「柳川」 チャン リュル監督 中国 ✗✗
余命いくばくもない事を知った北京に住む中年男が青春時代に憧れていた女性を訪ねる物語で、福岡県の柳川を舞台に描きました。
ドン(チャン ルーイー)は末期がんを宣告されたことをきっかけに20年前に突然消えたアーチュアン(ニーニー)を訪ねる旅に出ようと兄チュン(シン バイチン)を誘います。20年ぶりに兄弟は福岡県の柳川へでかけます。そこで小さなバーで歌うアーチュアンと再会するのでした。
柳川観光もしっかりしながらも消えていった時の流れをそれぞれの思いで確認していきます。なぜ柳川かというと「柳川」の北京語読みが「リウチュアン」で「アーチュアン」と重なることがきっかけです。
ちなみに柳川はオノヨーコさんの実家がかつてあったということで、その縁でジョンとヨーコのバラードが効果的に使われていました。
なお、池松壮亮と中野良子(歌がうまい!)が出演しています。
タバコは、末期がんのドンが喫煙者で、余命宣告されても喫煙しています。兄のチュンも喫煙者で、民宿のオーナー役の池松にタバコを勧める場面がありました。中国ではまだタバコがコミュニケーションツールになっているのでしょうか。
アーチュアンも歌が仕事なのに喫煙していました。日本側の出演者は喫煙せず。健康情報は日本の方が確実に拡がっているようです。