寒い日が続いたので、咲きかけた桜は開花を停滞しているようです。気象予報では、首都圏のお花見は土曜日がベストということです。ヒートアイランド現象のせいでしょうか、上野公園ではすでにお花見が盛況なようです。普段は目立たない樹なのに、開花すると、艶やかで華やかで絢爛豪華な姿を見せてくれます。しかも、散り際が日本画のように美しいのです。だから、桜は日本人に愛されているのでしょう。
「願はくは花の下に . . . 本文を読む
先日卒業旅行から帰った女子学生と話をしたら、女の子同士の旅行は気を使うから疲れると言っていました。確かに、女性同士だと楽しい反面、気を使うことが多いと思います。何が食べたいの、と訊くと何でもいいわという人に限って、後で本当は何々が食べたかったと呟くのです。何のために言葉があるのでしょうか?
勿論、相手に気配りをすることはいいことですが、限度があります。そのときに言われなかったことに対して、過 . . . 本文を読む
いまは新4年生が就職活動真っ盛りだとお察ししますが、よく学生のうちにしておいた方がいいことは何ですかと訊かれます。資格を取っておいた方がいいですか、と質問されることもありますが、実務経験のない学生に取得できる資格をもっていたからといって企業の評価が高まるとは思えないのです。それよりも、しっかり勉強をしていい成績を取るか、卒業研究に打ち込んで、ある分野で専門知識をもつ方が、意欲的だと評価されるので . . . 本文を読む
鎌倉の若宮大路の中央には、一段高くなった歩道があって、段葛と呼ばれています。鶴岡八幡宮までの600mほどの段葛の両側には桜並木が続いていて、三分咲きになっています。桜の樹の下には、提灯が吊り下がっていて、スポンサーの名前が記されています。
開花した桜を狙って、ズームレンズを望遠気味にして、パチリとシャッターを押します。桜の花の淡泊な色彩は、青空によく映えます。桜は古来日本人に愛されてきました . . . 本文を読む
冷たい雨が降る日は、研究室に閉じこもって一人で黙々と仕事をしているのが便利です。ところで、不況の現在、若い人たちは内向きになっているようです。海外留学の希望者は減少し、留学するにしてもアメリカではなく、オーストラリアやカナダに行こうとするようです。若いうちから冒険を避けていると、年を取ったら益々安全なことしかしないようになります。それでいいのでしょうか?
明治になってから、日本人が堰を切った . . . 本文を読む