鎌倉由紀子のブログ

現代社会はストレス社会ですが、心がなごむ、ストレス緩和に役立つ記事を掲載したいと思います。

ムーミン谷博物館 At Moominvalley

2015-07-17 22:40:49 | 日記
 ヘルシンキ中央駅からインターシティに乗車して、2時間でタンペレに到着します。フィンランドで第二の都市ですが、人口は40万人ほどです。しかし、目抜き通りに立つ建築物はとてつもなく立派で、重厚な古典的なデザインを見せています。駅から15分ばかり歩くとタンペレ市立図書館があります。黒い複雑な形状の建物は、雷鳥をモチーフにしたものです。階段を登って2階から入館すると、円形平面の中央は吹き抜けになっており、ドーナツ型平面の閲覧室には放射状に配置した書棚があります。デザインに興味ある人なら、歓声を挙げてしまうでしょう。この建物の内部にムーミン谷博物館があるとガイドブックに出ていたのですが、入口がわかりません。受付の方にお訊きして、ようやく場所がわかりました。

 ムーミン谷博物館には、ムーミンの原作者トーヴェ・ヤンセンの原画やムーミンの人形などが展示されています。ムーミンはカバではありません。トロール(妖精)なのです。トーヴェ・ヤンセンの原画は小さいペン画ですが、力強く訴えるものがあり、モノクロの小さな登場人物に心を動かされます。ムーミンの登場人物は、孤独でわがままで、意地悪だったり、弱虫だったりします。しかし、自分に嘘をつきません。ムーミンが愛される理由は、それでしょうか?フィンランド人の国民性がムーミンというキャラクターに投影されているような気がします。

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