JR横須賀線の北鎌倉駅から鎌倉街道を鎌倉駅方面に5分ほど歩くと、東慶寺に達します。石段の上に風雅な山門があり、それを潜って境内へ入ります。日中はやや暑いですが、秋らしいからっとした空気が心地よいのです。境内には秋の花があちこちで参拝客を迎えてくれます。
彼岸花の群生はどこか妖しげな魅力があります。葉の緑と彼岸花の朱色が補色で鮮やかです。白い芙蓉の花は清々しい感じがします。紫式部の小さな実は、 . . . 本文を読む
天気がいいので、また江ノ島の稚児ヶ淵を訪ねます。台風の影響で波が荒く、岩場に降りることはできませんが、散策路から岩場に叩きつける波濤を眺めているだけで十分です。日射が強烈なので、日陰を探しますが、わずかに岩屋洞窟の入口付近にスペースが残されているだけです。
強い日射にげんなりしますが、時間が経つと空腹を感じてきます。急な階段を登り切ったところにある「魚見亭」に入り、生しらす丼を注文します。摺 . . . 本文を読む
鎌倉の長谷寺ほど、誰にでも興味を惹く寺は少ないでしょう。明智池に浮かぶ蓮、弁天窟のワクワクする薄暗い空間、本堂に納められた一木作りの巨大な十一面観音菩薩像、輪蔵のある経蔵、由比ヶ浜を一望できる散策路など、楽しみながら参詣することができるのです。外国人観光客を案内するには、もってこいの名所です。
紫陽花の季節には順番待ちの行列ができる散策路は、海を眺望するのにも適しています。弓なりになった由比 . . . 本文を読む
学会の大会が名古屋大学で開催されました。私の発表は初日の朝一番のセッションでした。会場からの質問がなかったのでがっかりしましたが、そのセッションは私以外の発表でも質問がほとんどありませんでした。住宅のエネルギー消費量について実測結果を解析したのですが、文献にもあるように、一般住宅では給湯と暖房がエネルギー消費の大部分を占めています。ところが、給湯の省エネルギーについてはあまり高い意識がないようで . . . 本文を読む
9月中旬なのに、盛夏のような蒸し暑さです。鎌倉の寺を参拝すると、秋の草花が開花していますが、夏の花も執拗に自己主張をしています。百日紅はまだ誇らしげに小さい襞を青空に突き出しています。もういい加減に涼しくなってほしい反面、夏の名残を味わえることに幸福感を覚えたりもします。いずれにせよ、日本には四季の変化を味わえる豊かさがあるのです。暑くてもよし、涼しくてもよし、ということですね。
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