「この家は大地震が来たら壊れますか?」
「この家は震度いくつで壊れますか?」
最近、よく聞かれる質問です。
しかしこれは意外にむつかしい質問です。医者にがん患者の余命を聞くようなものです。予言者でも占師でもありません。あくまでデータから推測するだけです。とは言え、プロとして何か助言くらいはできるでしょう。いや、本当はもうちょっとできるんですが。(以下は、わかりやすくするための大雑把な解釈です)
わかりやすい目安は、建てた時期が昭和56年(1981年)の前か後かです。
新耐震設計基準に改正された年です。一般の木造家屋なら、壁(耐震壁)の量によってだいたいの耐震性を計りますが、その最低基準がそれまでより約4割上がりました。戦後すぐの基準に比べれば約2倍です。現在でもだいたいこの新耐震基準にならっています。金物などの規定はかなり変わっていますが、あまりナーバスになりすぎませんように。
阪神大震災(震度7)や今年の能登や中越地震(震度6強)でも、この新耐震基準をクリヤーしている家は概ね倒壊には至っていないようです。ただ同じ震度6強であっても能登と中越では被害が異なることを考えると要因はもっと複雑です。それでも目安としてはいいところではないでしょうか。
では、
「昭和56年以前に建てた家はどうしたらいいの?」
「この家のどこにいるのが安全なの?」
「リフォームがいいの?建て替えた方がいいの?」
これはもうちょっとむつかしい質問です。
[かめ設計室]HP
「この家は震度いくつで壊れますか?」
最近、よく聞かれる質問です。
しかしこれは意外にむつかしい質問です。医者にがん患者の余命を聞くようなものです。予言者でも占師でもありません。あくまでデータから推測するだけです。とは言え、プロとして何か助言くらいはできるでしょう。いや、本当はもうちょっとできるんですが。(以下は、わかりやすくするための大雑把な解釈です)
わかりやすい目安は、建てた時期が昭和56年(1981年)の前か後かです。
新耐震設計基準に改正された年です。一般の木造家屋なら、壁(耐震壁)の量によってだいたいの耐震性を計りますが、その最低基準がそれまでより約4割上がりました。戦後すぐの基準に比べれば約2倍です。現在でもだいたいこの新耐震基準にならっています。金物などの規定はかなり変わっていますが、あまりナーバスになりすぎませんように。
阪神大震災(震度7)や今年の能登や中越地震(震度6強)でも、この新耐震基準をクリヤーしている家は概ね倒壊には至っていないようです。ただ同じ震度6強であっても能登と中越では被害が異なることを考えると要因はもっと複雑です。それでも目安としてはいいところではないでしょうか。
では、
「昭和56年以前に建てた家はどうしたらいいの?」
「この家のどこにいるのが安全なの?」
「リフォームがいいの?建て替えた方がいいの?」
これはもうちょっとむつかしい質問です。
[かめ設計室]HP