時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

日光東照宮

2009-03-17 | 神社仏閣
先月一時帰国した際
友人達と出かけた
日光・鬼怒川&箱根の画像を
ぼちぼちアップしてみようと思います

はずは
小学生の頃
一度だけ足を運んだ地
日光東照宮
とは言え
殆ど記憶になかったりして…

境内の雰囲気を
少しご紹介致します
解説は
(社)日光観光協会オフィシャルサイトにある
パーフェクトガイド「日光東照宮」より
引用させて頂いています


紋様を逆にして未完成の部分を残したと言う魔除けの逆柱

空から舞い降りる霧雨も
まさしく森林浴
ひんやりとした空気と体内に吸い込んで
思いっきりリフレッシュ
日光通の友人達のガイドを聞きながら
のんびり散策開始~

この逆さ柱は
日本の木造建築における俗信の一つで

「建築物は、完成と同時に崩壊が始まる」
という伝承を逆手に取り
それじゃ~わざと柱を未完成の状態にして
災いを避けようではないか
と言う発想から来ているらしい


高さ約36メートルの五重塔

<五重の塔>
内部は吹き抜けになっていて
中心を貫く直径60センチの心柱(しんばしら)が
4層(4階)から鎖でつり下げられ
その最下部は
礎石の穴の中で10センチほど浮いている
建物が揺れても重心は常に中心にあって
倒壊を防ぐ耐震・耐風対策といわれる
初層から4層までは
屋根の垂木(たるき)がまっすぐ平行の和様
5層は
垂木が扇の骨のように放射状で
曲線の唐様になっている
初層を飾る動物彫刻は子(ネズミ=北)
卯(ウサギ=東)など
十二支で方角を表している


子どものときは悪いことを「見ザル、言わザル、聞かザル」

「見ザル、言わザル、聞かザル」の三猿は知ってましたが
三猿の物語と言うストーリーになっていて
しかも人の生き方を伝えているとは…
奥が深い


青銅で作られた高さ6メートルの唐銅鳥居と三猿の物語の彫刻がある神厩舎

例に漏れることなく
大人になると
ありがちな意見ですけど
やはり感じてしまいましたσ(^^;)

東照宮って敷地も建物も
      もっと大きかったような



国宝「陽明門」

この陽明門もしかり
威厳があり
その彫刻や装飾技術は確かに国宝ですが
倍位の多きさだったような…

霊獣と呼ばれる想像上の動物も
多く彫られているとのことですが
次回訪れる機会があれば
じっくり見てみたいと思います


国宝「眠り猫」

<国宝「眠り猫」>
東回廊の奥社参道入り口にある
左甚五郎の作と伝えられ
東照宮の数ある彫刻のなかで最も有名な彫刻だ
眠り猫の真裏に雀の彫刻がある
猫が起きていれば雀は食われてしまうが
東照宮では
猫も居眠りして雀と共存共栄
戦乱が治まり
平和な時代がやってきたことを
表しているという解釈もある



急ぐ旅ではないので
のんびり楽しんで散策してはみたものの
奥社へと向かう道のりは
それなりに大変だったりして…
ここでも
日頃の運動不足を痛感(笑)


鋳抜門(いぬきもん)

<鋳抜門>
扉を除いて
柱や梁などをひとつの鋳型で作ったことから
鋳抜門と呼ばれている
門前の石段から
にらみをきかせているのは狛犬
そして
門の袖-そで-にいるのは蜃(しん)

蜃…ツバメを食べ気を吐き楼台城郭(ろうだいじょうかく)を描き出すという
  蜃気楼の蜃


重要文化財 奥社宝塔と願いをかなえてくれるといわれる叶杉

家康公の神柩(しんきゅう)が納められているという
重要文化財の奥社宝塔(おくしゃほうとう)
建立以来
一度も開けられたことがないらしい…

友人3人が
三猿の御神籤を引いたんですけど
3人揃って
立て続けに‘大吉’
「ここの御神籤‘大吉’しか出なかったりして?」
と言うことで
σ(^^;) もトライ

結果は‘小吉’
なんだかとても微妙な心情でした

家族へのお土産にと
お守りを購入する友人の姿を眺めていたら
一昨年
京都の西芳寺で買い求めたお守りを
パリ在住の日本人に渡した時

『お守りって邪魔なのよね…』


面と向かって
言われたことを
思い出してしまいました

あれには
唖然としたと言うか
絶句…

こ~ゆ~人もいるですね



この日最後の拝観は
輪王寺でした

閉館間際で慌しい見学となりましたが
しっかりとお参りをすませ
自分の為に
十二支梵字守を購入

ちなみにσ(^^;) の守護本尊は
普賢菩薩

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