時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ヘンリー五世

2019-03-08 | 舞台/役者
父ヘンリー四世の死と共に
ハル王子は新王となり
放蕩の限りを尽くした
若い時代とはうって変わり
才知溢れ尊敬を集める
ヘンリー五世に成長した
フランス皇太子からの
挑発を受けた新王は
ついに
フランスへの遠征を決意する
勇猛果敢な新王のもと
意気揚々と進軍する
イングランド軍
敵を迎え撃ち壊滅させようと
うずうずしているフランス軍
巻き込まれていく市民たち
‘名誉’の名のもと
戦いは悲惨なものとなっていく

圧倒的な兵力で
押し寄せるフランス軍に対し
瀕死の状態のイングランド軍
名君ヘンリー五世は
この窮地に何を考えるのか
どう立ち向かうのか
この大戦争は
人々に何をもたらすのか

彩の国シェイクスピア・シリーズ第34弾『ヘンリー五世』プロモーション映像


先月
観て参りました
『ヘンリー五世』

舞台は
3013年に上演された
シェイクスピア・シリーズ第27弾
『ヘンリー四世』の回想映像から
始まりました

あの
放蕩息子
ハルが
なんとまぁ~
立派な国王になったもんだ
と言うか
戦隊シリーズで
デビューしてから
学園モノ他で
ブレイク
実年齢と
ドラマで求められる
キャラとのギャップで
先細りにならなきゃ
いいんだけど
と心配したけど
そんな心配をよそに
早い段階から
舞台と言う
新たなジャンルに進出
映画においても
胸キュン路線から
脱却し
今年のアカデミー賞では
『孤狼の血』で
最優秀助演男優賞を受賞
今回
舞台を拝見して
役者として
本当に
成長したなぁ~
と思った次第です

σ(^_^;)の目に
直感に
間違いはなかった!
彩の国さいたま芸術劇場
遠かったけど
行って良かったです

しかも
5月には
『居眠り磐音』
坂崎磐音役を
演じると言うではないか!
もう狂喜乱舞
おこんさん役が
木村文乃さん
奈緒さん役を
芳根京子さんが
演じると言うのは
納得いかんが…

話し戻します
2016年10月
故蜷川幸雄の後継者として
『彩の国シェイクスピア・シリーズ』の
2代目芸術監督に就任した
吉田鋼太郎が演出した訳ですが
当たり前だけれど
舞台から
発せられる色彩
オーラとでも
言えばいいのかな?
空気感とか
蜷川さんの描く
世界とは
違いました
違いましたけど
蜷川さんの思いや情熱を
全員で表現しようとする
覇気を
役者さん達に感じました
そして
その昔
観客席の最後列
扉のあたりで
ほくそ笑みながら
舞台を見ていた
蜷川さんの姿を
ふと思い出しました

溝端淳平さんも
すっかり
舞台俳優が
板について参りましたね~