吾妻ひでお「逃亡日記」

吾妻ひでお「逃亡日記」（日本文芸社）を読みました。
「失踪日記」以降の後日譚や生い立ち、失踪時代、アル中時代についてインタビュー形式で綴ったもの。
吾妻さんが失踪（取材旅行）していた場所をあらためて訪ねたり、メイドのGOLDEN小雪との写真など、盛りだくさん。
「失踪日記」が日本漫画家協会大賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞と三冠を達成した際の顛末を描いたマンガも収録されています。

インタビューを読み、あの時代(80年代初期)、吾妻マンガにお世話になっていながら、その後不義理をして申し訳ないという気持ちになったので、アル中が一番ひどい時期の作品「エイリアン永理」を読もうと思いましたが、絶版らしく、AMAZONで探しても、2,000円台なので断念。（マニアじゃないからね）
とりあえず、手持の「陽射し」（奇想天外社）を読み返すことにしました。下のひとコマは気に入った一シーン



インタビューの中で好きなSF作家をあげていて、
アシモフ、クラーク、ハインライン、ブラッドベリ、シェクリィ、ブラウンときて、
マック・レナルズ
ウィリアム・テン
トム・ゴドウィン
ハーラン・エリスン
ブライアン・W・オールディス
オースン・スコット・カード
シオドア・スタージョン
コードウェイナー・スミス
フィリップ・K・ディック
サミュエル・R・ディレイニー
ジェイムズ・T・ジュニア
トーマス・M・ディッシュ
ラリィ・ニーブン
ハリィ・ハリスン
アルフレッド・ベスター
グレッグ・ベア
R・A・ラファティ
スタニスワフ・レム
デイヴィッド・ブリン
グレッグ・イーガン
テッド・チャン
コニー・ウィリス
ダン・シモンズ
オラフ・ステープルドン
の名前が挙がっていました。
かつて、SFばかり読んでいる時期がありましたが、この中の何人かはわたしも好きな作家でした。あらためて読み返してみようかなと思いました。(特にコードウェイナー・スミス）



（「不条理日記」しっぷーどとー篇より）