景気は下げ止まっていく可能性、政策金利は据え置き

2009-05-22 | 社会
2009年5月22日13時45分[東京22日ロイター]
 日銀は21・22日開催の金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.1%前後に据え置くことを全員一致で決定した。
 同時に、米国債・英国債・独国債・仏国債を適格担保に追加することを決めた。
 日銀は声明で、景気の現状について「悪化を続けている」と指摘。4月の「大幅に悪化している」から判断を上方修正した。上方修正はゼロ金利を解除した2006年7月以来、2年10カ月ぶり。
 先行きについても4月の「当面、悪化を続ける可能性が高い」から、「悪化のテンポは徐々に和らぎ、次第に下げ止まっていく可能性が高い」に判断を引き上げた。
 この理由について「国内民間需要は引き続き弱まっていくとみられるが、輸出・生産は下げ止まりから持ち直しに転じていき、公共投資も増加していくと予想される」と説明している。
 一方、金融環境については「ひところに比べて緊張感は後退しているものの、なお厳しい状態が続いている」との判断を示した。(ロイターニュース 志田義寧記者)

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