牛乳は体に“良い飲み物”とは言うものの、人によっては飲むと「お腹がゴロゴロ」して下痢してしまうこともあります。 人によって違うのは「ラクターゼ」と呼ばれる酵素の量、働きが違うからです。 牛乳に含まれる「乳糖」は小腸でラクターゼ(乳糖分解酵素)によってグルコースとガラクトースに分解されます。 しかし、ラクターゼが少ないと大腸で腸内細菌によって分解され、ガスが発生します。 これがゴロゴロの原因で、腸を刺激するため下痢になってしまいます。 これを「乳糖不耐症」と呼ぶそうです。 ラクターゼは子供の頃は多く持っていますが、牛乳を飲む習慣がないと大人になるにつれて減少します。 「お腹がゴロゴロする」、「下痢をする」という人は少しずつ飲むか、すでに乳糖が一部分解された「乳糖分解乳」(低乳糖牛乳)と呼ばれる乳飲料を飲むのも良いでしょう。
甘くて美味しい焼きイモ。 だけどオナラが気になるから食べられない、中にはそんな人もいるようですが、サツマイモを食べてからオナラが出るまでは5~7時間程度かかり、すぐに出るわけではありません。 何故サツマイモだとオナラが出るのか。 これはサツマイモのデンプンの粒子が、パンやご飯に含まれるそれと比べて、とても大きくて頑丈だからだそうです。 胃や小腸では消化できずに大腸に到達、そこで発酵するとガスが発生するというわけです。 しかし、オナラをある程度防ぐ方法もあります。 それはサツマイモを皮ごと食べる、ただそれだけです。 皮のすぐ内側には「ヤラーピン」というデンプン消化酵素の一種が含まれていて、これを一緒に食べると、胃や小腸で消化され、大腸まで行きにくくなるから、ガスもあまり発生しません。 食べにくいけれど、効果抜群で栄養たっぷりの皮は、一緒に食べましょう。
赤唐辛子を中心に7種類をブレンドした日本生まれの香辛料「七味唐辛子」。 実はこの7種類は固定されているわけではなく、地方によって、あるいは合わせる料理によって多少の違いがあります。 七味唐辛子が最初に作ったのは江戸初期の両国薬研堀「からしや徳兵衛」と言われています。 味付けだけでなく、それぞれの薬効を期待したもので、漢方薬の調合がヒントになっているそうです。 七味唐辛子はこの薬研堀、京都の七味家(京七味)、長野の八幡屋が有名です。 共通しているのは唐辛子、山椒、胡麻、麻の実の4つ。 薬研堀は唐辛子が生と焙煎の2種類で、あとは陳皮(ミカンの皮を乾燥したもの)とケシの実。 京七味は胡麻が白と黒の2種類であとは紫蘇と青海苔。 八幡屋は青海苔と紫蘇と生姜が入っています。 ちなみにハウス食品の「七味唐がらし」は、唐辛子、山椒、胡麻、麻の実、陳皮、青海苔、ケシの実の7種類となっています。 まだまだ寒さが続くこの季節、風邪の予防にも効果ありですよ。
今日は、高柳ウイングスと鎌足リトルヒーローズの、6年生を送る送別試合が行われました。 先週は、悪天候で次週延期となっていたため、企画した私としては、無事に試合を終えることが出来てホッと胸を撫で下ろしました。( 巷では「私が企画すると雨が降る」と言われている…。) 低気温と若干の風があったものの、日差しは温かく、青空の下で送別試合が出来たことは、両チームの卒部・卒団される選手並びに保護者の皆さんにとって良い思い出になったのではないかと思います。 試合は1勝1敗の5分でしたが、勝敗よりも、両チームの選手たちの明るく積極的な溌剌プレーを見せて貰い、とても感動しました。 6年生の皆さんは、4月から中学生として新しいスタートをするわけですが、小学生時代に少年野球で学び・経験したことは、これからの人生で何らかの“壁”にぶつかった時、その“壁”を克服する「糧」となってくれると信じています。 「初心」を忘れず、「慢心」することなく、これからも元気に羽ばたいて行って貰いたいと思います。
