雷とからっ風 義理人情!上州かあちゃんの毎日

赤城おろしの冷たいからっ風にも、日本一暑い夏の日にもめげず
頑張る上州かあちゃんの日記です

中山道、和田峠越え

2022-06-07 22:05:30 | 中山道
男女倉口(おめくらくち)
和田峠の江戸側の登り口
 
標高は1100m
和田古峠の頂上が1600m
 
標高差は500m
 
 
 
さあ、ここから500m和田古峠を目指して
登ります


三十三体観音
かつて峠の熊野権現社の前に並んでいた
石仏をここに安置したもの

 
江戸口は、緩やかな登り道
林間をゆっくり歩きます
 
沢を流れる川のせせらぎを聞きながら
こんな可愛らしいお花を見ながらです
 
 
しばらく、林間を歩くと国道に
でました
 
 
永代人馬施行所
 
江戸の豪商が中山道の旅人の難儀を
助けようと幕府に寄付
 
旅人に粥
人馬に煮麦を施したところ
 
冷たい湧き水もあり
タオルを冷やしました
湧き水のご接待をいただきました
疲れて、熱った体には気持ち良かったです
 

 
国道とは別れて
再び峠道を歩きます
 
石畳の道などもあり
急な坂道などもあったり
クマ出没の看板などもあったり



で・・・
 
東餅屋一里塚
 
江戸から52番目
左側の塚だけ現存していました
 

東餅屋
 
力餅を食べさせる茶屋が5軒
幕府の援助を得て設置されていたところ
 
幕末には大名の休息のため
茶屋本陣もおかれていたそうです
 
峠越えには、力餅食べて
力をつけなくちゃね
 
今はなんもなかったので
持参の水分補給だけです
 
 
和田古峠
 
和田村と下諏訪町の境にある峠
標高1600m
中山道最高地点にて最大の難所とも言われる
 
美ヶ原から車山高原に続くビーナスラインと交差する
場所でもある
 

 
中山道最高地点で
やれやれの休憩です
 


 
権現山は雲をかぶり
全景を見ることはできませんでした

 
さて、
京口に向かって
峠を下ります

 
峠の頂上から下り始めるとすぐに
急な下り坂・・・
道幅も狭く滑りやすいです
慎重に・・・
慎重に・・・



途中
水飲み場などもありました
京口から登ってくるのは
かなりきついと思いました

 
石小屋跡
風雪時に人馬の待避所や荷置き場に
使っていたところ
今は石垣の一部が残っています

 
添乗員さんに背負われているのは
ツアー参加の方です
もう足が上がらない・・・
自力で峠を下ることできなかったのです
 


この方、ゆるい江戸口を登り始めて
三分の一も歩かないうちから
列から離れてしまいました
 
列から離れそうな方やご年配の方は
講師の先生のすぐ後ろを歩いていただきます
 
列から大きく離れて行かないからです
 
ところが、この方、ダメなんですわ
先生について行けないのよ
 
ってか、
ちょっとの板のかかった橋とか
岩場とかは
止まってしまうのよ
渡れないの・・・
 
5人グループでの参加だったのですが
お仲間の一人が
手を引いてあげないと
脚が前に出ないのよ・・・
 
先生との距離はどんどん開いちゃうし・・・
この方の後ろを歩く私達は
超~~
のんびりペースです
 
自分のペースより早い歩きも疲れますが
異常に遅いペースについて行く歩きも
変な所に力を入れなくてはならず
疲れます
 
なんとか、和田峠、頂上までは行けましたが
急な下り坂の続く
京口に向かうのは
ほんと、1歩・・・1歩・・・よぉ~~
 
ここに次の足乗せて
次の足はここに乗せてぇ~~
って、感じ・・・
 
リュクサックは講師の先生が
ご自分リュックと
この方のリュックと2個
背負ってる・・・
正直、講師の先生も今回は
高齢の方で
自分の事で精一杯だったと思う
 
私ね
あんまり、いい人じゃないのよ
イライラしてきちゃって・・・
 
この峠越えって
弱い人を助け合いながら
皆で一緒に苦しみを乗り越えましょうっていう
小学生の学習的な意味のある峠越では
ないじゃない・・・
皆さん、街道を完歩したいっていう
意思や目標を持って歩いているわけで・・・
 
イライラしてたのは
私だけじゃなかったみたいで
皆さん、いろいろなこと言い出しちゃって
 
この方、残して私達は先に進み
この方は
バスに迎えに来てもらいましょう・・・とか
 
添乗員さん
「こんな山の中に一人で残してゆくなんてできません」
って、声を荒げてる
 
さすがに、それはできないとして・・・
他に方法は・・・
 
添乗員さんとこの方のお二人で
ゆっくりと・・・って事
ダメなの・・・
 
結局、添乗員さんが背負うことに
これも大変よ
 
見ているだけで疲れちゃう
 
何度も休憩を取りながら
 
西餅屋後まで降りてきました
 
 
 
この日の行程終了地点は、
まだまだ先
50分くらい歩かなくてはならないらしい
 
もはや、この日の行程は
先にすすめません
この地点で
時間も1時間くらい遅れています
 
先で待つバスに連絡をとらなくては
ならないのに
添乗員さんの携帯がバスのドライバーさんに
圏外でつながらないって
 
知床遊覧船状態です
添乗員さん
あっちこっち場所を移動しつつ
電波のつながるところを捜し
 
やっと東京の旅行会社につながり
会社からドライバーさんに連絡をとってもらいました
 
東海道も
半分以上歩いた中山道も
予定の行程を歩き終わらなかったのは
この日が初めてでした
 
なんかさぁ~~
今までこんなことなかったから
考えたこともなかったけど
携帯がつながらないって
 
もし、転んだりとかして
骨折とか捻挫とかしたら
どうするん・・・
添乗員さんに背負ってもらうん???
 
添乗員さんだっていつも男性じゃないし
これは1度
旅行会社に確認しなくちゃかなぁ~~
 
列から遅れてしまった方が
いたら、早めに離団を勧めて
ほしかったですね
 
今回だって、何度も国道に接することが
あったのだから
そこにバスで迎えに来てもらうとか
タクシーを呼ぶとかの
チャンスはあったんです
 
まあ終わってからの感想ですが・・・
 
和田峠越
楽しみだったけど
 
イライラしちゃうし
自分のいじわる心ってか
優しくない心を知ってしまうし
楽しくない峠越となりました
 
中山道・・・
塩尻峠に鳥居峠まだまだ峠越があります
 
楽しみに進んで行かなくちゃ
 



 
 
コメント (8)
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