小沢代表ら 脱原発の独視察へ
NHK NEWS WEB 10月16日 11時14分
国民の生活が第一の小沢代表らは、10年後の2022年までに国内のすべての原発を廃止するとしているドイツの実情を視察し、党の政策に反映させるため、16日、ベルリンに向けて出発しました。
国民の生活が第一は、ことし8月、10年後の2022年をめどに、すべての原発を廃止するとともに、省エネ技術の開発や再生可能エネルギーの普及を促進することを柱とした、緊急に取り組む党の主要政策を発表しました。
そうしたなか、小沢代表らは、同じく10年後までに国内のすべての原発を廃止するとしているドイツの実情を視察するため、16日午前、成田空港を出発し、ベルリンに向かいました。
小沢氏らは訪問中、アルトマイヤー環境相らと会談するほか、太陽光や風力などだけですべてのエネルギーを賄っている村などを視察することにしています。
小沢氏らは視察を通して、ドイツがどのようにして10年後までに原発を廃止する計画なのか情報を収集し、党の政策に反映させたいとしています。
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◆【2012年10月15日・党本部】小沢一郎代表 定例記者会見 http://www.youtube.com/watch?v=pCDSDRXEoI4
(16日からのドイツ視察に関する部分のみ、書き起し=来栖)
最も先進工業国、最強のドイツが22年に原発ゼロという決定を国民の総意で、している。ドイツでは、それを決定して実行に移しつつある。我々(「国民の生活が第一」)の原発ゼロということが現実離れしたものでもなく、我々の方針が正しいものであるということを、国民の皆さんにわかっていただけたら、と思っています。
化石燃料にするとコストがかかる、或いはCO2の環境への問題がある。が、コストの問題は、原発はコストが安いといううたい文句だったけれど、現実に事故をみて、安いなんてものじゃない。ものすごい大変なコストがかかることが、わかりました。事故がなくても40年使って廃炉にした場合の高レベル廃棄物をどうやって処理するのか。子々孫々にわたる問題。安易に原発にたよったことを反省しなくてはならない。原発に頼らないで、脱原発の政治を考えていく。ドイツの山間の村で、努力して、太陽光だ、水力だ、新しい代替エネルギーを、いろんな小規模だが、みんなで努力してやっている。そこも見学に行こうと思っていますけれども、ドイツでやれることが日本でやれないわけがない、ドイツで正しいことが、日本で間違っているわけがない、と思っています。
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◆ 小沢一郎氏 ドイツの「脱原発」視察へ 2012-10-04 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
小沢氏、ドイツの「脱原発」視察へ
産経ニュース2012.10.4 18:25
「国民の生活が第一」は4日、小沢一郎代表が16~21日の日程でドイツを訪問すると発表した。2022年までの原発ゼロを目指すドイツの政策を視察するのが目的。小沢氏はアルトマイヤー環境相との会談や、再生可能エネルギー関連施設の視察などを予定している。
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◆ 特集ワイド:小沢一郎氏が掲げる脱原発 少なくともブレてはいない 2012-08-01 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
特集ワイド:小沢一郎氏が掲げる脱原発 少なくともブレてはいない
毎日新聞 2012年08月01日 東京夕刊
新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表が、「反増税」と共に掲げるのが「脱原発」だ。反原発デモが日常風景となった今、選挙目当ての「あめ玉」なのか、「改革者・小沢」の3・11後の真情なのか。【宮田哲】
◇本気か人気取りか…期待と批判の声、半ば
◇「安易な依存、反省すべきだ」 「過渡的エネルギー」主張も
