観光バスが門の前を通り過ぎながら、鋼鉄のドラゴンの飾りを眺めて行きます。しかし、5ユーロを支払って、内部を見学する観光客は極めて少数です。
グエル別邸は、地下鉄L3のPalau Reial駅から歩いて10分程の閑静な住宅地にあります。大きな口を開けて吠えているドラゴンの門扉飾りは迫力があります。これだけ観て満足することもできますが、好奇心のある人は、ガウディのデザインをもっと眺めたいと思うは . . . 本文を読む
エスパーニャ広場駅からカタルーニャ鉄道に乗車して、30分ほどでコロニア・グエル駅に到着します。そこから、歩道に付けられた青い足跡のマークを辿ると、田園風景を過ぎて、10分ほどで案内書に出ます。そこで、チケットを購入すると、数分歩いたところにコロニア・グエル教会があります。
外装は荒削りなレンガ積みで、ワイルドな印象を受けます。粗い石がはめ込まれている外壁もあり、ボルダリングができそうです。細 . . . 本文を読む
カサ・ミラと同じく、パッセイジ・デ・グラシア通りに面した奇抜なファサードの建築が、カサ・バトリョです。ジョゼップ・バトリョ・カサノバに買収されたありふれた建築を、ガウディは曲線を駆使したファサードに生まれ変わらせます。ファサードにある、ヴェネツィアの仮面のようなバルコニーは、人目を惹きます。外壁面の色鮮やかなタイル模様は、熱帯魚の乱舞のようです。
うねるような曲線の窓には、ステンドグラスが設え . . . 本文を読む
カサ・ミラは、La Pedreraとも呼ばれていますが、ガウディ晩年に設計した高級マンションです。バルセロナの目抜き通りのパッセイジ・デ・グラシア通りに、一際目立つ曲線のファサードをもつ建築です。施主は、繊維会社を経営し、国会議員にもなったペドロ・ミラです。カサ・バトリョの建設を終えた1906年に建設が始められ、1912年に竣工したようです。
各フロアを区切る波打つような曲線は、屋上のパラペ . . . 本文を読む