大学生の教科書は一般書籍や専門書であることが多いため、かなりの費用がかかります。 一方、小学校や中学校、高校の教科書は安い。 小学校と中学校は義務教育なので、保護者の負担は無く、教育委員会や文部科学省がかわりに支払ってくれるというありがたい制度です。(間接的には払ったことになるが…) 教科書の価格は、教科書会社の協会が原案を申請、許可をもらう必要があります。 高い値段を付けていると許可をもらえないため、格安に設定するようです。 小中学校の場合、学校は教科書の配布結果をお上に報告し、教科書会社に支払いが行われるのだが、値段が値段だけに、儲けはあまり望めません。 教科書会社の儲けは、教科書に関連した教材テープ、資料集、教科書準拠の参考書などが大きいそうです。 一度学校に教科書が採用されると、4年間は採用されることが多く、その他の教材も安定して売れます。 逆に、採用校が少なければ、4年間は「安定して苦労する」ことになるから、最低でも教科書自体の採算が取れる30万部程度の採用を目指しているようです。
寒い時、風邪をひいた時に出る「くしゃみ」。 太陽などまぶしい物を見ると「くしゃみ」が出ることもありますが、これは強い光の刺激が三叉神経から鼻への刺激として脳に伝わるためだそうです。 ところで「くしゃみ」という不思議な語感の名前はおまじないの言葉に由来しているそうです。 「くしゃみ」は多くの国で不吉なもの、魔力を持つものと考えられ、他人が「くしゃみ」をするとすかさず「神のご加護があらんことを」、「お大事に」などと声をかけることがあるそうです。 日本でも古くから不吉なものとされ、「くしゃみ」が出た後は自分で打ち消す言葉を言っていたそうです。 「くしゃみ」という名前はそのおまじない言葉、「糞食(は)め」や「休息万命(くそくまんみょう)」を略したもの。 1.褒められ、2.そしられ、3.くさされ、4.風邪をひく等の言い回しがあります。 「くしゃみ」をすると誰かが噂しているというのはよく言われる迷信。 これも自分の噂=悪い事、不吉な事として結びついたと考えられ、古くは中国の「詩経」にも出てくるそうです。
風邪をひいて熱が出ると、状況に応じて風邪薬や解熱剤を服用します。 問題なのは解熱剤を使うタイミング。 ウィルス性の風邪やインフルエンザの場合、発熱はウィルスの活動を鈍らせ効果的に戦うための防衛反応です。 一般的な解熱剤はこの反応を和らげるもので、体温を下げるという性質のものではないので平熱の時に使っても心配はありません。 しかし、解熱剤を発熱の初期段階で使用して発熱を抑えると、ウィルスと戦う環境が弱まり、治るまでの期間が長引くことになります。 逆に、あまり我慢すると体力を消耗してウィルスと戦えなくなってしまいます。 そこで使用するのは大体不快感が強くなる38.5℃以上という目安がある訳です。
冬の鍋料理に欠かせない「春菊」。 傷みやすいため主に大都市近郊で栽培され、現在はほぼ1年中出荷されていますが、旬は11月~2月頃の冬です。 冬が旬なのに「春菊」と呼ぶのは、花が咲くのが春だからだそうです。 日本の物という印象の強い春菊ですが、春菊の原種はヨーロッパ南部の地中海沿岸が原産地で観賞用の「クラウンデイジー」として親しまれているようです。 中国や東南アジア、日本では食用の野菜として改良、花が咲く前の春菊の葉を食べているのです。 関西を中心に菊菜と呼ばれる他、舶来モノということで高麗菊、オランダ菊といった名前もあるそうです。 ちなみに春に花が咲くまで成長した春菊は硬くスジっぽく、苦さも香りもなくなって余り美味しくないそうです。
昨日はリトルヒーローズの6年生送別会及び卒部式に参加させて頂き、とても有意義で楽しい1日を過ごすことが出来ました。 とても温かな雰囲気の中で、子供たちの満面の笑みを観ることが出来て、また“元気”と“若さ”を貰うことが出来たと思います。 親子の涙と感動の卒部シーンばかり見て来た私にとって、リトルヒーローズの卒部式のアットホームな雰囲気はとても新鮮に感じました。 まさに、今のリトルヒーローズの原動力になっていると言っても、過言ではないと思います。 また、チームの指導者並びに保護者の方々とゆっくりと話すことが出来て、私も少しはチームに溶け込めたのではないかと思います。 でも、現在「アルコール禁止」の私にとっては、2次会は少し長すぎましたね。 (笑) “酒解禁”になった暁は、何時まででも付き合いますよ。 (大笑)
これからも“温かく”そして“楽しく”チームをバックアップして行きたいと思います。 卒部する6年生の皆さんは、それぞれの思いを胸に、明日に向かって元気に羽ばたいて行って欲しいと思います。 コウキ君が私に言っていた“初心”を忘れずに…。 (VS 岩根中の時は応援に行くよ!)
