2017年3月6日(月)
5日、日曜日は啓蟄(けいちつ)でした。
土に潜っていた虫などもはい出してくる時期のようですが・・、まさにその時だったのかもしれません。
だって、第50代桓武天皇の遺体は1200年もの長きに亘って土に潜っていた訳で、昨日、いよいよはい出されたのかもしれません。
・・・
「こんな時期に人の足音がするぞ」と微生物君。
「勘違いじゃないの~~」
「いや、間違いない3人だ」
「あっ、ホントだぁ~、踏みつぶされる~」
「トンビさんも上空をぐるぐる回って教えてくれていたんだから・・」
・・・
「アレレ、何やら石を拾い集めて、祭壇とやらを作っているよ、お父しゃん」
「アレレ、積み上げたやつを壊して、また積み上げてるよ、お母しゃん」
「ホントだねぇ」
「ホントだぁ・・」
「何やら手に持ってるやつを覗いて、向こうの山に向かて拝むようにだってしゃ・・、ねぇお母しゃん何のこちょ?」
「分からにゃいねぇ・・、けったいな人間たちだわにぇ~」
「お母しゃんお母しゃん、イワナガヒメ賛歌ってちってるぅ・・?」
「知るワケないでちょう」
「お父しゃんお父しゃん、ワケと言っちゃら、この山のちたの方に、和気清麻呂ちゃんのお墓があっちやよね」
「そうだっちやねぇ、遠い遠い昔にお爺しゃんに話を聞いちゃな~、お爺しゃんの話ににょれば、それはそれは立派なシトじゃったしょうにゃ」
「お父しゃんお母しゃん、どうちて、そんな立派なチトのお墓がこんな山のにゃかにあるにょ?」
「何でだろにゃ、母しゃんや」
「私に聞かれましゅても分かりまっしぇん・・、人間しゃまたちがなされることは、私達微生物には、理解できないことばっかりでしゅ・・。お爺しゃんに聞けば分かるかも・・。お爺しゃんお爺しゃ~~~ん!」
・・・
「何かワシを呼びましゅたかな~、婆しゃんや~」
「はぁ~・・、ワタシゃ呼んでましぇんよ爺しゃんや」
「そうかそうかぁ婆しゃんや、若いもんたちが言ってましゅかいのぉ、どうれどうれぇ」
・・・
「わしゅらの事も人間しゃまは理解できんぢゃろうが、人間しゃま達も理解できんことをしますにょお・・」
「爺しゃん、向こうのにゃまにみゅかって、うちゃいだしゅたよ」
「おお~~、大きな声で・・、おお~~い婆しゃんやこっち来てみ~~、早よ早よ」
「そっち行かなくても、十分どころか、身体じぇんたいに響いていましゅがにゃ~~、爺しゃんや」
「爺しゃん、婆しゃん、早よ早よ・・、(ヤッホー)ってちってる? 歌うって・・」
「昔の昔~しゃ聞いた記憶があるがいにょぉ・・、今どき珍しゅぅ・・、なぁ婆しゃんや」
「そうでしゅな~爺しゃんや」
・・・
「お姉しゃん、身体ふるえちゃう、転びしょぉ」
「ああ~~、大地震みたいだにゃ~~ ああ 揺れりゅ~~ ああ あああ」
・・・
「このちたに、桓武天皇ちゃまが埋められたって話ちてるにゃ~、ああ ああ ああ ああ」
「父しゃん父しゃん、何か撒きだちぃたぁ、 大粒の雨 ああ 雨 雨 」
「母しゃん母しゃん んん~・・・ ・・・」
「お父しゃん どうちたの・・ どうちた・・ の ・・ ああ、 ああ 爺しゃんや 爺しゃん・・・・じい・・」
「どうちたぁ~~ どうち・・ たぁ ・・ 婆しゃ・・・・んん~~~」
「・・・ ・・・ ・・・ 爺しゃんや~~ ああ ああ あああ いい気分んん でしゅ・・」
「ああ~~ ああ 大きな大きな 靴が こちらに ああ こちらにぃ ・・ ああ ああ」
・・
この夜・・、それはそれは、1200年もの長きに亘って桓武天皇をお守りしてきた方々の宴が盛大に行われたことでしょう。
メデタシ メデタシ
いささか狂い始めた・・と、武部さんの弁。
狂い始めたかも・・ のカモ。 撒いたお酒は、 賀茂鶴でした。
武部さん、御勤めありがとうございました。 「感謝いたします」と神々さまからの伝言でした。
そうそう、桓武天皇は、 「シニワシナイ 428.4」と言って居られましたぁ!
またまたバルタン星人出現! と武部さん。