由比ヶ浜では、連綿と続く鯉のぼりを揚げている風景に出くわします。よく晴れた土曜日の午後、国道134号線の歩道から鯉のぼりを眺めると、背景が青い海の綺麗な写真を撮影することができます。鯉は淡水魚ですが、海を背景にしても似合っているようです。連休初日の鎌倉は、予想外に空いていました。皆もっと遠いところに出かけたのでしょうか?肉眼で海を望むと、青よりもエメラルドグリーンに近い色をしているように見えました。風を受けて心地よさそうに泳ぐ鯉のぼりは、平和で幸福な休日の象徴のようです。 . . . 本文を読む
日曜日は復活祭でした。復活祭はキリスト教の移動祝日で、春分の日を過ぎた満月の後の日曜日という決まりになっています。復活祭は、ヨーロッパでキリスト教が伝わる前の風習を残した祭礼で、春の到来を告げる催しでもあるのです。それでも、今年は天候が不安定で、まだ寒い日が続きますね。これで、あと数ヶ月したら、うだるような暑さになるなんて信じられないです。ガーベラ、マーガレット、ツツジ、藤、シャガ、山吹、馬酔木など、多くの花が絢爛豪華に春の協演を催してくれています。これだけ美しい花を目にしていて、沈んだ気分でいることなんてありえるのでしょうか?少なくても私にはできそうにありません。綺麗な花を眺めたら、幸せな気分になるはずです。 . . . 本文を読む
いつの間にかソメイヨシノは葉桜になってしまいました。海棠やサトザクラは、まだ絢爛豪華な花を披露しています。春は移ろいやすい季節です。T.S.エリオットは、「荒地」の冒頭で”April is the cruelest month”と書いていますが、春は冬から夏へ移行する月で、朝晩は冷えるのに、日中は初夏のように汗ばむほどの陽気になります。春の本質は、変化にあるのではないかと . . . 本文を読む
鎌倉は材木座海岸のすぐそばに浄土宗の光明寺があります。山門から本堂までの参道の両側に見事な桜の樹が並んでいます。土曜日は天気がよくて、花見にも、桜の写真撮影にも最適な日でした。若宮大路の段葛は観光客で溢れていましたが、光明寺は比較的空いていました。本堂に上がって、左手の廊下から池の畔の桜をぼんやりと眺めるのも気持ちがいいですね。また、本堂の右手には石庭があって、白い砂の上に、見てきたばかりの桜の . . . 本文を読む