時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

新・古着屋総兵衛6 ~転び者~20

2013-07-03 | 読書
五十八門の大砲を搭載する
薩摩藩の新・十文字船団七隻は
大隅海峡にて
大黒屋の交易船イマサカ号
大黒丸の通過を虎視眈々と待ち受けていた

一方
総兵衛一行は
伊勢から京都への道程に
神君の故事にあやかって
伊賀加太峠越えを選んだ
それは
一行を付け狙う
薩摩の刺客の他に
忍び崩れの山賊たちが盤踞する危険な道だった
そして
陰吉が消えた…

緊張迸る二つの決戦



薩摩領海では
イマサカ号と大黒丸が
薩摩新・十文字船団との海み

総兵衛一行は
薩摩藩の刺客との戦いをきに
伊賀衆の流れをくむ
柘植一族と出会いました

鳶沢一族 池城一族 今坂一族
そして
柘植一族が
新たに加わる模様

京都に到着してみれば
坊城桜子の案内で
呉服屋じゅらく屋
茶屋家との繋がりを深めていく感じです

薩摩領海での海戦が
一番の盛り上がりかと思いきや
圧倒的な強さで
薩摩新・十文字船団を一掃してしまいましたし
加太峠での
総兵衛一行と
薩摩の刺客との戦いも
ササットかたがついてしまいました
この巻は
新たな展開の
伏線的な感じとなっております

現段階で
鳶沢一族vs薩摩の構図が
盛り上がりをみせておりますが
流石総兵衛
国際的な視野があるようで
ゆくゆくは
鳶沢一族と薩摩が手を組んで
対大英帝国
なんて流れを予想しているっぽい

次回が楽しみでございます