 「あんなのは関係ない」。首相の指南役とされる民主党の藤井裕久党税制調査会長は26日午後、衆院本会議場で首相に声を掛け、無罪判決に動揺しないよう激励した。首相は「分かりました」と表情を変えずに応じた。(時事通信2012/04/26-21:24)
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小沢被告に無罪判決 新党きづな代表「震えるくらいうれしい」
民主党元代表・小沢一郎被告(69)が、政治資金をめぐり強制的に起訴された裁判で、26日午前、小沢被告に対し、無罪が言い渡された。
永田町では、小沢元代表に近い議員の反応が入ってきている。
小沢元代表に近い「新党きづな」の内山代表は、「震えるくらいうれしい」と感激を表しており、また、小沢氏の元側近・松木謙公議員は、ほとんど目が潤んで泣いていたということで、「本人の気持ちを考えると、この何年間か、つらかったのではないか。罪が晴れてよかった」と、感激の気持ちを表している。
小沢元代表は、26日は記者会見は行わず、書面でコメントを発表するのにとどめる方針だが、小沢元代表は25日、「もし有罪なら日本は終わりだな」と周辺に語り、裁判自体にうんざりしている様子だったという。
無罪判決により、小沢元代表は、一定の求心力を回復して、野田政権に対する攻勢に出ることになる。
野田首相は、党内融和にしばらくは腐心することになる一方、「小沢切り」を決断するか非常に難しい状況になり、そこに自民党の谷垣総裁が揺さぶりをかけるという構図になるとみられる。
小沢元代表は、まず、消費税増税法案への反対姿勢を先鋭化させ、法案の採決を阻止したうえで、さらに秋の民主党代表選挙で、自らか、自らの陣営の候補が勝利して、「最後のご奉公」をするシナリオを想定している。
その過程で、橋下大阪市長との連携の動きを強めるともみられている。
一方、野田首相は、小沢氏の党員資格停止処分の解除も含め、しばらくは、小沢グループとの融和策を迫られることになるとみられる。
しかし、消費税増税をめぐる野田首相と小沢元代表の溝は深く、また、法案を成立させるには、自民・公明両党の協力が不可欠なことから、最終的には、どこかで「小沢切り」を決断し、野党との連携にかじを切る可能性は高いもよう。
一方の自民党は、野田首相との間で「話し合い解散」を模索する動きがあったが、小沢氏と一時的に手を組み、内閣不信任案などで解散に追い込むシナリオも浮上する。
どちらが早期解散につながるか皮算用しながら、野田政権を揺さぶるとみられ、消費税増税法案の行方も、この駆け引きに左右されることになるとみられる。
(FNNニュース04/26 10:17)
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強気の小沢チルドレン 目に涙「正義あった」 寺に無罪祈願も
 「小沢チルドレン」の一人、三宅雪子衆院議員は議員会館で同僚議員から小沢一郎元代表の「無罪」を耳打ちされると、同僚と固く握手した。
 「無罪を疑っていなかったけれど、正直ほっとした」と胸をなで下ろした。うっすらと涙を浮かべ「司法に正義は残っていた」とも。上気した顔で元代表の党員資格停止処分解除を訴えた。
 早朝、お寺に無罪祈願に行った徳永エリ参院議員は判決を知った瞬間、胸が熱くなったという。「リーダーとして民主党を引っ張っていってほしい」と興奮した様子。森裕子参院議員は「起訴の議決自体が無効で無罪は当然。審査会をチェックする仕組みが必要だ」と強気の言葉を繰り返した。自身のブログには「陸山会事件そのものが虚構である。(中略)新しい闘いが始まる」と書き込んだ。
 「無罪と言うより、冤罪だ」と強調したのは小沢元代表に近い川内博史衆院議員。「でっち上げの国策捜査だった」と検察を批判した。
[スポニチアネックス 2012年4月26日12:26]
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無罪
 当然の判決である。裁判長の公正な判断に敬意を表するものである。
 検察がねつ造した捜査報告書による検察審査会の「起訴議決」そのものが無効であり、裁判は中止すべきであった。そもそも、事件を担当した元検事が公判で「見立て違いの妄想」と証言したように、陸山会事件そのものが虚構である。だからこそ、検察は「有印公文書偽造」という重大な犯罪に手を染めた、そして決して忘れてはいけないことは、検察の妄想、検察の犯罪に、大手マスメディアがスクラムを組んで加担したことである。何の反省も無い相変わらずの的外れの報道に吐き気さえする。 新しい闘いが始まる。この国に真の民主主義を確立するために、志を同じくする皆様と力を合わせていきたい。
 森ゆうこtwitterより
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福田組は小沢一郎元代表の「無罪」に一段高のあと材料出尽くし感
サーチナ【経済ニュース】2012/04/26(木) 10:21
 福田組は26日の10時過ぎに一段高となる場面があり、344円(40円高)まで上げて年初来の高値を更新した。民主党・小沢一郎元代表の縁戚筋企業のため、同氏にかかわる話題が出ると動意づく性質があり、本日は、同氏を巡る裁判の判決が10時と伝えられ、注目が集まった。ただ。10時10分を回っては313円(7円高)とダレ模様。昨日も終値で28円高の304円と急伸していたため、判決が出て材料出尽くしになったようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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