海住恒幸の松阪市議会通信 

議員活動を通して、自治体議会や自治体のあり方を考えるブログ

世界遺産・熊野古道を行く

2005年04月04日 00時13分16秒 | Weblog
熊野古道を今年も歩いた。
昨年は和歌山県のJR紀伊田辺駅で下車、中辺路ルートの起点から本宮、湯之峯、熊野奥駆道などを5日間で100キロを超す距離を歩いたが、今回は3日間で20キロぐらいの峠道をたどった。
世界遺産登録直前の昨年と比べ、古道を歩く人は大幅に減っているようだった。
ところで、松阪の議会で、中部新国際空港への松阪からの海上アクセスはなぜ必要なのかを聞くと、熊野古道を歩く人たちの需要も見込まれるなどとの答弁が返ってきたりする。
海外(国内からも)から飛行機に乗って中部空港に降りて、空港から松阪港に船で着き、熊野古道へ向かう人の数なんて試算のしようがない話。
にもかかわらず、市長は「海住議員は、船に乗って空港に行く人の数ばかり問題にするが、むしろ、来る人が大事だ」なんて答弁し、担当者レベルでは本気で熊野古道のことをカウントに入れたりする。
昨年、熊野古道へは3月末~4月はじめの5日間、ゴールデンウィーク中の3日間、出掛けた。当時は世界遺産登録(7月)前でもっともにぎわった時期でいわば最高潮だが、フツウの観光地のにぎわいをイメージしてもらっては困る。しかも当時と比べ、現状では減っている。
空港からうんぬんというのは現実離れしている。
一度、熊野古道をしっかり歩いてから答弁してほしいものだ。