※(前編の続きです)
女性のまちづくり団体会員
「どちらの案でも、どこにでもある駅前の風景ですねえ。わたしは関東から松阪に嫁いできましたが、中町、本町、魚町を歩くのが好きになりました。歩ける街の延長にある駅であってほしい。高いマンションは必要でないと思います」
商店街関係者
「商店街の立場から言うと、どれだけ早くやってもらうか。一刻も早くとりまとめてもらうことが切実な願い」
殿町まちづくり協議会
殿町から、マンションのあり方をふまえ、「身の丈」に合った再開発を提案したい。
【パワーポイントでイメージ図】
マンションの建設をやめる。ホテルは瓦屋根の高級感ある建物にする。食品スーパーを開設する。総合センターは現プランの位置だがデザインは異なる。
キーとなる考え方は、「松阪らしさ」「にぎわい」「歴史・文化・観光の表玄関としての景観」「三交百貨店閉店の影響を少しでもカバーするよう食品スーパーの誘致」「中心市街地活性化につながる再開発」
☆マンションを建設しないことで事業費を大幅に削減した事業収支案をパワーポイントで提案
民主導ではなく、官主導とする。
世古・サブコーディネーター
市民に選択の余地を残して、もっと自由な発想で議論できるようにしたらいいと思う。
横島・コーディネーター
住宅(マンション)を入れると、ディベロッパーの発想となり、30戸、40戸ではダメ、100戸、200戸という量を求めてくる(スケールが大きくなる)。殿町の案は、マンションを入れない考え方なので、全然違う考え方だ。
まちづくり団体代表
第1案か第3案という選択だと思っていたが、これもありということなら、こっち(殿町案)がいい。
準備組合
施行主体を組合から市に変えるといのはいい。しかし、(殿町案には)地権者はついて行けない。すべて市が責任を持ち、ホテルの建設費を含め、市が丸抱えでいいというのならこれでいい。
横島・コーディネーター
私見を言うのを我慢してきたが、言いたい。
殿町の案は、組合施行でもできる。
第1案、第3案で、第3案に○がたくさんついていたが、独断的な○の入れ方だ。
1案、3案のどこにも「松阪らしさ」はない。
そんなプランを50年、60年先まで残してしまう。
市民は、たんなる案の修復を求めていない。
まず、マンションありきという発想は、ディベロッパーが望んでいるものであって、市民アンケートにはそんな回答はまったく出ていない。
1案であろうと3案であろうと、準備組合が勝手につくった計画では市民が納得できない。
女性のまちづくり団体会員
「どちらの案でも、どこにでもある駅前の風景ですねえ。わたしは関東から松阪に嫁いできましたが、中町、本町、魚町を歩くのが好きになりました。歩ける街の延長にある駅であってほしい。高いマンションは必要でないと思います」
商店街関係者
「商店街の立場から言うと、どれだけ早くやってもらうか。一刻も早くとりまとめてもらうことが切実な願い」
殿町まちづくり協議会
殿町から、マンションのあり方をふまえ、「身の丈」に合った再開発を提案したい。
【パワーポイントでイメージ図】
マンションの建設をやめる。ホテルは瓦屋根の高級感ある建物にする。食品スーパーを開設する。総合センターは現プランの位置だがデザインは異なる。
キーとなる考え方は、「松阪らしさ」「にぎわい」「歴史・文化・観光の表玄関としての景観」「三交百貨店閉店の影響を少しでもカバーするよう食品スーパーの誘致」「中心市街地活性化につながる再開発」
☆マンションを建設しないことで事業費を大幅に削減した事業収支案をパワーポイントで提案
民主導ではなく、官主導とする。
世古・サブコーディネーター
市民に選択の余地を残して、もっと自由な発想で議論できるようにしたらいいと思う。
横島・コーディネーター
住宅(マンション)を入れると、ディベロッパーの発想となり、30戸、40戸ではダメ、100戸、200戸という量を求めてくる(スケールが大きくなる)。殿町の案は、マンションを入れない考え方なので、全然違う考え方だ。
まちづくり団体代表
第1案か第3案という選択だと思っていたが、これもありということなら、こっち(殿町案)がいい。
準備組合
施行主体を組合から市に変えるといのはいい。しかし、(殿町案には)地権者はついて行けない。すべて市が責任を持ち、ホテルの建設費を含め、市が丸抱えでいいというのならこれでいい。
横島・コーディネーター
私見を言うのを我慢してきたが、言いたい。
殿町の案は、組合施行でもできる。
第1案、第3案で、第3案に○がたくさんついていたが、独断的な○の入れ方だ。
1案、3案のどこにも「松阪らしさ」はない。
そんなプランを50年、60年先まで残してしまう。
市民は、たんなる案の修復を求めていない。
まず、マンションありきという発想は、ディベロッパーが望んでいるものであって、市民アンケートにはそんな回答はまったく出ていない。
1案であろうと3案であろうと、準備組合が勝手につくった計画では市民が納得できない。
