テラファイトが世に誕生していなかったときは、元付けタイプの重たいネオガイアをいつも持ち歩き、水でもビールでも飲むときはいつもそのNeogaiaを通して飲み、簡易に持ち運べるピンクのテラファイトができてからは、いつでもどこへでもピンクのテラファイトを持ち歩き、「この世で一番私がこの凄さを理解しているでしょう」と言ってたお友達が・・、意識も途絶えかかった状態で緊急入院したのが9月24日で、お母さんからの知らせでで病院へかけつけた私でした。その時、私一人でしたが、看護師さんも先生も、「どういうご関係ですか」と言われたほどに、完全に全ての臓器が停止状態で手の施しようがない状態で見守るしかないという状態でした。
ご両親から聞くところによると1ヶ月前からご両親の忠告も聞き入れず、食することを進んで自ずから一切止めていたといいます。いろんなことがありすぎたのでしょう・・、解決できない深い悩みが・・。
9月24日最初に駆け付けた時には、口が開いたままでカラカラの状態でしたので、いつも持ち歩いている私のアトマイザーを口の中に噴霧してあげたら、パッチリと目を開くと同時に声にもならない歓喜の叫びとともに、嬉しそうな表情をみせてくれました。
今日、10月14日(日) 病室へ行くと、ご両親も居られて、少しは話せる状態ではありましたが、予断を許さない状態がつづいているとのことでした。
そういう状態で、私といろいろ会話したいようで、ご両親に部屋をあけてもらって静かにお友達の話すことを聞いていましたが、時々、昔話を思い出しては共に笑いも出たりしましたが、思い出をかみしめるように眼を閉じ、うっすらと涙をにじませていました。だんだん話すのもつらいようなので、帰ろうとすると、 声を絞り出すようにして・・、「了解を得て、全てにテラファイトを通しています」とピンクの物体を指さすので、よお~~くそれを見ると、本人のたっての希望で、看護師さん達に申し送りしていただくために、メモ用紙が貼ってあるテラファイトが吊り下げられていました。そしてその中には点滴のチューブが通っていて、「全てに通してもらっています。全てに・・」と、そして別れ際差し出した私の手をありったけの力をふりしぼって握り締めて離そうとはしないお友達でした。
開発した私としては、ただただ涙がこみ上げてくるばかりでした。
3週間の奇跡がこれからもずっと続きますようにと、ただただ願う私でした。
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(テラファイト開発の秘話 )