日本映画専門チャンネルで、吉田喜重監督「エロス+虐殺」をやっていたので、録画して観ました。
大杉栄と伊藤野枝の死に至るまでのもつれ話を当時(1920年代)と現代(1969年)を交錯させながら描いた難解映画。伊藤野枝役の岡田 茉莉子は何となく藤原紀香に似ているのではと思いながら観てました。 . . . 本文を読む
ケーブルTVの日本映画専門チャンネルでATGアーカイブという番組をやっており、60年代~80年代のATG映画をやっています。先日は若松孝二監督の「天使の恍惚」を放送しておりました。この作品、学生時代に観ましたが、70年代初頭の公開当時は過激派の武力闘争が盛んな時代の空気もあり、物議をかもした(上映禁止?)ように記憶しております。
内容としては、十月をリーダーとするグループが米軍から兵器を盗むが、そ . . . 本文を読む
70年代後半から80年初頭にかけて、日活ロマンポルノは随分観ました。
ぴあ片手に日活の上映館に出かけ、3本立てとかを観ました。もちろんエッチな動機もありですが、それにも増して、日活ロマンポルノには裸さえ出ていれば何を表現してもよいという自由さを感じており、これぞニューウェーブといった意識でも観てました。
その日活ロマンポルノの中で、当時から最高傑作と評価していたのは神代辰巳監督の「赫い髪の女」。先 . . . 本文を読む
Movie Plusで「イーオン・フラックス」を観ました。Karyn Kusama監督、Charlize Theron主演。タフな女暗殺者が主人公のSFアクションです。
goo映画より
2015年、ウィルスが発生。人類は絶滅の危機に陥り、98%が死滅。ワクチンでなんとか生きながらえた人類は、開発者トレバーの一族によって成り立つ政府の下、生活してきた。2415年、君主トレバー8世への暗殺指令が下 . . . 本文を読む
ケーブルTV「日本映画専門チャンネル」の「ATGアーカイブ」というシリーズでやっていた、長谷川和彦監督「青春の殺人者」を録画していたのでこの休みに観ました。長谷川監督は「太陽を盗んだ男」という作品が好きだったのですが、監督第一作の「青春の殺人者」を観逃していたので、30年ぶりに観ることができてよかったです。
芥川賞作家中上健次の小説『蛇淫』を原作とした作品で、ちょっとしたすれ違いから両親を殺した . . . 本文を読む
ipod nanoのTV CM
CAT POWERに似ていると思ったら、Feistという歌手でした。
本名:レスリー・ファイスト。1976年2月13日、カナダのカルガリー生まれの29歳。
とのことです。このようなハスキーボイスに無条件に弱いので、たちまち虜になりました。
<!-- Feist -->
. . . 本文を読む
チャンネルNECO武侠ドラマシリーズの次回作「大旗英雄伝」の先行放送を観ました。今までの作品は金庸原作でしたが、今回は古龍原作。
日本における武侠小説の一人者・岡崎由美先生の解説では、古龍作品の特徴を「アダルトでハードボイルド」と述べておられますが、一作目を見てまさしくハードボイルド!という印象。いきなり裏切りと殺戮から始まり、北の辺境に落ち延びていく「鉄血大旗門」の生き残り。辺境の風景は寒々とし . . . 本文を読む
月曜日、チャンネルNECOで、かつての日活映画「野良猫ロック」シリーズを一挙5作品ON AIRしたのを録画しました。
その内、「女番長 野良猫ロック」、「野良猫ロック セックス・ハンター」の2本を見ました。タイトルはエロいし、パッと見、猥雑ですが、藤田敏八、長谷部安春といった当時の新進気鋭の監督が、映画に対する情熱を叩き込んだ力作という感じがします。
主人公は梶芽衣子。少女っぽいあどけなさが残る反 . . . 本文を読む
チャンネルNECOの武侠ドラマ23シリーズ、金庸原作「連城訣」が終了しました。主人公の狄雲役の俳優さんがいまいちなじめず、感情移入できずに終りました。原作では最後の1行で泣けたのですが、後半原作と変っていて、少しがっかり。射チョウ英雄伝、天龍八部、笑傲江湖、神チョウ侠侶と、ハズレがなかっただけにちょっと物足りない感じでした。
次のシリーズは「大旗英雄伝」、金庸に並び立つ武侠小説の大物・古龍が原作と . . . 本文を読む