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鎌倉文学館は、旧前田侯爵邸でハーフティンバーの瀟洒な洋館と庭園がとても美しいのです。今は、秋のバラが見頃を迎えていて、5月と比較して来客数が少ないので、ゆっくりとバラの花を観賞することができます。春のバラと比べると、花弁がやや小振りで、香りが弱いように感じられます。それでも、バラの花が綺麗であることに変わりはありません。
古いフォルクスワーゲンのバンで販売しているコーヒーが実に美味しいので、バラの写真を撮影してから、頂くことにしました。マイルドで微かに酸味のある味わい深いコーヒーを庭園のベンチに腰掛けて、ちびちびと啜ります。今日は、詩の朗読とコンサートを催していました。漱石の「夢十夜」でしょうか?私が秋の強烈な陽射しを浴びながら、バラの花を眺め、コーヒーを飲んでいるのも、夢かも知れません。現実と夢は区別がつかないことだってあります。どちらが夢で、どちらが現実でもいいではないですか。