インドやタイなど暑い国では、スパイスたっぷりの辛い料理が好まれますが、これは、辛いものを食べて体を中から温め、汗をかくことで体内に溜まった熱を逃しているのです。 またスパイスには、胃液の分泌を促し食欲を増進させる効果があります。そして、夏バテに効くさまざまなスパイスがバランスよく調合されているのがカレー! カレーに使われるスパイスには、どのような効能があるのでしょうか?
ターメリック : 鎮痛、健胃、肝臓機能の強化、抗酸化作用など。
カレーの黄色い色のもとになる。
唐 辛 子 : 発汗、消化促進、抗酸化作用など。 カレーの辛
さを決める。
コ シ ョ ウ : 健胃、殺菌、発汗、消化促進など。 香りは表皮
に含まれるので、黒コショウのほうが香りが強い。
コリアンダー : 健胃、整腸、鎮痛、消化促進など。 煎ると香ば
しい香りとなり、カレーの風味づけには欠かせない。
ク ミ ン : 消化促進、下痢、腹痛、胃痛などに効果。 カレ
ー独特の強い香りをつくる。
これらのスパイスに共通するのが発汗、消化促進、抗酸化作用など。組み合わせることでより効果が高まり、胃腸の働きをよくし、食欲を増進させて疲労回復の効果が期待できます。 殺菌作用もあり食べ物の腐敗を防ぐなど、カレーには暑い夏を乗りきるための秘密がいっぱい! まさに理想的な夏バテ予防食です。