「ツィゴイネルワイゼン」を観てから随分たちましたが、ようやく鈴木清順監督「陽炎座」を観ました。「ツィゴイネルワイゼン」同様、映像は悦楽的でよかったのですが、ストーリーが難解でした。幻想的かつ隠喩的で一筋縄では理解できない。つげ義春の「ネジ式」を思い起こさせるような、いくつもの幻想が縒り合わさった世界に投げ出され、途中から理解をあきらめました。
中村嘉葎雄が怪演。大楠道代が妖艶。松田優作なつかしい。 . . . 本文を読む
1980年12月8日、Johnの訃報はおそらくFENで知ったと思います。その日のFENは一晩中Johnの曲を流していたのではないかと思います。あまりのショックで取り乱し、痛飲してグデングデンになったため、あまり確かな記憶がありませんが、そんな気がします。
この映画はあの衝撃的な事件から8年後、多少は客観的に語ることができるようになった時点で公開されています。BSでやっていたのを録画して観たのです . . . 本文を読む
観なきゃ観なきゃと思いつつ30年ようやく観たのが「FIVE EASY PIECES」。「EASY RIDER」の姉妹編かと思っていましたが、ちょっと毛色の違う作品でした。(30年間の誤解が解けた)
クラシック一家の御曹司(ジャック・ニコルソン)がFUCK OFFな家にさよならしたけど、行った先でもなじめず、同棲した女との間にも埋めることのできないギャップがあって安住できない、結局根無し草のように . . . 本文を読む
一ヶ月ほど前から休みにジムに通っています。体が曙みたいになっちゃたから。今日は30分自転車をこいで、30分階段昇り。66階まで昇りました。ユニクロで服が買えるくらいまでシェープアップが目標です。 . . . 本文を読む
この連休はカレンダー通り。どこに行くでもなく、かねてからの懸案である庭の整備にいそしみました。といっても、スペースとしては2m×6mの空スペースで庭といってよいか説の分かれるところではあります。
今までは土がむき出しで雑草が生い茂っていたのですが、全面的に土をほじくり返し整地して、30cm×60cmのサンドストーンと20cm四方の石板を置いて、さらにピンクと白のガーデニング用小砂利を敷き詰めて、と . . . 本文を読む
四月の習作集
風一陣鶯勁く鳴きにけり
花蘂に億万の雨とどまりぬ
小雪舞う午後のまぼろし雪柳
苔むして満開の桜枝わずか
庭先のブロッコリー咲く日曜日
山笑いこちらに貌を近づける
隠れたる頂きの家山笑う
ふぶかずにひそと散りにし桜かな
やわらかし楓若葉に光さす
雨やみぬコニファーの先黄金かな
山笑う寺院の屋根の反射光
春爛漫犬横たわる土ぬくし
手と足と伐られし古木の孤独かな
汗ひんやり真夜中の帰路風 . . . 本文を読む