時速１５キロの電車

長野の地震もあったせいで、高尾駅から山梨に向かう電車が発車したのは８時３５分でした。
車内は空いていました。
さすが山梨方面行きの電車です。

地震後に初めて動く電車なんですって。
そんなこと言われて緊張。
車内アナウンス「時速１５キロで安全を確認しながら走行します。踏み切りの信号が故障して大変危険なため、踏み切りの手前では停止します。」

なにぶんとも安全運転でお願いします。

時速１５キロって、アクセル・ペダル・アクセル・ペダル～って感じ。
どれだけポンコツ電車なんですかって位、スーガタン、スーガタン。
ゆ～っくり走行しました。

トンネルに入るととても怖いんですよ。
悪いほうに想像が膨らんじゃって・・・
トンネルの中で大きく揺れたらどうなるの？
壁に車体がゴツンゴツンって当たらないかしら？トンネル崩れないかしら？
そんな事考えていました。

高尾駅から次の駅までに長いトンネルがあって、緊張しました。
緊張を紛らわせたくて居眠り。
起きたらまだトンネルの中。

そんなこんなでビクビクしながらも、午前中帰宅できました。
両親が窓に張り付いてわたしに手を振りました。
風呂も沸かしてあるし、昼ごはんもスグ用意してくれてＶＩＰ待遇。

治ったはずの頭痛はガンガンです。
肩凝りひどいですもの。
でも、それ以外は体調大丈夫です。

避難所で気分が悪くなった人がいてお気の毒でした。

両親が外出した時じゃなくて良かったですよ。
避難所まで歩いていけないでしょ。
連れて行ってもらえたとしても、絶対具合悪くなりそう。

自分の記録の意味で、この地震を詳しくブログに書きました。

原発事故の影響で、夜は電気を極力使わないようにと町の防災無線。
蝋燭と懐中電灯の用意です。

避難所の夜

皆さん、寝るのも早く起きるのも早かった。

コンタクトレンズの保存ケースと保存液、クリーナーを常に持ち歩いていて、役に立ちました。
常備薬は持っていなかったせいで、花粉症の眼の痒みが気になったけど、、涙成分の目薬をさしてごまかしました。

余震がたびたびあるし、熟睡は無理だけれど、思っていたより休めました。
でもね、起床後鏡の自分の顔を見たら、一気にふけました（涙
質の悪い眠りは美容に悪い！

夜もロビーでテレビを見る人もいましたね。
わたしはコンタクト外したら録に眼が見えないからな。
新聞を無料でもらえて、読んで衝撃でした。
ここまで被害が大きいとは。

朝は支給されたカンパンとペットボトルのお茶。
カンパンは乾いていて口の中パサパサ。
お茶飲みながらでも食べ難かった。
食べ残して家に持ち帰ったら、家族は「おいしい」って。

京王線は金曜日の夜の内に動いて、皆さん駅へ向かいました。
中央線が土曜日７時に運行再開の見込みと聞いて、６時ころには避難していた人たちが駅に向かいました。
でも、そういう見込みってたいてい遅れるでしょ？
わたしは７時過ぎてから避難所を出ました。

八王子市さん、ほんとうにありがとうございました。
泊まる場所があって良かったぁ！
（つづく

余震

東京に住む長女とは、なかなか連絡がつかず心配しました。
家は本棚が崩れた以外はなんとも無かったそうで良かった。

地震発生直後、携帯は使い物にならないけれど、公衆電話は確実につながります。
家には細かく電話。
テレカの度数が、ある時から減らなくなりました。
電話代が無料の措置が取られたんですね。
ＮＴＴありがとう！

避難場所はトイレも並ぶことなく、市の職員さんが一晩中世話を焼いてくれました。

長男「八王子市民は一人もいないだろうにね。」
母「でも、八王子に買い物なんかに来た人たちなんだから大事にしてもらえるんじゃない？」
わたし「八王子市民は別のところで世話してもらっただろうから、情けは人の為ならずってヤツか。」

新宿駅なんか寒い駅構内で一晩過ごされた方もいるみたい。
八王子市エライぞ！
もう立川市に負けてるなんて決して言いません！（笑
つづく

帰宅難民

高尾駅はシャッターを降ろして乗客を入れません。
駅員もいません。

駅前に八王子の市職員さんが４名いて、綾南中学校が避難所だと教えてくれました。
避難所に行く前に、照り焼きチキンを挟んだパンと砂糖がまぶしてあるツイストドーナツ購入。
セブンイレブンで歯ブラシとマスク、チョコレートと飲み物も購入。
この時点で避難所にお泊りの覚悟しました。
地震の時は無理して帰宅しようとすると危ないって言いますよね。

中学の体育館には既に大勢集まっていて、毛布を敷いたり被ったり、テレビ画面で見たような光景です。
八王子職員さん「ただいま福祉センターに受け入れ準備が整いました。暖房もあり、トイレも完備しているので、こちらより快適だと思います。」

ということで、座る間もなく移動。

こちらも体育館ですが、床暖房あり。
マットを敷いて、銀色の保温マットを上に重ねると、かなり快適なんですよ。

枕代わりにコートを丸めて支給されたタオルでくるみました。
ウールのコートがしわくちゃになるけど、構っちゃいられない。
足が歩きすぎで筋肉疲労だったので、横になれて楽チンでした。
帰宅難民の中では、割と恵まれていたみたい。
明日もＪＲは動かないらしいという人がいて、それはチョットしんどいと思いましたが、仕方ないか。。。

隣に陣取ったおじいさん「あんた遅れて来たからカンパン貰えなかったでしょ。俺のアンパン食べなよ。」
このおじいさんがいい人なので和みました。
花粉症でくしゃみがとまらない人に薬あげてました。

アンパンもらわなくても、自分のパンがあったのでそれが夕食です。
市からはカンパンとお茶のペットボトルも支給されました。（つづく

大地震の時わたしは･･･

きのう初めてのオカリナレッスン。
でも、その話はあとで。

オカリナのあと八王子に行って、地震が起きました。
電線がやたら大きく揺れて、その次激しい横揺れ。
いよいよ東京の大地震か！と、身構えました。
歩いていた人も全員立ち止まりました。
バランスを取るのが難しく、駐車場の看板の金属ポールにつかまりました。
大通りから悲鳴が聞こえました。

わたしがいた通りは、男性の通行人が多かったせいか冷静。
でも、お互い顔を見合わせる感じ。
たまたまラジオを聴いていたおじいさん「宮城の地震だ！大きいよ。」
宮城？それがこんなに大きく揺れる？

そのあとも余震。
大地が心細い感じ。
取りあえず家にわたしは無事だと連絡して、スパッゲッティで腹ごしらえ。

駅前の商業ビルは営業停止。
カルディファームで紅茶とココアを買いたかったけどダメ。

電車は止まっているし、八王子駅は大きい駅なので、構内もごった返しています。

山梨県に少しでも近づきたくて、西八王子駅→高尾駅を目指して歩きました。
路線バスは動いていたけれど「ウォーキング派」としては歩きました。
どうせしばらく電車は動かないから、歩いて時間をつぶせるし。

そして高尾駅到着（つづく