昨晩
カラムーチョ食いながら携帯いじくっていた為
今
携帯ボタンからカラムーチョ臭がプンプン漂ってくっせ~ばんぱくです。
敢えて鼻を近付けて匂ってみたら特に『5』が臭ぇ!
ちなみに『5』は携帯でブログ書きすぎて大破したボタン!
多分最もいじくるボタン!
にしても一晩明けて尚匂う頑固なまでのこのパワー!
カラムーチョ、恐るべし!
そんな感じで
ちょっぴり刺激臭を発する携帯電話で今日もブログを書いている。
昨晩のカラムーチョ食べる少し前
ホテル目の前のSC最上階にあるシネコンで
『借りぐらしのアリエッティ』を観た。
昨夕仕事を終え
金沢3泊目で特にする事も無く暇だったもので。
平日最後の回だからか場内お客はまばらだった。
それがかえって静かで良かった。
子供がわんさかいたらうるさくてたまらん。
宮崎アニメだからして
かなり大人寄りに作られているだろうから
子供は必ず飽きるだろうし飽きたら騒ぐだろうし。
んで動物や不思議な生き物が登場しようものなら興奮して絶叫だしね。
良いんだよ、良いんだけどでもそれちょっと辛い。
神経質なおっさんにとったら、空いてて良かった訳だ。
ファミリーや学生やカップルや友達同士やらが点々とする中おっさんは1人
スクリーンから向かって中央のやや端っこ通路脇に腰を下ろした。
映画館で映画を観るなんて本当久しぶりだ。
近頃じゃ忙しさにかこつけて映画すらとんと観れちゃいないのが現状だ。
ジブリ映画も『もののけ姫』までは全てスクリーンで観ていたが
なんちゅうか『となりの山田くん』から行かなくなった。
昔は映画、よく観に行ってたのにな。
1日に4本ハシゴした事もあったっけ。
それがいつしか単館のモノばかり観に行くようになり
そして今じゃそれすらも足が遠退いている。
特に観るモノは何でも良いのだが
暗がりで1人スクリーンと向き合う時間て良いもんだ。
気合い入れて観るもぼんやり眺めるも寝るも
わざわざ出向いてお金を支払い
大きなスクリーンと相対する時間は貴重な気がする。
全ては余裕ありきの事だが
そういう娯楽も窮屈な日常に必要な気がした。
さてアリエッティだが、これが期待を上回り楽しかった。
何となくテーマや狙いも分かりやすく
しっかりこちらに伝わって来た。
事前に製作ドキュメントを観てしまっていたので
自分としては多少先入観があったのだが
それでも充分素直に楽しめた。
出張でかなりくたびれていたから寝ちゃうかなぁと思ったけれど
そんな眠気は全く襲って来なかった。
それくらい自然と楽に目から脳へ入ってきてくれたアニメ映画だった。
ジブリとしての世代交代というものが背景にあった作品だが
そんなモノを遥かに越えた
監督のジブリ作品への愛みたいなものが物凄く伝わって来た。
ジブリってこうだよ!みたいな監督の想いである。
ともすればそういうのって嫌味になりがちであるが
決してそんな事は無かった。
宮崎駿を越えるでなく
単純に引き継ぐでなく
しっかりとジブリ作品をリスペクトした上で
米林監督流に我を通した形となっているように思えた。
観客に媚びない程度のデフォルメと
多少子供に気を使ったようなコミカルなデフォルメが共存し
全体的まとまりをまろやかに、そしてほがらかに
良い演出が施されていた。
思い返せば内容的に小さなスケールの小さい世界を
よくもああまで大きく描けたもんだと感心してしまった。
物語的な状況の揺れ幅はかなり小さい。
実際冷静に見るとこれといった展開にも乏しい。
物語は淡々としている、と言っても過言にゃならんくらい平坦だ。
けれどキャラの感情の揺れ幅の大小が半端なく緻密で
そこで遥かなる深みを持たせ物語を壮大にさせていたように感じた。
そんなやり方がアリエッティの世界と合致していたように思う。
僕的に宮崎アニメで1番好きなのは『紅の豚』
かな~。
同じくらい『となりのトトロ』
同じくらい『ラピュタ』
同じくらい『ナウシカ』が好き
かな~。
次いで『魔女の宅急便』『千と千尋の神隠し』も好きである。
どれもこれもそれぞれスケールデカく激しく緻密であり
そこには果てしないロマンがある。
アリエッティにも同じ血が流れていた。
優しく切ない様な
どこかそれらとアプローチは違う同じ血が。
ただ、やっぱり作りが大人過ぎるんだよな。
大人のメルヘンなんだよね。
「うわぁ!そう来ちゃうのね!」っちゅう緻密で卑怯な演出も
大人が見てこその楽しさや切なさだったりして。
それでも良いのかもしれないが、どちらかといえば
大人は子供に返り、子供はそこで何かを掴む
ような懐かし楽し切なきモノが理想かなとも思ってしまう。
とすればやっぱり『トトロ』は化け物アニメだな
なんて。
米林監督さんは、優しすぎるんだろうな。
今っぽく、優しすぎ。
あと真面目?実直すぎ。
そこらへんも良かれ悪かれ作品に現れていた。
あぁ、あと
関係ないが声優の樹木希林さん!
