規はぶんまわし、矩はさしがね、準は水盛、縄は下げ振り。
今もさしがねと下げ振りはもちろん健在だが、昔ながらのぶんまわしと水盛は現場で見たことがない。以前、直営工事の現場を持ったとき、本来元請けがやるべき墨出しやレベル出しを自分たちでやっていた事がある。トランジット(測量器)は扱えたので何とかなったのだが、外壁の杉南京下見板張り(横張り)のレベル墨を打っといてくれ、と大工に言われた時は困った。
3階建ての外壁だからトランジットはどうにも役に立たない。当然のように規矩準縄の原則に戻ることとなった。ホームセンターで長い透明ホースを買い、水を入れて、両端をふたりで持って・・・はい止まったー、マーキング、そして墨打ち。結局、大工は何事もなく板を張り終わったので、水平は出ていたんだろう。
この世の中で本当に水平なのは水面だけだ(画:ピロスマニ)
今もさしがねと下げ振りはもちろん健在だが、昔ながらのぶんまわしと水盛は現場で見たことがない。以前、直営工事の現場を持ったとき、本来元請けがやるべき墨出しやレベル出しを自分たちでやっていた事がある。トランジット(測量器)は扱えたので何とかなったのだが、外壁の杉南京下見板張り(横張り)のレベル墨を打っといてくれ、と大工に言われた時は困った。
3階建ての外壁だからトランジットはどうにも役に立たない。当然のように規矩準縄の原則に戻ることとなった。ホームセンターで長い透明ホースを買い、水を入れて、両端をふたりで持って・・・はい止まったー、マーキング、そして墨打ち。結局、大工は何事もなく板を張り終わったので、水平は出ていたんだろう。
この世の中で本当に水平なのは水面だけだ(画:ピロスマニ)