かめ設計室*3丁目通信

2005年4月より、西新宿にて一級建築士事務所かめ設計室がはじまりました。3丁目からのかめバー通信。

ロング・グッド・バイ

2007年12月29日 | 見 聞
 今年は渋谷さんのピアノもなく、いつにもましてダークネス。年末恒例の浅川マキの世界にピットイン。
 そしてついに聞いてしまったのだ。浅川マキの独壇場、1968年のリアル、寺山修司書き下ろし「ロンググッドバイ」、この曲は寺山がアンダーグラウンドシアター蠍座公演のために、浅川マキに書き下ろしたもの。その詩を歌うことを拒む彼女に、寺山は「これを歌わないなら僕が演出する意味がなくなる」と説得したと言う。レコード化できないこの曲の裏話を切々と語り歌った。浅川マキ初舞台、1968年の新宿の闇の中に。

 線路はつづくよ どこまでも 野をこえ 山こえ 谷こえて
 はるかな町まで 幸せと 闘いのない日が 続くまで

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コロンブスの卵

2007年12月26日 | かめ バー
 「コロンブスの卵」は卵をコツンとつぶして立てたということになっていますが、そんなことをして立てても周りが納得したとは思えません。本当に卵を立てたはずです。「誰にできることでも、最初にするのは難しい」という意味は、この卵を立ててみてはじめて合点できました。「コロンブスの卵」はデザイン着眼の本質へと導いてくれるかもしれません。「目からウロコ」
 忙しい師走ですが,卵を立てるなんて結構夢中になりますから。

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続あさやん

2007年12月17日 | あさやん
14日(金)「報道ステーション」での放映は、ご存知の通り、突然の事件により延期となっています。
再度、予告いたします!12月19日(水)10時30分頃より放映予定。
テレビ朝日・報道ステーションの特集『さよなら』にてあさやん紹介。
不死身のあさやん、乞うご期待。

[あさやん・ジャズに恋して]CD+BOOK  限定販売中
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あさやん

2007年12月13日 | あさやん
 帯広のトランペッター浅倉功一「あさやん」が9月に亡くなってから2ヶ月経つ。71才だった。有志でつくったあさやんのCD『ジャズに恋して』を発売してから、入院先から駆けつけた壮絶な発売ライブから、約一年半。彼はその後入退院を繰り返していたが、何度かライブにも顔を出し、亡くなる1ヶ月前8月末のアドバンドのライブでも力強くステージで歌っていた。これが最後になっただろうか。いや、まだ曲は続いている。
 
 今月14日(金)テレビ朝日・報道ステーションでの特集『さよなら』というコーナーであさやんが紹介されます。御覧あれ!

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今年も、棟梁がやってきた

2007年12月10日 | かめ 会
去年に引き続き、毎年恒例の行事となりつつあるこの会。
ひかり保育所自力建設ワークショップに全国から集まった仲間が勢揃い。
はるばる京都から来てくれた人。
仕事を終えて駆けつけてくれた人。
なにより、今回の主役は北海道からピザ釜をもって(途中のハプニングは省略)夜行列車で来てくれた棟梁。
さらに施主である園長も登場して、役者はほぼそろった。

生地もソースも手作りのピザをつまみに、話は広がる。
懐かしい写真をみながら現場での記憶がよみがえる。
当時の私たちは汗まみれどろんこで、多いに食らい酒を飲んで笑っている。
それぞれの道に進んで、その方向も進み具合もまちまちだけど
こうして集まって顔を見て話を聞けるのは嬉しいことだ。

今回来れなかった人は残念だったけど、次回は会えるのを楽しみにしています。
遠方からきてくれた方々、どうもお疲れさまでした。
お馴染みのみなさんは、またちょくちょく飲みましょう。

さて今年もあとわずか。ラストスパートかけてよい年を迎えましょう。




アルピニストと建築家

2007年12月07日 | トータル アーキテクト
 行こう 戻ろか 南陵のテラス
 戻りゃ 俺らの心がすたる
 行けば あの娘が涙を流す
 ここが男の辛いとこ

 「アルピニストとは、登山という領域の中で自己を高める、向上心を持つ人だ。とにかく山に登りさえすればいいというものではないのだ。」アルピニスト長谷川恒男さんは言う。アルピニストでもアルピニズムでもその定義が、たぶん人それぞれに違うのだろう。

 山へ行かずに 私といてと
 泣いて あの娘が止めている

 建築家の間では、建築と建物という言葉はどこかで使い分けがなされている。建築は建物より、より純粋な何かを含んでいるところがあるのだろう。
あなたは建築家か?」「住宅は建築か?」議論はわかれるところ。定義よりは精神を問うている。
「建築家とは、建築という領域の中で自己を高める、向上心を持つ人だ。とにかく建物を建てさえすればいいというものではないのだ。」

 だけど俺らは山、山、山
 アルピニストの名がすたる

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百万粒の米

2007年12月05日 | かめ バー
 大学を出て、農業の道に一歩踏み出した若者から、新米こしひかりが届きました。
 僕らの前にはいろんな道があり、進むべき道はどちらにあるのか、進んでみる前にあっちかこっちかと考えるが、進む前から進むべき道の答えはあるようでない。そうこう悩むうちに、動きが鈍くなり、現状維持のまま、都合のいい考えで落ち着いてしまう人は案外多い。自分を納得させるだけの理由ならいくらでもあるものだ。
 彼は、一年目にしてこうして米が届けられたのだから、踏み出した一歩に手応えを得たのだろうなんて、こうしてうれしくお米をいただきます。この米がまた、うまいっ。

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日曜の昼下がり2

2007年12月03日 | 見 聞
 去年に引き続き、伝統のラグビー早明戦に行った。早稲田大学の強さと五郎丸歩のかっこよさを見た。そして去年より少しはグランド全体が見えてきたかもしれない。
 国立競技場は聖火台の下、センターライン上、自由席最上段に陣取ると、そこはかなり熱心なラグビーファンが多かった。実は仕方なくの立ち見だったのだが、一人づつで戦況を見つめる耳にイヤホンの年配者たちを前に、うかつな会話も出来ぬまま、いい緊張感の中での観戦となった。
 後半、早稲田応援サイドへ移動してみたら、そこには親子、カップル、グループのにぎやかなスポーツ観戦があった。それぞれの日曜日、昼下がりの楽しみ方がある。
 恒例の神宮の銀杏並木はあと一息でした。

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