「再稼働反対」「いのちを守れ」のシュプレヒコールが響く東京・永田町。毎週金曜、首相官邸前では関西電力大飯原発の再稼働撤回を政府に求める抗議行動があり、参加者は7月20日には主催者発表で9万人(警察調べで約7000人)に上った。29日の日曜日は、同20万人(同1万数千人)が国会を取り囲んだ。
官邸前デモの参加者に、小沢氏について聞いてみた。東京都八王子市の無職女性(64)は「信頼できない。コロコロと言うことが変わるから」。千葉市美浜区の大学3年生男子(21)は「選挙目当てに一過性で終わる反原発ならやめてほしい。危険な活断層のある原発を全部調査して、それが終わるまで全原発を停止させるくらいのことを言うなら本気だと認めます」。厳しい声の一方で、東京都板橋区の映画館従業員、竹崎由里子さん(28)は「応援します。そういう声をあげた議員を応援していかないと、政治は絶対動かないと思うから」と期待する。
小沢氏の四つめの新党の結党大会が7月11日、永田町の憲政記念館であった。小沢氏はあいさつで「『脱原発の方向性』を鮮明にする」と述べた。「狭い国土に世界の1割近くの発電所が集中する原子力は、過渡的エネルギーと位置づけ、原発に代わる新たなエネルギーの開発に努める」
記者会見では「高レベル放射性廃棄物の処理は完成した技術ではなく、やればやるほどどんどんたまってくる。原発推進は不可能」「原発に安易に依存した事実も反省しなければならない」と述べた。
政府が2030年の原発依存度を議論していることについては、「ドイツは10年後をめどに(原発を)やめる。日本の場合、できるか断言はできないが大きなめどだと思う」(7月8日のNHK番組)と話した。
小沢氏の側近、東祥三幹事長は官邸前デモの人波に「民意」を見る。「人の動きは組織動員ではない。3年前の政権交代は風が吹いたが、今は一人一人が立ち上がって、それが熱気になっている」
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小沢氏の「脱原発」には風あたりが強い。自民党の石原伸晃幹事長は「原発をすぐなくしてしまうというようなことをやって、国民の生活を守れるのか。できもしないマニフェストを掲げて民主党の来た道をまた進んでいくのではないか」と批判。政治アナリストの伊藤惇夫さんは「脱原発は衆院選でアピールするためのテーマ。小沢さんを20年以上見てきたが、過去に原発問題に発言したことは私の記憶では一度もない」と話す。
確かに、小沢氏が原発について積極的に発言してきた印象は薄い。民主党政策集の「原子力政策に対する基本姿勢」の項目は、05年版までは「安全性を最優先させ、万一に備えた防災体制を確立したうえで、過渡的エネルギーとして慎重に推進」とされていた。ところが、小沢氏が代表だった07年版から「過渡的エネルギー」の表現が消えている。
しかし、小沢氏の知恵袋といわれる平野貞夫元参院議員は「若い頃から原発には消極的だった」と振り返る。
小沢氏自身は昨年11月、「1970年代、僕が科学技術政務次官だった頃に原発が始まりましたが、過渡的なエネルギーとしては仕方がないと最初から主張していた。新エネルギーを見いださないといけないという思いはずっと持っていました」 (「サンデー毎日」11年11月27日号)と語っている。
科学技術政務次官を務めた後、小沢氏は衆院の科学技術関連の委員会に所属し、衆院事務局に勤めていた平野氏はその委員会を担当した。当時、小沢氏は「科学技術庁では原子力行政のあり方のまずさを勉強した。プルトニウムは人類がつくった最大の毒。量産してためるのはよくない」と平野氏に話した。新進党、自由党時代は「なんで便所のないマンションばかり造るのか」としきりに言っていたという。
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小沢氏は福島第1原発事故にどう反応したのか。平野氏は3月13日に電話した。「被災地に行くべきか悩んでいたが、『今行ったらじゃまになる』と止めた」。独自に情報収集しているらしく、「3月末には『メルトダウンしている可能性がある』と話していた。小沢さんが批判していたのは、政府が避難指示区域を段々と広げたこと。『だから住民の不安が増す。まず広く取ってから、縮めるべきだ』と言っていた」
