年末の鎌倉を散策していると、若宮大路の歩道にある花壇には水仙の花が咲き乱れています。瑞々しい春の香りが漂ってきます。鎌倉が温暖なせいでしょうか、年末から春を先取りできる幸福感は特権的ではないでしょうか? 大巧寺の境内には、黄水仙の花が咲いています。蝋梅の花も開いています。まるで映画館でロードショーの予告編を見ているような気分です。鎌倉には、至る所に春の予告編があります。
妙本寺の境内では、紅 . . . 本文を読む
先日のNHK「日曜美術館」で紹介されていましたが、鶴岡八幡宮の境内にある神奈川県立近代美術館は、ル・コルビュジェに師事した建築家の坂倉準三が設計した傑作です。来年1月末で閉館となり、65年の活動に幕を下ろすことになっています。平家池の中島から建物を眺めると、コルビュジェの影響を受けたと思われる水平性を強調した形状がうかがえます。
館内展示は、「鎌倉からはじまった1951-2016 All B . . . 本文を読む
横須賀線が北鎌倉駅を発車して、車窓を注意深く眺めていると、円覚寺の山門前の楓は綺麗に色付いていました。次の鎌倉駅で下車すると、東口から歩いて10分足らずのところにある妙本寺に向かいます。本覚寺の境内を通り抜けて、夷堂橋を渡り、比企谷の閑静な住宅地を過ぎると、妙本寺の総門があります。境内をまっすぐに進むと、石段があります。石段を登り詰めると、二天門が姿を現します。
正面の本堂にお参りしてから、 . . . 本文を読む