産経ニュース 2016.7.29 07:00
【東京都知事選】小池百合子氏演説詳報(28日)「葛飾の地は都政のドンと戦ってきた方らのゆかりの地。そして自殺もなさったということ。その方の無念さもしっかりと胸に秘め、この東京大改革を進めていく」
私、このたびの都知事選に自分の意志をもって立候補いたしております。真っ先に手を挙げました。小池百合子でございます。選挙戦もあとわずか。最初は八丈島に始まり、奥多摩、今日はこの亀有など下町、皆さま方の町、くまなく走らせていただいて、思いや政策をお訴えするところでございます。お支えください。
新聞やインターネットで朝、何時にどこでという場所を知った人はいらっしゃいますか。私は政党や組織のバックがございませんから、組織としてのお知らせができないんです。組織として選挙やったけど、お願いしてもこんなに集まらない。ありがとうございます。
都知事は政党の都合では決まらないんです。ましてや政党のボスが決めるわけにはいかないんです。私、小池百合子は皆さま方のご推薦で戦わせていただいてる。
私は東京大改革を標榜している。都政がどうも遠くなってしまっているのではないか。そもそも都政のこと知らなかったよね。湯河原行き、タマゴサンド1万8000円。細かい話になると、急に身近になって関心がわいた。その結果、舛添知事が辞めてしまわれた。
しかし、私はもっと都政のことをお知らせして、例えば2020年に東京五輪パラリンピック間近です。お金かかると言われているけど、いくらなの。誰にも知らされていない。私も現時点ではいくらなのか、よく分かっていません。
もし私が当選させていただけるのなら、東京五輪パラリンピック成功させたいじゃないですか。そのためにも皆さんにしっかりと中身をお知らせする。そこに利権構造などがあったら、利権を暴くのは若狭勝さんのプロの世界でございますから。
今日も一つ出ておりました。具体的な例が。この点については実際に黒か白か、まだ私は承知をいたしておりませんけど、何で五輪パラリンピックが。人件費が高くなりました、資材費が高くなった。だけどそこに利権費が入っていたら、どうですか、認められますか。私は利権の構造をブラック化しているところを暴いていきたい。やはり気持ちのいい東京五輪パラリンピックを迎えるためにも都政の透明化をしていきたい。ちょうど街宣車がガラス張りのように、都政をガラス張りにしたいと思います。
その上で、私は何をするか、1点お伝えしたいと思います。梅雨も明けたということでございますけど。今私が持っているのは、ピッとこれを当てれば、道路の温度がわかるという温度計なんです。私に当てると、はい平熱であります。そしてこの道路、46度であります。場合によってはこれが60度を超えるところもある。これヒートアイランド現象ですね。2020年東京五輪パラリンピック、そこを、鉄板の上を、目玉焼きではないですよ。アスリートが走るんです。こういうことは単に五輪のみならず、ヒートアイランド現象によってゲリラ豪雨などが間接的に起こってしまう。気候変動ますます激しくなっている。東京五輪パラリンピックを契機として、首都・東京を環境先進都市にしていきたい。
さて、その上で命を守るというのは大変重要な役割。私は阪神大震災のど真ん中におりました。知事の権限は強いものがある。大きなものがございます。阪神大震災のときの知事は平時のときには、大変立派な知事でありました。
しかし、いざというときに出動命令、出動依頼を知事が出さなければならないのに、迎えの車をじっと待っていたということで、初動が遅れたというような話もある。
災害が起こったとき、直下型が起こったときは、この東京、例えば南部が震源地になると、62万戸が壊れる。そして2万3000人が亡くなるという試算がある。防災は、真にいのちを守ることに直結している。命を守るために必要なネットワークがある。自衛隊、救急車、消防車、警察いろんな命を守るための仕掛け。まず知事が危機管理の役割の重要性を認識して、すぐ行わなければならない。危機管理能力が試される。
