日曜日には、台風一過でいつもは見えない山々までを遠く見通せた事と思う。ここ東京でも富士山に見入った人は多かった。僕たちは茅ヶ崎の海岸から海の向こうに見える富士山を眺めていた。多くのサーファーが台風明けの荒れた波に乗っていた。彼らなら波の中から波越しに富士の山を、北斎ばりに見ていたのかもしれない。
谷川岳を見上げた数時間後、新宿駅の人ごみにもまれていた時も感じたが、その3日後海を見ながら富士山を眺めているという、この場所の高速移動、そして経験の断絶感。こんな感情は、芭蕉も西行も伝えきれなかった現代感覚なのだろうか。そしてそれはどんな歌になるだろうか。
海を見て、山を見て、音楽の宴は一日中続いた。日が暮れて、人がいなくなった海で、東の空からでっかい月が昇った。
W君、こんな月なら九州だって、そう遠くない。
[かめ設計室]HP
谷川岳を見上げた数時間後、新宿駅の人ごみにもまれていた時も感じたが、その3日後海を見ながら富士山を眺めているという、この場所の高速移動、そして経験の断絶感。こんな感情は、芭蕉も西行も伝えきれなかった現代感覚なのだろうか。そしてそれはどんな歌になるだろうか。
海を見て、山を見て、音楽の宴は一日中続いた。日が暮れて、人がいなくなった海で、東の空からでっかい月が昇った。
W君、こんな月なら九州だって、そう遠くない。
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