震災後の小沢氏について、夫人が支持者に送ったとされる離縁報告の手紙が週刊誌に掲載された。そこには「小沢は放射能が怖くて秘書と一緒に逃げだしました」と記されている。小沢事務所で9年間、書生や秘書を務めた石川知裕衆院議員は「本当に怖くて逃げたのなら、(原発事故発生後)すぐ逃げているのでは」と疑問を呈したうえで、こう解説する。
「世間は『選挙目当て』とみるかもしれないが、小沢さんは原理、原則を大事にする人。原発は廃棄物処理ができないからやめるしかないという考えは、小沢さんの思考としてはまっとうだ。原発を取り巻く企業や官僚が入り組んだ体制や原発立地自治体の問題など、『行うは難し』を解決する手腕を小沢さんに期待できるのではないか」
一方、伊藤さんは「脱原発で共感を呼べるかどうかは、だれが言うかだ。既成の政治構造のど真ん中に座っていた小沢さんが脱原発と言っても直ちに共感されるとは思えない」と話す。
再び反原発デモ。平野氏は官邸前デモに参加し、小沢氏に様子を伝えて「3・11以降、主体的に政治を考えようと日本人の意識は変わったなあ」と話し合った。小沢氏のデモ参加については、ポピュリズムとの批判をあびるから、と平野氏は勧めていない。
栃木県壬生町から参加していた花沢隆徳さん(62)は小沢新党について「半分期待している」と語った。「今は人気取りとしか思えない。だが死に物ぐるいですべての原発をなくそうとする姿をみせてくれるなら、本気さを信じるかもしれない」
「権力闘争」のためでなく、「政策」のために戦う。今こそ多くの人が本気の姿を見たがっている。
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◆ 『小沢一郎 語り尽くす』TPP/消費税/裁判/マスコミ/原発/普天間/尖閣/官僚/後を託すような政治家は 2011-11-20 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
小沢一郎 すべてを語る TPP、消費税、政治とカネ、原発… 聞き手;鳥越俊太郎(サンデー毎日2011/11/27号)
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◆「国民の生活が第一」脱原発で厳しい立場=横山北斗・中野渡詔子・平山幸司議員/国民の多数意見 第一 2012-07-12 | 政治/検察/裁判/小沢一郎/メディア
小沢新党「脱原発」で厳しい立場…中野渡氏
2012年7月12日 読売新聞 青森
民主党を除籍(除名)された小沢一郎元代表は11日の新党「国民の生活が第一」の結党大会で、脱原発を新党の旗印にする方針を明らかにした。原発に加え核燃サイクル施設も立地する本県から新党に参加した横山北斗、中野渡詔子両衆院議員と平山幸司参院議員は難しい対応を迫られそうだ。
小沢氏は大会後の記者会見で、「高レベル廃棄物がどんどんたまるので、原発を推進するのは不可能。できるだけ早く新エネルギーへの転換をしていくのが大事」と明言。ただ、原発所在地への対策は必要とした。
最も厳しい立場となるのが、原子力施設が集中する下北半島を選挙区とする中野渡氏。この日、都内の議員会館で開いた会見で「小沢先生に直談判し、原子力を止めるのは現実的に難しいという話はした。(新党の)政策担当から、100%応えられるかは別として小沢先生も考えてくれているということだった」と苦しい胸の内を明かした。
横山氏も議員会館で会見を開き、原発がゼロとなる時期を明示して、それまでは必要な原発を維持する考えを示した。原発がなくても再生可能エネルギーを普及させることで「県経済を活性化できる」と訴えた。
平山氏は大会後、「新エネルギー政策を発信し、創造していく必要がある。『計画的脱原発依存』という考え方を進めていきたい」と小沢氏に賛同した。
新党で横山氏は政策担当、中野渡、平山両氏は広報担当となることが決まった。県連組織については党の方針が固まってから検討するという。
一方、民主党県連代表の田名部匡代衆院議員は新党結成に関し、「他の党がどうかではなく、私たちの党をしっかりまとめ上げるということだし、政策を一つ一つ実現すること以外に特にない」と記者団に話した。
(2012年7月12日 読売新聞)
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