私は自衛隊27万人を率いてきた。防衛大臣の実績がある。どうぞ小池百合子にお任せをいただきたい。
今日の新聞にもでておりましたが、日本の寿命また延びていました。延びていましたけれど女性は87・05歳ということで、実は他の国でもっと延びたところがあった。国といっていいのかどうか分からないけど、香港に抜かれちゃった。そして男性は3位から4位に落ちてしまった。
つまり他の国も伸ばしているということであって、皆さま方が予防医療に努められるような制度を東京都として後押ししていきたい。そして健康に生きるということが重要。そのためにも受動喫煙の対策については、五輪パラリンピックもあるので進めてまいります。
東京大改革を進めていきたい。そしてブラックボックス化していると何度も申し上げているが、これをクリアにしていきたい。これまで都政において、自民党の東京都連にドンという人が今もおられますが、その方に関するきょうは週刊誌の報道がございます。その中に東京五輪パラリンピックについての利権で、その方が動いたのではないかという疑惑が報じられている。その結果、その方の利権が、その分かさ上げになっていたらどうでしょうか、皆さん。私はそういった点でも、都政の誰がどこで何を決めているのかをクリアにしていきたい。
そしてまた、若狭勝衆院議員の除名覚悟の私への応援、これを次には利権を明確に暴いていく応援にかえてもらって、ぜひとも信頼できる都政に取り戻してまいりたい。
そしてこの葛飾の地は都政のドンと戦ってきた方らのゆかりの地でございます。そして自殺もなさったということ。私も友人でございましたので、今もよく覚えております。その方の無念さもしっかりと胸に秘めながら、この東京大改革、みなさんとともに進めてまいる所存でございますので、あと3日の戦い、どうぞお支えください。
組織を引き締めるたって、私には組織がない。皆さんスマートフォンお持ちだと思います。お友達がいっぱい番号お持ちですね。個人情報だから私たちは知り得ません。どうぞみなさん、「ポケモンGO」にはまる前に、お友達に「小池百合子さんを都知事にお願いね」、みなさんからお願いしていただけませんでしょうか。
薄化粧の女なら、東京都知事でもいいそうですが、今日の紫外線の強さ、私は(紫外線防止効果を示す数値)SPF50以上のUVカットで、しっかりと、この戦い進めてまいりたいと思います。最後の3日間、皆さま方のお支えだけがエネルギー源です。自然発生エネルギーです。国会にはもう戻る場所はありません。行く場所だけがあります。行く場所は東京都庁。一緒にまいりましょう。
◎上記事は[産経新聞]からの転載・引用です
...........
〈来栖の独白〉
>日本の寿命また延びていました。延びていましたけれど女性は87・05歳ということで、実は他の国でもっと延びたところがあった。
人は長く生きすぎた。それの及ぼす問題は深刻だ。90代、それ以上にもなって、健康に生きることなど、およそ難しい。
>東京大改革を進めていきたい。そしてブラックボックス化していると何度も申し上げているが、これをクリアにしていきたい。
これを言っているのは、小池さんだけ。この人が知事になる意義がある。
>薄化粧の女
石原父子の不明、差別を露呈している。この馬鹿父子に諫言する一人もいない。馬鹿父子は、そのことにも気づいていない。
--------------------
◇ 人類が初めて遭遇する「寝たきり100歳社会」の悪夢 前編〈医学の勝利が国家を亡ぼす 第4回〉
◇ 人類が初めて遭遇する「寝たきり100歳社会」の悪夢 後編〈医学の勝利が国家を亡ぼす 第5回〉
◇ 都連・都議会の「ドン」内田茂都連幹事長=絶大な権力、都政を不透明なものにしている 2016/7/16
◇ 【都議会の闇】猪瀬直樹元都知事が衝撃告白「都議の自殺は都議会のドンに追い詰められたためだ」2016/7/15
◇ 「大年増の厚化粧。嘘つき」「小池百合子氏は自民党の人間ではない」石原慎太郎、伸晃父子の放言が見苦しい
.......