PS:露出不足の為、ピントの甘い写真になって申し訳ありません。(反省)
小豆は玄米に近い量のビタミンB1を含むと言われています。 ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える作用があり、筋肉内に糖質が蓄積して疲労物質になることを防いでくれる働きがあります。 よって、疲労回復、肩こり、筋肉痛、だるさ、夏バテなどに効果があるそうです。 また、強い解毒作用があり、体内のアルコールを速やかに排出してくれますので、二日酔いにも効果があるとされています。 小豆の食物繊維はきわめて豊富で、便秘の解消にはもってこいの食品と言えます。 皮にはアク成分の一種のサポニンを含んでいますから、中性脂肪やコレステロールを低下させる働きがあり、高脂結晶や高血圧を予防する効果があると言われています。 小豆は、お汁粉やぜんざいなどがごく一般的な食べ方ですが、これはビタミンの減少が大きいので、赤飯やおかゆなどの方がお奨めですね。 アミノ酸のバランスを考えて摂取するなら、米と一緒に摂るようにすると良いそうです。
毎日の食卓でおなじみの「キムチ」。 もはや韓国料理という枠を超え、すっかり日本人にも浸透しています。 韓国のスポーツ選手が遠征する際にはキムチが欠かせないそうです。 実際にキムチは栄養価が高く、優れた食材です。 キムチ発酵の主役、乳酸菌。 キムチに特に多く含まれるというラクトバジルスは代表的な善玉菌で整腸作用があり、腸をきれいにしてくれます。 また、加熱せずに作るため、主材料の白菜や大根、きゅうりといった淡色野菜に含まれるビタミンCを壊さずに摂ることができます。 そして、新鮮な野菜の液汁が発酵する過程でビタミンB1、B2、B12、ニコチン酸なども作られることが解っています。 薬味である粉唐辛子に含まれるカプサイシンという成分には、体の抵抗力を高め、風邪などから体を守る効果が期待できます。 さらに代謝を高め、内臓脂肪を燃やしたり、血流を良くして体温を高める効果もあります。 最後は、タウリン 。 アミノ酸の一種で、キムチの材料となる塩辛などの魚介類に多く含まれており、血液中のコレステロールを減少させたり、肝臓の解毒能力を強化したり、視力を回復させたりといった体を正常にする働きを持っています。 他にも、薬味に欠かせない「ニンニク」には中性脂肪を減らしたり、動脈硬化予防やスタミナアップの効果があることが解っています。 また、「ショウガ」の香りには、脳を活性化させる働きがあることが知られています。
日本でイカ墨ブームが起きたのは、1990年に「イカ墨にはガンに効く成分が含まれている」と発表されてからです。 このガンに効く成分は「ムコ多糖」と呼ばれるもので、関節炎を改善する効果が高いということで健康食品となっている成分です。 ムコ多糖の働きとは、酵素や核酸、脂質、ビタミン、ホルモンなどの生理活性物質や細胞が“働きやすい”環境を提供するという重要なものです。 骨を作ったり関節が滑らかな動きをするのを助ける、傷ついた皮膚を治りやすくする、ウイルスなどの感染を防ぐ、血液をきれいにする、新陳代謝を良くする等です。 日本でも昔からイカ墨には薬効があると言われてはいました。 中国では心臓の動悸・痛みを和らげる効果があるとされ、漢方薬の原料でしたし、日本でも防腐効果があるとして地域によっては塩辛の中に入れられていました。 沖縄県には頭痛やのぼせ、産後の回復や腎臓・肝臓によいとされ体が弱っているときに食べると元気が出る「イカ墨汁」があります。
苦労多き現代人に愛飲されている栄養ドリンク。 これを飲んだだけで、直後に効いた気がしてくるのには理由がある。 多くの栄養ドリンクに含まれているアルコールとカフェインによって、一時的に興奮するからです。 では、値段による効果の違いはあるのだろうか。 栄養ドリンクには1本百円程度から五千円ぐらいまで様々。 実はラットを使った実験などでは、値段と効果は比例しないことがわかっている。 値段が高い場合、含まれている成分の種類が多く、その分その人の症状に合う可能性も高い、つまりよく効くということになるが、それだけではありません。 値段が高いと効くという思い込みによる心理的効果があるからです。 高い栄養ドリンクには、この効果の値段も入っているとか。 だから、普段安いものばかり飲んでいる人は、一時的に高いものを飲むと思い込みによる効果が出るのである。 こんな具合に飲みなれると、徐々にグレードが上がって行くので注意が必要ですね。
アメリカのプロ野球メジャーリーグの試合を見ると、試合中にガムを噛んでいる選手が多い。 日本でもプロ野球やサッカーの選手の中にはガムを噛んでいる人もいます。 見る側としては不真面目でだらしがないように見えるのだが、ガムを噛むのには理由がある。 人間は極度に緊張すると口の中が乾いてきます。 ガムを噛むことで唾液を分泌させ、また噛むこと自体で脳への血流を活発にし、過度の緊張を抑え、集中力をアップさせることが出来ます。 これにより反応速度や瞬間的な筋力が数%アップすると言われています。 また、歯を食いしばる場面の多い選手は歯の表面が削れてしまうため、マウスピースとしての役割もあるようです。 ガムは、普通のガムを噛む人が多いようですが、スポーツ選手用のガムというのもあって、味がなく噛みごたえがあるガムを使っている選手もいるそうです。 ただ、やはり見た目に良くないと思うアジアやヨーロッパでは、試合中のガムは嫌われる傾向があるようです。 少年野球じゃ当然ダメですよね。