ズルすぎ!!!
上映終了後、場内の明かりが灯り、何処かで子供が叫んだ。
「あー!もっと観た、、、くないー!」
へ~?
相当退屈だったのだろう。
それに答えるオヤジの言葉も凄かった。
「俺寝ちゃったー!
途中猫の叫び声で起きたけどな!」
だって。
オイオイ。
なんちゅうか、親が子に言う言葉か?っちゅうか。
別な家族はお母さんが息子に
「面白かった?」
息子
「分からない」
そしたらお父さんが
「少し早すぎたかな。
もう少し大きくなったらまた観れば良い。
そしたら今よりもう少し分かると思うぞ」
「うん」
僕の横に座っていた2人組の女性は
感動したのか涙を流していた。
受け方は人それぞれである。
当然それで何も悪くない。
と、言うよりむしろそれで良い。
スクリーンからその映画の意図が
様々な形で様々な人に伝わる。
その様々に意味がある。
『借りぐらしのアリエッティ』の優しさも
真っ直ぐだったり屈折したり落下したり誇張されたりしながら
様々な人に届いている事だろう。
あぁ、アリエッティに
この携帯電話の砕けた『5』ボタンの匂いを嗅がせてみたい!
「カラムーチョ臭ェッティ!」
めけめけ~。
写真。アリエッティ目線で見た自分の足元。
福井より。
カラムーチョ食いながら携帯いじくっていた為
今
携帯ボタンからカラムーチョ臭がプンプン漂ってくっせ~ばんぱくです。
敢えて鼻を近付けて匂ってみたら特に『5』が臭ぇ!
ちなみに『5』は携帯でブログ書きすぎて大破したボタン!
多分最もいじくるボタン!
にしても一晩明けて尚匂う頑固なまでのこのパワー!
カラムーチョ、恐るべし!
そんな感じで
ちょっぴり刺激臭を発する携帯電話で今日もブログを書いている。
昨晩のカラムーチョ食べる少し前
ホテル目の前のSC最上階にあるシネコンで
『借りぐらしのアリエッティ』を観た。
昨夕仕事を終え
金沢3泊目で特にする事も無く暇だったもので。
平日最後の回だからか場内お客はまばらだった。
それがかえって静かで良かった。
子供がわんさかいたらうるさくてたまらん。
宮崎アニメだからして
かなり大人寄りに作られているだろうから
子供は必ず飽きるだろうし飽きたら騒ぐだろうし。
んで動物や不思議な生き物が登場しようものなら興奮して絶叫だしね。
良いんだよ、良いんだけどでもそれちょっと辛い。
神経質なおっさんにとったら、空いてて良かった訳だ。
ファミリーや学生やカップルや友達同士やらが点々とする中おっさんは1人
スクリーンから向かって中央のやや端っこ通路脇に腰を下ろした。
映画館で映画を観るなんて本当久しぶりだ。
近頃じゃ忙しさにかこつけて映画すらとんと観れちゃいないのが現状だ。
ジブリ映画も『もののけ姫』までは全てスクリーンで観ていたが
なんちゅうか『となりの山田くん』から行かなくなった。
昔は映画、よく観に行ってたのにな。
1日に4本ハシゴした事もあったっけ。
それがいつしか単館のモノばかり観に行くようになり
そして今じゃそれすらも足が遠退いている。
特に観るモノは何でも良いのだが
暗がりで1人スクリーンと向き合う時間て良いもんだ。
気合い入れて観るもぼんやり眺めるも寝るも
わざわざ出向いてお金を支払い
大きなスクリーンと相対する時間は貴重な気がする。
全ては余裕ありきの事だが
そういう娯楽も窮屈な日常に必要な気がした。
さてアリエッティだが、これが期待を上回り楽しかった。
何となくテーマや狙いも分かりやすく
しっかりこちらに伝わって来た。
事前に製作ドキュメントを観てしまっていたので
自分としては多少先入観があったのだが
それでも充分素直に楽しめた。
出張でかなりくたびれていたから寝ちゃうかなぁと思ったけれど
そんな眠気は全く襲って来なかった。
それくらい自然と楽に目から脳へ入ってきてくれたアニメ映画だった。