松阪駅西再開発事業についての2回目の市民意見交換会(松阪市主催)が25日午後6時から松阪市本町の市産業振興センターで開催されました。
この日の意見交換会は、前回8月11日の第1回を受けて開催。自治会や商店街、商工会議所、青年会議所、まちづくり団体などの市民団体、有識者からなる構成で、今回は16人が参加。コーディネーターは横島毅氏。市長は参加しませんでした。傍聴者は50~60人。
初めに、松阪市の考え方ということで、杉山貴雄・市都市計画課長が説明しましたが、うやむやしていて、何を話しているのか、さっぱり理解できませんでしたので、メモする手を止めてしまいました。
次に、準備組合を代表して、津市と大阪のコンサルティング会社から、
前回提示した4案のうち、今回は2つの案(第1案と第3案)を検討材料に持ってきたこと、
いずれの案にも共通の前提条件として、次のような説明がありました。
【2つの案】
第1案 保健福祉医療総合センターとマンションの位置を入れ替える案
現プランでは駅に一番近いところにマンションがあり、遠く(現在のグリーンホテルあたり)に総合センターがあるのを逆にする。ただし、この位置だとマンションの低層階が立体駐車場やホテルの壁面に面するので、マンションの1~4階を駐車場にし、住宅部分は5階~24階に。マンションは現在のプランよりも高く78.5メートルになる。
第3案 駅寄りからマンション、ホテル、総合センターの配置は変えず、マンションの高さを10メートルほど下げる案
約78メートルのマンションを67.8メートルにし、現プランの24階建てを21階建てにする。1~2階に公共的要素をもたせるため、観光情報センター的機能などをもってくる。
【共通条件】
1,民と公は別敷地
2,公共広場を現在の公衆トイレではなくスペース確保。駐車場、駐輪場は確保
3,総合センター、ホテルの駐車場の規模は変えず
4,三交百貨店を含む地区を「商業集積ゾーン」にする。
示された第1案と第3案のうち、準備組合は独自の採点表によるところ、第3案の方に○が多く、第3案を推したいようでした(おそらく、松阪市も同じ考え)
コーディネーターの方で、緊張をほぐしたいからと、市民代表席の16人に挙手を求めたところ、第1案に9人、第3案に3人、どちらでもない4人(どちらも良くない)ということで、準備組合と松阪市おすすめの第3案はいささか人気がないようでした。
どちらにも手を挙げなかったという大学教授に対するコーディネーターの突っ込み
教授 1案、3案、正直言って判断できない。コンセプト、コンテンツが示されていないから。
コーディネーター (第3案のように)マンションの高さを下げても、観光情報センターを入れてもダメですか。
教授 1案なら、コンテンツを充実させてほしい。
都市マスタープラン策定委員会代表
松阪市をどっちに持って行くのかという観点からランドマークとして必要。しかし、つくりかたには問題あり。土地利用としてはあのまま放っておくよりは良いし、それなりに考えてある。まちづくりの観点から起爆剤になり得る。
女性のまちづくり団体
どちらかといえば第1案がいい。マンションではなく、総合センターを駅前に持ってくれば、景観づくりに自由な発想が可能。どうしても採算重視でマンションを駅の方にもってくるのなら、周囲に松阪らしさを演出してほしい。駅をおりたとき、松阪らしさがわかるよう、周囲の雰囲気を何とかしてほしい。
コーディネーター 1案か3案を選択するのではなく、何を入れるかをということ。ランドマークをとるなら、マンションではなく斬新な発想もありえる。
青年会議所理事長
どちらかと言うより、どちらでも応援したい。
コーディネーター 建てる人は建てたら終わり。市民はあとを見ていかなければならない。後の方が大事。
商工会議所専務理事
第1案がいい。議会で議決した事業で、国の補助金も付いている。何とか前へ向けたい。
商店街関係
第1案でも第3案でもいい。何とか早急に実現可能な案を進めてほしい。三交百貨店の方で松阪らしさを出していくのも一つの方法。
自治会関係
駅前大事だが、街全体を同時進行で何とかしなければいけない。
全体の意見を受けて、サブコーディネーターの中間まとめ的な発言
前回議論になったのは、レイアウト、高さ、事業性の3点。もっと、市民が望む形の案づくりはできるのか、できないのか。
これまでに、市民アンケートをとった。まちづくりフォーラムがあった。第1回市民意見交換会があった。この3つのプロセスを持ち寄って議論をすべき。
市民アンケートでは、現プランでいいというのは4%。では、第1案、第3案にしたら80%になるというのか。
三交百貨店跡のことを期待しすぎた議論をしてはいけない。三交は民間で、何をするのも自由なんだとぐらいに思って議論することも必要。
もっと、マンションの高さについての議論、事業性についての議論もある。採算性というが、建設コストを下げたららどうなるの? とか、議論すべきことがある。
