中国“邦人死刑執行”日本政府が懸念表明

2010-04-01 | 死刑/重刑(国際)

中国:邦人の死刑執行通告に日本政府が「懸念」表明
 日本政府は31日午後、中国で麻薬密輸罪により死刑が確定した大阪府出身の日本人、赤野光信死刑囚(65)に死刑を執行すると中国政府が通告してきたことを受け、北京の日本大使館を通じて中国外務省に対し「懸念」を表明した。
 大使館によると、和田充広公使が中国外務省に出向き、領事局の担当の副局長に懸念を伝達した。副局長は「指導部に伝える」とした上で、麻薬取り締まりの重要性を強調、赤野死刑囚の死刑執行について「理解してほしい」などと述べた。副局長は日本側の懸念に反発することはなく、冷静な対応だったという。(共同)
毎日新聞 2010年3月31日 21時32分
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死刑執行停止求める 中国の通告に福島氏
 社民党党首の福島瑞穂消費者行政担当相は31日夜のCS放送朝日ニュースターの番組で、麻薬密輸の罪で死刑判決が確定した日本人男性に死刑を執行すると中国当局が通告してきたことに対し、執行停止を求める考えを示した。「覚せい剤で死刑にするのはちょっと待ってくれ、という声を上げるべきではないか。私は上げる」と述べた。
 中国側の判断に関し「死刑に賛成する日本人でも、覚せい剤で死刑になるのはいかがと思っているのではないか」と指摘。男性について「日本人だから(中国の)法律を熟知していなかったかもしれない」と擁護した。2010/04/01 00:18【共同通信】
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中国は邦人死刑中止を=社民・福島氏
 社民党の福島瑞穂党首(消費者・少子化担当相)は31日夜のCS放送の番組で、中国当局が麻薬密輸罪で死刑判決が確定した日本人男性の死刑執行を通告してきたことについて「麻薬で死刑にするのはいかがか。ちょっと待ってくれという声は上げるべきではないか」と述べ、中国側に執行中止を求めた。
 この問題をめぐっては、平野博文官房長官が日本人の対中感情に悪影響を与えることへの懸念を示す一方、「中国の司法の問題だ」として執行取りやめは求めない考えを示している。(時事通信2010/03/31-22:42)
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中国“邦人死刑執行”日本大使館が懸念表明
日テレnews24 2010年4月1日 1:25
 麻薬密輸の罪により中国で死刑判決を受けた日本人の刑が執行されようとしていることについて、在北京日本大使館は先月31日、中国外務省の領事司に対し、懸念を伝えた。
 領事司からは「上部に正しく伝える」との返答に加え、麻薬取り締まりの重要性についてあらためて説明があったという。
 中国政府は去年、死刑判決が確定した赤野光信死刑囚について、今月5日にも刑を執行することを日本側に通告している。中国で日本人の死刑が執行されれば、72年の日中国交回復以来初めてのこととなる。

中国、麻薬密輸邦人の死刑執行へ 首相「大変残念」


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