私のささやかな日常。
3月18日(土)、佐賀県唐津市にある
唐津市ふるさと会館「アルピノホール」にて開催されてた
能楽公演「玉鬘」を見てきました。
構成は以下のとおり。
■第1部
会長挨拶
市民参加の謡曲「玉鬘」
能と狂言の楽しみ方
・能の楽しみ方
・狂言の楽しみ方
■第2部
舞囃子 「松浦佐用姫」
仕舞 「玉乃段」
狂言 「棒しばり」
講話 「玉鬘と唐津」
狂言間語「玉鬘」
舞囃子 「玉鬘」
能や狂言そのものを観るのは10年以上ぶり。
「松浦佐用姫」「玉鬘」を見聞きするのは初めてだったのでした。
所作の美しさにうっとり。
小中学生や高校生も来場されていて
解説もわかりやすく親しみやすかったです。
狂言「棒しばり」、おもしろかったですね~。
総合的にとても充実した時間を過ごせて幸せでした。
この日だけで何度、「玉鬘」の名前が登場したことでしょう。
『源氏物語』に登場する姫君・玉鬘のファンである
私にとって至福の時でした。
ありがとうございました!! 会場内にはこんないけばなも展示されていました。
竹や椿、山吹がそれぞれに調和して綺麗でした。
山吹の花
玉鬘は『源氏物語』において
光源氏から山吹の花の細長を贈られたり
夕霧にはその美しさを八重山吹の花にたとえられたりしています。
2月上旬の大阪日帰り旅行でのこと。
大阪市阿倍野区にある近鉄文化サロン阿倍野にて
全6回の1日・短期講習会「伊勢神宮に仕えた 斎王の宮~斎宮~」が開催されています。
先日、全6回の講習会のうちのひとつ
第5回『皇后になった斎王~その栄光と悲劇~』と題された
伊勢斎王・井上内親王のお話を聴講してきました。
”聖武天皇の娘・井上内親王。奈良時代の斎宮に発展をもたらした斎王です。
斎王退任後に皇族に嫁し、皇后にまで登りつめますが、栄光の日々は長く続きませんでした。
天平の斎王の数奇な運命をたどります。”
聖武天皇の娘として生まれ、伊勢斎王となった井上内親王。
退任後、白壁王<天智天皇の孫>と結婚。
のちに白壁王は即位。(のちの光仁天皇)
井上内親王は皇后となり、息子の他戸親王は皇太子に
娘の酒人内親王は伊勢斎王となります。
けれども、のちに
皇后を廃され、他戸親王は皇太子を廃され幽閉。
同日にふたりは死去しています。
私はこの井上内親王という人物に中学時代から興味を抱いていました。
昨年、この講習会開催の情報を知り1回単位でも受講できることから
申込みをしていたのでした。
今まで本に書かれている文章からでしか
井上内親王に関する知識を得ることはありませんでしたが
今回、肉声で学ぶことができてとても嬉しかったです。
史跡「斎宮」跡の発掘情報にもワクワクして
楽しいひとときを過ごせました。
またゆったり三重県多気郡明和町にある
斎宮跡や斎宮歴史博物館を訪ねたいものです。 偶然にも聴講した日にこんな記事がネットにup!
※生誕1300年・井上内親王の悲話知って 五條市が観光マップ製作(産経新聞)- Yahoo!ニュース
⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170204-00000052-san-l29
”聖武天皇の第1皇女で、光仁天皇の皇后となったものの皇位継承争いに巻き込まれ、
光仁天皇との間にもうけた他戸(おさべ)親王とともに現在の五條市に幽閉され、
亡くなった井上内親王(717~775年)。
今年は井上内親王の生誕1300年にあたり、奈良県五條市は「古代の五條の歴史を
知ってもらうきっかけになる」と、内親王ゆかりの地としての情報発信の取り組みを進めている。”
井上内親王ゆかりの奈良県五條市も訪ねたいと思っています。
2月上旬の大阪日帰り旅行でのこと。
大阪市天王寺区にある
四天王寺をお詣りしました。
鳥居と門
回廊の柱や窓が美しいです
柱はエンタシス。
五重塔 四天王寺 宝物館を観賞。
「四天王寺新春名宝展」の期間中だったため、入館してゆったり鑑賞しました。
聖徳太子がメインの展示だったのですが、国宝「懸守(かけまもり)」のかわいらしさにうっとり。
想像していたよりも小さいのですね。 宝物館の授与品
国宝「懸守」にちなんで再現された「懸守」<大>を買いました。
※<小>もありました。
「懸守」は片側ずつ色が異なる布で作られているため
ふたつの色を楽しめます。
「扇面法華経冊子(扇面古写経)」のクリアファイルも購入。
特別公開期間が終わっていたので、今回は
国宝「扇面法華経冊子(扇面古写経)」の実物を見られず残念。 休憩所でひとやすみ。
名物「釣鐘まんじゅう」2個入りを食べつつ、
缶コーヒーを飲んでひとやすみ。
お知らせです。
私の友達がホームページを開設されました。
ぜひ、ご覧くださいませ。
※『平安装束体験処 姫屋』
⇒ http://hi-me-ya.wixsite.com/hime-ya
現在、神奈川県横浜市で営業中!
姫屋さんを心より応援しています。
年の初めのご挨拶。
あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします
みなさまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
Webサイト『花橘亭~源氏物語を楽しむ~』、
そして当ブログ「晴れのち平安」を
ご覧くださりありがとうございます。
のんびり更新していきます。
あたたかく見守っていただけましたら幸いです。