鎌倉由紀子のブログ

現代社会はストレス社会ですが、心がなごむ、ストレス緩和に役立つ記事を掲載したいと思います。

ヘルシンキの建築を巡って

2015-07-18 10:14:29 | 日記
 エストニア・フィンランド紀行の続きです。

 ヘルシンキには重厚な古典的な建築が多く見られます。港の周辺から右手の高台に見えるのは、ロシア正教のウスペンスキー寺院です。レンガ造の赤い建物には、玉葱型のドームが乗っています。寺院の内部には、聖像画(イコン)が燦然と輝いています。また、港の正面にはヘルシンキ大聖堂がギリシャ風のペディメントを誇っているのが印象的です。急な石段を登ると、コリント式円柱に囲まれた壮麗な教会が聳えています。内部には十字架降下のキリストの祭壇画があります。教会前の広場ではアレクサンドル2世像の周辺で、イベントの準備が行われていました。

 ヘルシンキ中央駅は、エリエル・サーリネンの作品で、重厚なファサードの両側に巨大な彫像が並んでいます。ロシアからの国際列車を迎える駅として、モニュメンタルな印象を与えてくれます。すでに紹介したアルヴァ・アアルト設計のフィンランディア・ホールやスオマライネン兄弟が設計したテンペリアウキオン教会なども、フィンランドを代表する建築です。電柱と電線のないヘルシンキの街を歩いていると、立派な建築が多いので、立ち止まっては写真を撮ってばかりいました。

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