時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

マシュー・ボーン『シザーハンズ』

2008-10-15 | 舞台/役者


「Edward aux mains d'argent」

観劇して参りました
マシュー・ボーン振付・演出でございます
マシュー・ボーンと言えば
「白鳥の湖/Swan Lake」
アダム・クーパーでございます!
パリで
マシュー・ボーンの作品にお目にかかれるとは
光栄でございます

1990年に
ティム・バートン監督
ジョニー・デップ主演
で映画化されております
ご存知ですよね(多分)



プログラムに
ストーリーが載っていないので
σ(^^;) の勝手な解釈を書きますね


愛する一人息子エドワードが
庭で何故か鋏で遊んでいると
その鋏に雷が落ちて
死んでしまいます

息子の死を悲しんだ発明家の父親が
人造人間のエドワードを作ります
そして彼の好きだった
形見の鋏を手にして…

幸せに
暮していたある夜

発明家の家に
町の有力者の放蕩息子と
その仲間が押し入り
格闘しているうちに
発明家が心臓発作か何かで
死んでしまいます

一人残されたエドワードは
家に入って来た人間を追ってか
孤独を紛らわせる為か
とにかく
町におりてきます



そして
町でとても優しいペグ夫人と出会い
一家に受け入れられます
始めは
敬遠していた町の住人達も
次第にエドワードを受け入れ

エドワードも
‘エドワード・サロン’
なんて店を開き
植木を綺麗に整えたり
ペットの毛を刈ったりして
人気者になっていきます


エドワードは
ペグの娘キムに淡い恋心を抱きます
そしてキムもまんざらでもない

ある日
エドワードは
ペグ一家の庭に
大きな氷を設置して
キムをモチーフにした
天使の氷像を作ります

削られた氷が雪のように舞い落ち
それを見たキムは
とても喜びます

しかし
キムに思いをよせる
町の有力者の息子は
これが面白くない



そして
その年のクリスマスの夜

放蕩息子に
シコタマお酒を飲まされたエドワードは
フラフラになり
ついでに突き飛ばされて
町のクリスマスツリーに激突!
感電しそうになります

それを助けようとした
キムの弟の顔に
エドワードの鋏の刃が…

その現場をみていた町の人々は
放蕩息子の陰口にも踊らされ
エドワードに辛くあたります

故意でなくても
仲良くしてくれた
キムの弟に怪我をさせてしまったショックもあり
エドワードは
町を逃げ出します

キムがその後を追いかけます



辿り着いたのは
エドワードのお墓でした

キムは
自分の思いをエドワードに告げ
二人は
とても幸せな気持ちになります



そこへ
放蕩息子と町の人々がやって来て
二人を引き裂こうとします

追い詰められたエドワードは
鋏の一部を残したまま
姿を消してしまい
残されたキムは
悲しみに打ちひしがれ
家族の元へ帰って行きます



これ以降
誰もエドワードの姿を見たものはいません
でも
今まで降った事のない雪が
毎年冬になると
降るようになりました

と言う
感じで幕を閉じました

ダンスに関しては
素人なので
批評は出来ませんが

エドワードが
町のお色気マダムに言寄られる
と言うような場面もあり
楽しめました

映画でストーリーを知っている事もあり
最後の
町に深々と雪が舞い落ちる場面は
ジ~んときました

フランスの有名なディレクターさんが
観劇に来ていると
友人が教えてくれましたが

有名と言われましても
σ(^^;) には
全然解かりません(笑)

スタンディング・オベーション
拍手喝采
なかなか好評のようです


11月2日(日)まで
火~金 20:00、土日 15:00/20:00 月休
入場料:10~90€

Théâtre du Châtelet
2, rue Edouard Colonne 75001 Paris
M:Châtelet①④⑦⑪⑭
TEL : 01 40 28 28 40
www.chatelet-theatre.com

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