コーディネーター 2案にこだわらず、「松阪らしさ」を含めた議論を。
(つづく)
この日の意見交換会は、前回8月11日の第1回を受けて開催。自治会や商店街、商工会議所、青年会議所、まちづくり団体などの市民団体、有識者からなる構成で、今回は16人が参加。コーディネーターは横島毅氏。市長は参加しませんでした。傍聴者は50~60人。
初めに、松阪市の考え方ということで、杉山貴雄・市都市計画課長が説明しましたが、うやむやしていて、何を話しているのか、さっぱり理解できませんでしたので、メモする手を止めてしまいました。
次に、準備組合を代表して、津市と大阪のコンサルティング会社から、
前回提示した4案のうち、今回は2つの案(第1案と第3案)を検討材料に持ってきたこと、
いずれの案にも共通の前提条件として、次のような説明がありました。
【2つの案】
第1案 保健福祉医療総合センターとマンションの位置を入れ替える案
現プランでは駅に一番近いところにマンションがあり、遠く(現在のグリーンホテルあたり)に総合センターがあるのを逆にする。ただし、この位置だとマンションの低層階が立体駐車場やホテルの壁面に面するので、マンションの1~4階を駐車場にし、住宅部分は5階~24階に。マンションは現在のプランよりも高く78.5メートルになる。
第3案 駅寄りからマンション、ホテル、総合センターの配置は変えず、マンションの高さを10メートルほど下げる案
約78メートルのマンションを67.8メートルにし、現プランの24階建てを21階建てにする。1~2階に公共的要素をもたせるため、観光情報センター的機能などをもってくる。
【共通条件】
1,民と公は別敷地
2,公共広場を現在の公衆トイレではなくスペース確保。駐車場、駐輪場は確保
3,総合センター、ホテルの駐車場の規模は変えず
4,三交百貨店を含む地区を「商業集積ゾーン」にする。
示された第1案と第3案のうち、準備組合は独自の採点表によるところ、第3案の方に○が多く、第3案を推したいようでした(おそらく、松阪市も同じ考え)
コーディネーターの方で、緊張をほぐしたいからと、市民代表席の16人に挙手を求めたところ、第1案に9人、第3案に3人、どちらでもない4人(どちらも良くない)ということで、準備組合と松阪市おすすめの第3案はいささか人気がないようでした。
どちらにも手を挙げなかったという大学教授に対するコーディネーターの突っ込み
教授 1案、3案、正直言って判断できない。コンセプト、コンテンツが示されていないから。
コーディネーター (第3案のように)マンションの高さを下げても、観光情報センターを入れてもダメですか。
教授 1案なら、コンテンツを充実させてほしい。
都市マスタープラン策定委員会代表
松阪市をどっちに持って行くのかという観点からランドマークとして必要。しかし、つくりかたには問題あり。土地利用としてはあのまま放っておくよりは良いし、それなりに考えてある。まちづくりの観点から起爆剤になり得る。
女性のまちづくり団体
どちらかといえば第1案がいい。マンションではなく、総合センターを駅前に持ってくれば、景観づくりに自由な発想が可能。どうしても採算重視でマンションを駅の方にもってくるのなら、周囲に松阪らしさを演出してほしい。駅をおりたとき、松阪らしさがわかるよう、周囲の雰囲気を何とかしてほしい。
コーディネーター 1案か3案を選択するのではなく、何を入れるかをということ。ランドマークをとるなら、マンションではなく斬新な発想もありえる。
青年会議所理事長
どちらかと言うより、どちらでも応援したい。
コーディネーター 建てる人は建てたら終わり。市民はあとを見ていかなければならない。後の方が大事。
商工会議所専務理事
第1案がいい。議会で議決した事業で、国の補助金も付いている。何とか前へ向けたい。
商店街関係
第1案でも第3案でもいい。何とか早急に実現可能な案を進めてほしい。三交百貨店の方で松阪らしさを出していくのも一つの方法。
自治会関係
駅前大事だが、街全体を同時進行で何とかしなければいけない。
全体の意見を受けて、サブコーディネーターの中間まとめ的な発言
前回議論になったのは、レイアウト、高さ、事業性の3点。もっと、市民が望む形の案づくりはできるのか、できないのか。
これまでに、市民アンケートをとった。まちづくりフォーラムがあった。第1回市民意見交換会があった。この3つのプロセスを持ち寄って議論をすべき。
市民アンケートでは、現プランでいいというのは4%。では、第1案、第3案にしたら80%になるというのか。
三交百貨店跡のことを期待しすぎた議論をしてはいけない。三交は民間で、何をするのも自由なんだとぐらいに思って議論することも必要。
もっと、マンションの高さについての議論、事業性についての議論もある。採算性というが、建設コストを下げたららどうなるの? とか、議論すべきことがある。
コーディネーター 2案にこだわらず、「松阪らしさ」を含めた議論を。
(つづく)