ジブリとしての世代交代というものが背景にあった作品だが
そんなモノを遥かに越えた
監督のジブリ作品への愛みたいなものが物凄く伝わって来た。
ジブリってこうだよ!みたいな監督の想いである。
ともすればそういうのって嫌味になりがちであるが
決してそんな事は無かった。
宮崎駿を越えるでなく
単純に引き継ぐでなく
しっかりとジブリ作品をリスペクトした上で
米林監督流に我を通した形となっているように思えた。
観客に媚びない程度のデフォルメと
多少子供に気を使ったようなコミカルなデフォルメが共存し
全体的まとまりをまろやかに、そしてほがらかに
良い演出が施されていた。
思い返せば内容的に小さなスケールの小さい世界を
よくもああまで大きく描けたもんだと感心してしまった。
物語的な状況の揺れ幅はかなり小さい。
実際冷静に見るとこれといった展開にも乏しい。
物語は淡々としている、と言っても過言にゃならんくらい平坦だ。
けれどキャラの感情の揺れ幅の大小が半端なく緻密で
そこで遥かなる深みを持たせ物語を壮大にさせていたように感じた。
そんなやり方がアリエッティの世界と合致していたように思う。
僕的に宮崎アニメで1番好きなのは『紅の豚』
かな~。
同じくらい『となりのトトロ』
同じくらい『ラピュタ』
同じくらい『ナウシカ』が好き
かな~。
次いで『魔女の宅急便』『千と千尋の神隠し』も好きである。
どれもこれもそれぞれスケールデカく激しく緻密であり
そこには果てしないロマンがある。
アリエッティにも同じ血が流れていた。
優しく切ない様な
どこかそれらとアプローチは違う同じ血が。
ただ、やっぱり作りが大人過ぎるんだよな。
大人のメルヘンなんだよね。
「うわぁ!そう来ちゃうのね!」っちゅう緻密で卑怯な演出も
大人が見てこその楽しさや切なさだったりして。
それでも良いのかもしれないが、どちらかといえば
大人は子供に返り、子供はそこで何かを掴む
ような懐かし楽し切なきモノが理想かなとも思ってしまう。
とすればやっぱり『トトロ』は化け物アニメだな
なんて。
米林監督さんは、優しすぎるんだろうな。
今っぽく、優しすぎ。
あと真面目?実直すぎ。
そこらへんも良かれ悪かれ作品に現れていた。
あぁ、あと
関係ないが声優の樹木希林さん!
ズルすぎ!!!
上映終了後、場内の明かりが灯り、何処かで子供が叫んだ。
「あー!もっと観た、、、くないー!」
へ~?
相当退屈だったのだろう。
それに答えるオヤジの言葉も凄かった。
「俺寝ちゃったー!
途中猫の叫び声で起きたけどな!」
だって。
オイオイ。
なんちゅうか、親が子に言う言葉か?っちゅうか。
別な家族はお母さんが息子に
「面白かった?」
息子
「分からない」
そしたらお父さんが
「少し早すぎたかな。
もう少し大きくなったらまた観れば良い。
そしたら今よりもう少し分かると思うぞ」
「うん」
僕の横に座っていた2人組の女性は
感動したのか涙を流していた。
受け方は人それぞれである。
当然それで何も悪くない。
と、言うよりむしろそれで良い。
スクリーンからその映画の意図が
様々な形で様々な人に伝わる。
その様々に意味がある。
『借りぐらしのアリエッティ』の優しさも
真っ直ぐだったり屈折したり落下したり誇張されたりしながら
様々な人に届いている事だろう。
あぁ、アリエッティに
この携帯電話の砕けた『5』ボタンの匂いを嗅がせてみたい!
「カラムーチョ臭ェッティ!」
めけめけ~。
写真。アリエッティ目線で見た自分の足元。
福井より。
ごちゃごちゃで良いかも(笑)
『アリエッティ』も見方をかえれば赤面ものだ(笑)
優し過ぎる点がそこにあり!
ハートチップルにんにく臭ェッティ!
(爆)
ちょっと若すぎて赤面ものだが
『耳をすませば』
好きかも。
カラムーチョの次は
ハートチップルだ!